山口芳生のレビュー一覧
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この本を読んだらサイゼリアに行きたくなります。
単に安いというイメージしかなかったのですが
実は価格に対する考え方は
「普通の人たちが日常的に食事ができる価格は?」
「前菜からデザートまでのフルコースで食べても負担に
ならない単品価格は?」
という問いかけから出来ているようです。
また、豊かな食事をしてもらう為に、ワインを飲みながら
前菜からデザートまで、お客が好きなもの選んで食べると
おいしいと思うように設計されているようです。
私は今までサイゼリアは大盛りが無いので、パスタを
ダブルで頼んでいましたが、これからはコンビネーションで
食べようと思いました。
正垣会長がサイゼリア -
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楠木建教授が戦略本30冊として取り上げていた1冊。残念ながら、「戦略読書日記」では取り上げられていなかったので、楠木教授の解説を読むことはできないのだが、どんな解説をしていただろうと想像しながら読んでみた。
「ストーリーとしての競争戦略」で、競争優位の方法としてSP(Strategic Positioning)とOC(Organizational Capability)という2つの方法があることを解説していたが、徹底して拘ったOCがサイゼリアの競争力の源泉であると思った。開業当時イタリアンはまだ普及していなかったので、目の付け所はもちろん特筆すべきところではあるが、後続するコンペティターが全く -
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ネタバレサイゼリヤの創業者の半生を織り交ぜつつ同社の経営方針などを解説。
創業者の考えは素晴らしいし、客の立場から見ると結果として実践できていると思う。但し実際の従業員の待遇などはわからないのでその点はコメント出来ない。
経営方針としては外食産業を他の製造業と同じように捉えているところが面白い。そうやって見るとサイゼリヤの店舗は自動車の販売店のようだ。
自社工場と自社販売店を持つ自動車会社は製造工場と販売店の間に問屋がない。そのような形態にすれば第三者に利益を取られずコストダウン並びに従業員の待遇を改善できる。
ただ外食産業を「製造直販業」と言ってしまうと味気なさも感じてしまうが。
サイゼリヤのメ -
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サイゼリヤの創業から今に至るまでについて記載された作品。主に創業者の正垣さんにスポットが当てられる。サイゼリヤの安さの秘訣は会社が儲かるためでなく、「食で人々に喜んでもらいたい」という一心であるというのが本書を通じてヒシヒシと感じられた。特にイタリア料理の流れ(アペタイト〜メインに流れ、その過程でワインを嗜む等)をお客様自身でコーディネートしてもらうために値段を安く設定しているというのには衝撃を受けた。また、売れない=価値をお客様が見出していないという考えから、平気で元値の7割引で提供してしまうという点もすごい。その低価格を実現するための研究開発、農作物の自作、キッチン周りを整備し人件費を下げ
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ネタバレ今では誰もが知っているサイゼリヤ。
その創業者「正垣泰彦」氏の学生時代から現在までを著者「山口芳生」氏が正垣氏にインタビューして書かれた本だ。
サイゼリヤは当初千葉の本八幡という街から始まった。
その頃はイタリアンという食べ物が全く知られていなく、パスタ(スパゲティ)といえばナポリタンぐらいしかない時代だったらしい。
そんな時代にお店を流行らせたのは、やはり「価格」だった。
最初は3割引に、そして5割、最後には7割引きの価格で提供したという。
目の前に流行りの八百屋さんがあり、列が出来ている建物の2階という入りにくい立地にも関わらず、次第にサイゼリヤへお客さんが入ってくるようになった -
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■高校生の時、ミラノ風ドリア+フォッカッチャ+ドリンクバーで3時間ぐらい居座った記憶が強いサイゼリア。こんなにも食への想いが強い企業だったとは・・・。
■サイゼリアは確かに安くてうまいが、中高生のたまり場的な存在になっているイメージがあるのはサイゼリア発祥の千葉県市川市育ちの自分だけだろうか?ブランディングよりも、みんなにおいしいものを食べてもらうことを優先しているからOKなのだろうか。
■大人〜シニア向けに「コースメニュー」があるといいのでは?
<抜粋>
・相対性理論で価格を見る
→イタリアでは200円で食べられているものが日本に来ると2000円で売られている
・単品が安いのはメニューコー