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Posted by ブクログ
ごく普通のアパートの二階で、大きめの本棚から本が溢れだした時にふとよぎった「床抜けたらどうしよう」。そこから色々調べているうちにこの本に出会った。
読み始めた瞬間、私の不安はほぼ杞憂となった。あまりにも登場する人々のレベルが違う。蔵書の桁が違うのだ。
増え続ける本と戦う人々の苦悩と解説でも言われていた"業"。最終的に著者が一番本に人生狂わされてるようでちょっと泣きそうになってしまった。引越し準備の中で絵本レスキューするところなんて正に本読みとしての"業"なのでは。
この本を読んで自分の床抜けの心配は無くなったが、本との付き合い方に関してはかなり考えさせられた。完全に思わぬ着地点であったが読んで良かったと思う。
Posted by ブクログ
生きているはずはないのに、本当は生きていて、明かりの消えた夜中や、昼間に仕事で家を空けている間に、勝手に増殖しているのではないかと疑ってしまうもの。
それは、本。
読書家は収集家の一面を持っていることも多く、居住空間にまで本が増殖して侵食してきている、という経験をしている人は多いのではないだろうか。
勝手に増殖していく紙の本との向き合い方について、著者の西牟田靖が真剣に考えているのがこの本である。
本で床は抜けるのか?
ケースにもよるが、どうやら答えはイエスのようだ。
床抜けの憂き目に合わないために取れる方策は、多くはないことが読んで取れた。
蔵書が多いなら一階に住むこと。
上階に住むなら、部屋の中央部には本を置かないこと。
木造ではなく鉄筋コンクリートの家に住むこと。
本棚の種類を考えること。
床抜けはしない、大丈夫と思い込むこと。
紙の本にこだわるなら、こんなところだろうか。
床抜けは免れたとしても、地震大国日本、もし大地震が襲ってきたら、そして本棚のある部屋で寝起きしていたら…
本が一瞬にして凶器となって襲いかかってくることも考慮しなくてはならない。
それなら電子書籍に乗り換えれば良い、全て解決する。
だがそう簡単に割り切れないのが、これも読書家の性。
この本を読んで、みなさんはどんな感想を抱くだろうか。
そして、自分なりのどんな対策を取るのだろうか。
Posted by ブクログ
子供の頃からの本好きでいつも身近に本を並べていたが、そんな私の小さな夢は部屋4面のかべ上まで作り付けの本棚が好きな本で埋まっている風景だった。
それがいまは2本の本棚以上に本棚の増架を許してもらえず、それ以上に増えた本は引っ越し用段ボールに10個に詰めてしまい中身を忘れてしまって、それを確認するために重いダンボールを積み替えながら入れ替えをすることの繰り返し。それでも本は増えていくため、むりやり処分する本を選んでBOOKOFFに持ち込んでいる。
そこで得たお金でまた新古本を購入しているのだから仕方ない。
広い家を持てない自分と本を読む喜びを理解できない妻を選んだ自分をあわれみながら夢を実現しているひとの書物を読むとジェラシーと何とも言えない悲哀も感じる。
家族をも巻き込む「蔵書問題」という恐ろしい世界を知った。
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