西牟田靖のレビュー一覧

  • 本で床は抜けるのか
    単純に面白かった。どれくらいの本だと床が抜けるのかを検証する過程はちょっと文章だとわかりにくい。試みは面白かった。ただ、家族が崩壊してしまったのは、残念な限りだ。
  • わが子に会えない 離婚後に漂流する父親たち
     近年「痴漢冤罪」の議論が賑やかであるが、「DV冤罪」もまた根深いものがある。

     自身も離婚により子の親権を失った著者が、同様に子供を「奪われた」男親へのインタビューをまとめた書。
     男親からの証言であり、女性側からの聞き取りはない。それゆえに相当に偏って脚色された部分もあるだろう。ポジショントー...続きを読む
  • ニッポンの国境
    北方領土、竹島、尖閣諸島など日本を取り巻く領土問題を中心に書かれた本。著者自らの現地ルポなど現状が分り易く読みやすい。日本が自国として疑わない領土も相手国からみるとそれなりの歴史と生活があり現在も各国ではそういった教育が進められている。特に実効支配されている北方領土と竹島ではこうしている間にも歴史が...続きを読む
  • ニッポンの国境
    あなたは、日本の今の国境が確定した経緯、北方領土•竹島•尖閣諸島が係争地になった経緯を知っていますか?
    そして、そもそも話題に上るこれらの土地がどんなところかを知っていますか?
    実際で目でみて沢山の人々にインタビューを行った著者の声は空虚な議論では得られない事実を伝えるに十分な文面でした。
    なかなか...続きを読む
  • 本で床は抜けるのか
    床、抜けた❗️
    だから本当に手放せない物以外は、リサイクルに出す。
    本に挟まった状態では死にたくない。

  • 本で床は抜けるのか
    本の重みで木造アパートの床が抜けないか不安になった事をきっかけに、床抜け問題の各要素に言及するノンフィクション


    目次から、ある程度は内容が推測できる

    1.本で床が埋まる
    2.床が抜けてしまった人たちを探しにいく
    3.本で埋め尽くされた書斎をどうするか
    4.地震が起こると本は凶器になってしまうの...続きを読む
  • 本で床は抜けるのか
    本で床が抜けないか?
    それは、過去に我が家でも勃発した問題。
    タイトルが興味深くて、読んでみたが、結論。
    我が家クラスの所蔵では抜けないな。ということだろう。
    (問題が勃発した時に住んでいた家からは引っ越しをして、その引越しの時に結構な本を売却したので、今はそんな問題は起きないが。ちなみに、自分の所...続きを読む
  • 子どもを連れて、逃げました。
    『わが子に会えない』に続き、反対に母親側へのインタビューで構成されたルポルタージュ。
    前著の悲惨さに比べて、相手方がダメだというのは共通するも、調停や裁判で理不尽なこともなく、状況がより多様で平和に生きている。タイトルとは印象は少し違う。
    前著の会えない夫とは逆に、父親に合わせたいという言葉も多い。...続きを読む
  • わが子に会えない 離婚後に漂流する父親たち
    離婚で子供を失った18人のエピソード集。
    それぞれ問題がない訳ではないが、いずれも子に対する愛情のある父親。
    DV防止法が悪い方向に機能しているのと逆に調停や裁判が当事者の期待ほどに機能できていない。掠取はできるが奪回はできないのも根拠不明。民事不介入というが、警察や裁判でのより強制力のある制度が必...続きを読む
  • 本で床は抜けるのか
    流し読み。
    各所の取材はあるが全体が時系列の体験記と会話。タイトルそのものの内容は最初くらいで終わり、本と生きる人々を追う。記事自体は面白いが。
    日記にせず、整理してまとまってから書いて欲しい。
  • 本で床は抜けるのか
    本との付き合い方を考えさせられた。
    紙の本を読むのか、電子書籍で読むのかどうか。紙媒体で読む場合は、それらの本をどう管理していくのか。
  • 本で床は抜けるのか
    蔵書家たちが大量の蔵書にどのように対処しているか、を主に扱ったルポ。
    登場人物それぞれの本に対するスタンスの違いを知れて面白い。

    もっとも、著者自身の独白・経験談が多分に含まれているが、その箇所はどうも自分の肌に合わなかった。
  • 本で床は抜けるのか
    ノンフィクション・ライターである著者が、際限なく増えていく本の重みで床が抜けるのではないかという危機感をいだき、大量の蔵書を抱え込んだ人びとのもとを訪ねて取材をおこなった本です。

    作家の井上ひさしや評論家の草森紳一、経済学者の松原隆一郎といったケースについて取材を進めていくのですが、その過程でも著...続きを読む
  • ニッポンの国境
    前回読んだ孫崎さんのよりももう少し実地よりに描かれた
    日本の国境問題です。

    ただ、それだけに西牟田さんのは
    国境問題を離れてこの話題を語れないのが弱さとなってます。

    孫崎さんの「日本の国境問題」で描かれている
    ただの棚上げでなく国境問題そのものの比重を下げる戦略のほうが
    ぐっと実践的です。

    ...続きを読む
  • ニッポンの国境
    北方領土、尖閣諸島、竹島を巡る問題をざっと見るには良いか。このボリュームでは浅くなるのはしょうがない。
  • ニッポンの国境
    知っていたようで知らなかった、北方領土、竹島、尖閣諸島の問題が少しは理解できるようになった。が、少し物足りなさが残る。物足りない点は、何かというと、将来の展望のような話です。最後のほうで触れられてはいますが、もっと語ってほしいくだりです。
  • ニッポンの穴紀行~近代史を彩る光と影~
    筆者の余計な推測や勝手な決め付けが若干うざいものの、近代史としてかなり面白く読んだ。
    北海道の山の中で、実際に電車を猛スピードで走らせて、わざと脱線させる実験をしていたとか!考えたこともなかったけど、確かに、コンピューターシミュレーションがなければやるしかないだろう・・・けど、すごいなぁ。今じゃ絶対...続きを読む
  • ニッポンの穴紀行~近代史を彩る光と影~
    日本中の産業遺跡や軍事遺跡などの記録。
    軍艦島なんかの有名ポイントからうらびれた鉱山跡まで、いろいろ載っています。
    昔は人が住んでいたんだって思うと、ものすごく寂しい気分になります。なのにひかれてしまうのは、かつての暮らしぶりを想像するのが楽しいからかもしれません。
    だけど行ってみるのは怖いから、本...続きを読む