萎縮する外食業界で気を吐くサイゼリヤ。その強さの秘密、着々と展開する企業力を念入りな取材で解き明かす――。10店舗程度の規模で大手メーカーにPBを依頼、「いずれ200店を超すから一緒に大きくなろう」と大企業相手に平然としたもの。その通りになった。どころか、国内1000店構想も目前だ。大風呂敷を現実にするのがサイゼリヤの創業者・正垣泰彦氏。順風満帆かと言えば、そうではない。創業店が火事で丸焼け、そこからの出発だ。で、『3.11』同社の心臓部、福島・白河高原農場および工場も被害甚大。だが、すぐに仙台で塩害に強いトマトの栽培指導に動き出した。チェーン企業だからできる、これが正垣氏の考える支援策なのだ。20年近く取材し続けた気鋭の著者がサイゼリヤを徹底解剖!!
Posted by ブクログ 2023年02月26日
え、この本、なに、めちゃくちゃおもしろい。
サイゼリヤってこんなに合理的でロジカルな会社だったとは、、、、
今後のサイゼリヤの見方が大きく変わりました。
サイゼリヤ、めっちゃくちゃデータドリブン。
キーエンスとワークマンと同じで数字を使ってロジカルに生産性を上げる努力を継続。
インフレの昨今、値上...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月13日
この本を読んだらサイゼリアに行きたくなります。
単に安いというイメージしかなかったのですが
実は価格に対する考え方は
「普通の人たちが日常的に食事ができる価格は?」
「前菜からデザートまでのフルコースで食べても負担に
ならない単品価格は?」
という問いかけから出来ているようです。
また、豊...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月25日
人の心を動かし、ワクワクさせる。そんな「正垣マジック」があった。
そんなサイゼリヤを守ったのは、実は創業者 正垣泰彦の母。
一号店が火災で焼けてしまった時「最高じゃない」・・・
実は、そんな母に支えられてサイゼリヤがあったと私は感じた。
このたぐいの本で、涙したのは初めてかもしれない。
この一冊は、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月08日
楠木建教授が戦略本30冊として取り上げていた1冊。残念ながら、「戦略読書日記」では取り上げられていなかったので、楠木教授の解説を読むことはできないのだが、どんな解説をしていただろうと想像しながら読んでみた。
「ストーリーとしての競争戦略」で、競争優位の方法としてSP(Strategic Positi...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月15日
サイゼリアはまずいイメージがあったが、ちょっと変わった。
今度行ってみようと思う。
外食が美味しいのに飽きるのは単品でインパクトを持たせる味にしているから。
家庭の味は毎日でも飽きない。
そんな毎日に耐える味にしている。
しかも単品ではなく数品をコーディネートするのを前提に、値段も毎日を意識してい...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月20日
サイゼリヤは、昔から好きで注目していた企業の一つ。
チェーンストア理論を実践し、店舗数を伸ばしてきたサイゼリヤ。
軸がしっかりしている為、従業員としっかり方向性が共有されている。
また、柔軟に新しい事に挑戦する姿勢。まるでベンチャーのような戦い方。読んでいて胸熱でした。
今後も継続して注目していきま...続きを読む