山口芳生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【※本稿はPodcast番組「地方経営者読白」の内容をもとに、AIによって生成した感想文です】
家族5人で佐久平イオンの2階にある店舗によく行くのですが、私にとってサイゼリヤはもはや社会インフラ。その強さの原点を知りたくて本書を開きました。
驚いたのは、イタリア料理に本当に合うレタスを育てるために、福島に広大な山を買い、6000万円もするストーンクラッシャーという重機を投入して自ら開墾を始めたというエピソード。安く仕入れるためではなく、「狙った味」を実現するための凄まじい執着心に圧倒されます。また、他社の価格など一切気にせず、客が絶対に買いたくなる価格を直感で決め、理系の生産性で利益をひねり出すビジネスモデルも経営者として痺れました。
最初の店が火事になった際、母親から「店がなくなるなんて最高じゃない」と言われて育った創業者の、ピンチを丸ごと楽しむマインドは圧巻の一言です。
この刺激的な読書体験の続きは、ぜひPodcast番組「地方経営者読白」に聴きに来てください!番組URLはプロフィールに掲載しています。 -
Posted by ブクログ
この本を読んだらサイゼリアに行きたくなります。
単に安いというイメージしかなかったのですが
実は価格に対する考え方は
「普通の人たちが日常的に食事ができる価格は?」
「前菜からデザートまでのフルコースで食べても負担に
ならない単品価格は?」
という問いかけから出来ているようです。
また、豊かな食事をしてもらう為に、ワインを飲みながら
前菜からデザートまで、お客が好きなもの選んで食べると
おいしいと思うように設計されているようです。
私は今までサイゼリアは大盛りが無いので、パスタを
ダブルで頼んでいましたが、これからはコンビネーションで
食べようと思いました。
正垣会長がサイゼリアの立ち上げ期に火事でお店を全焼した
そうです。当時はそんなに儲かってもいなかったので
これを機会にやめるつもりでいたそうですが、
その時の会長のお母様のコメントが粋です。
「せっかく火事が起こったのにやめるなんてもったいない。
いいかい、苦労や問題というのは自分を成長させてために
起きているんだから、正面から受け止めなさい。火事で
店が無くなるなんて最高じゃないの」
正垣会長はのちにメラミン検出問題やデリバティブで170億の
損失を出した時も「起こっている事は事実なんだから、
ありのままに受け止めなければならない」と言って
チャンスととらえてどうするかを考えたそうです。
私もサイゼリアファンになりそうです。 -
Posted by ブクログ
楠木建教授が戦略本30冊として取り上げていた1冊。残念ながら、「戦略読書日記」では取り上げられていなかったので、楠木教授の解説を読むことはできないのだが、どんな解説をしていただろうと想像しながら読んでみた。
「ストーリーとしての競争戦略」で、競争優位の方法としてSP(Strategic Positioning)とOC(Organizational Capability)という2つの方法があることを解説していたが、徹底して拘ったOCがサイゼリアの競争力の源泉であると思った。開業当時イタリアンはまだ普及していなかったので、目の付け所はもちろん特筆すべきところではあるが、後続するコンペティターが全く太刀打ちできないような低価格(それも、もちろんただ安かろう悪かろうというのではなく、品質を担保しながら低価格を実現している)は長年にわたるOC改善の賜物である。
「ビジネスの目的をお客様に喜んでもらえること」と徹底していることも素晴らしい。サイゼリアは大好きだが、さらに好きになった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレサイゼリヤの創業者の半生を織り交ぜつつ同社の経営方針などを解説。
創業者の考えは素晴らしいし、客の立場から見ると結果として実践できていると思う。但し実際の従業員の待遇などはわからないのでその点はコメント出来ない。
経営方針としては外食産業を他の製造業と同じように捉えているところが面白い。そうやって見るとサイゼリヤの店舗は自動車の販売店のようだ。
自社工場と自社販売店を持つ自動車会社は製造工場と販売店の間に問屋がない。そのような形態にすれば第三者に利益を取られずコストダウン並びに従業員の待遇を改善できる。
ただ外食産業を「製造直販業」と言ってしまうと味気なさも感じてしまうが。
サイゼリヤのメニューに対して「美味くない」ないしは「不味い」という意見を見ることもある。味覚はどうしようもない。確かに多くの人は自分なりに「サイゼリヤより美味い店」を知っているだろう。
しかし、価格と店舗数と営業時間を考えたとき、それらの店はサイゼリヤ以上か?そういったことを考えたらサイゼリヤのコストパフォーマンスは十分高い。そう考えていた僕には納得できる内容の一冊だった。 -
Posted by ブクログ
サイゼリヤの創業から今に至るまでについて記載された作品。主に創業者の正垣さんにスポットが当てられる。サイゼリヤの安さの秘訣は会社が儲かるためでなく、「食で人々に喜んでもらいたい」という一心であるというのが本書を通じてヒシヒシと感じられた。特にイタリア料理の流れ(アペタイト〜メインに流れ、その過程でワインを嗜む等)をお客様自身でコーディネートしてもらうために値段を安く設定しているというのには衝撃を受けた。また、売れない=価値をお客様が見出していないという考えから、平気で元値の7割引で提供してしまうという点もすごい。その低価格を実現するための研究開発、農作物の自作、キッチン周りを整備し人件費を下げることに対する投資は惜しまない。正垣さんは元東京理科大(中退)の出身のため数字に強い。経営においても数値化して考えることで多くの利点が生まれるという。例えば売れすぎる店があった場合、そばにもう一店舗作成することを考える。というのもそうすることで店舗の売上は減るが、お客様が待たずにすみ、また従業員が疲弊しないため高クオリティなサービスを提供できると考えるようだ。今後は海外・一度失敗したファストフードの舞台で勝負を仕掛けていく。今後のサイゼリヤの動向に注目である。
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Posted by ブクログ
ネタバレ今では誰もが知っているサイゼリヤ。
その創業者「正垣泰彦」氏の学生時代から現在までを著者「山口芳生」氏が正垣氏にインタビューして書かれた本だ。
サイゼリヤは当初千葉の本八幡という街から始まった。
その頃はイタリアンという食べ物が全く知られていなく、パスタ(スパゲティ)といえばナポリタンぐらいしかない時代だったらしい。
そんな時代にお店を流行らせたのは、やはり「価格」だった。
最初は3割引に、そして5割、最後には7割引きの価格で提供したという。
目の前に流行りの八百屋さんがあり、列が出来ている建物の2階という入りにくい立地にも関わらず、次第にサイゼリヤへお客さんが入ってくるようになったという。
やはり、立地が悪いからお客さんが少ないんだと諦めるのではなく、どうやったらお客さんが入るのかを考え、工夫することがうまくいくコツだなと感じた。
そして、現在も創業時の価格で料理を提供しているということにも驚いた。
他店が増税などで値上げしていく中、サイゼリヤだけは価格をほとんど変えなかったという。
利益重視でなく、お客さんが喜ぶことを一番に考えているからこそ出来たことだなと感心した。
その安さから、サイゼリヤの料理は「安物」のイメージがついてしまっている。
ただ、他のお店でこのレベルの料理を出すなら倍以上の価格になっているのではないだろうか。
また、食べ方も、単品だけ頼むのではなく、オードブルからドルチェまで、コースを自分なりに選んで食べるということを推奨している。
そうすることで料理同士が引き立て合うらしいので、今度サイゼリヤに行く際は色々なメニューを食べてみようと思った。 -
Posted by ブクログ
■高校生の時、ミラノ風ドリア+フォッカッチャ+ドリンクバーで3時間ぐらい居座った記憶が強いサイゼリア。こんなにも食への想いが強い企業だったとは・・・。
■サイゼリアは確かに安くてうまいが、中高生のたまり場的な存在になっているイメージがあるのはサイゼリア発祥の千葉県市川市育ちの自分だけだろうか?ブランディングよりも、みんなにおいしいものを食べてもらうことを優先しているからOKなのだろうか。
■大人〜シニア向けに「コースメニュー」があるといいのでは?
<抜粋>
・相対性理論で価格を見る
→イタリアでは200円で食べられているものが日本に来ると2000円で売られている
・単品が安いのはメニューコーディネートを楽しんでもらいたいから
→事実、サイゼリアの料理はワインや前菜などを組み合わせて食べたときに一番おいしくなるように設計されている
★2000円前後のコースがあれば結構食いつくのでは?
・価格帯のクリティカルポイント(臨界点)は存在する
・イタリア料理は世界で1番味付けが少ない
・野菜や果物は体のためにも毎日食べるべきなのに日本のは甘すぎる。甘さが旨さだと思っているから。
・オーブン:バッチ式→コンベアー式
・科学的思考能力のある人間は「数値化」できる能力があるから採用する
・目の前で起こっていることをありのまま受け取る=物理学
・カミッサリー:ポーションコントロールとディストリビューション機能
※プラントは大量生産工場
・中国での出店も「独立資本」にこだわった
→理念を貫くため
・サイゼリア基本理念「人のため、正しく、仲良く」
→一時的な義援金拠出よりも永続性のある社会貢献を