小池定路のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ストーリーが深い、それが、この『父とヒゲゴリラと私』に対する、私の印象
漫画ってのは、描き手の人生経験やら、それにに基づく独自なモノの考え方が絵やキャラクターの動き、台詞に見えてこそ、面白い、と言えるもんだが、四コマ漫画は使えるコマが4つだけだからこそ、そこが特に必要だと思う。ストーリー漫画を描く人、四コマ漫画を描く人、どっちが漫画家として優れているか、は別として、私は単純に凄いな、そう漠然と感じるのは、四コマ漫画家の方だ
MOMOで連載され、今や、中堅と言えるほど『ゴーゴーダイナマイツ』よりも、こちらの方が濃く、小池先生の色と味が出てるな、と感じるのは単純に巻数の違いだろうな
話の展開や登場人物の雰囲気に重みがたまに出るんだけど、ストーリー漫画のシリアスな場面ほど、読み手を緊張させないのは、やっぱ、作品形式の違いだろう
小池先生の柔らかめな絵柄も、重さを巧く調節するのに一役買っているな、と感じたファンは私だけじゃあるまい
母親かつ愛妻を突然の事故で失った父と娘が、叔父兼弟と一つ屋根の下で暮らしている日常コメディってのが作品の基盤だからこそ、「面白さ」と「深み」を同時に感じられるんだろう
この4巻のメインは、ヒゲゴリラこと晃二さんが西原先生とくっつく点だが、総一さんの時間の経過における心境の変化や、子供らしくないトコのあるみちるちゃんの子供らしい成長も、しっかりと描かれている
また、総一さん、ゆりかさん、つかささんの関係にもちょっとした動きがありそうで、これからの展開が楽しみだ。あくまで、個人的な意見だが、自分の中で印象がイイ物が多く、なおかつ、ふとあるごとに相手の顔を思い出すのであれば、その人の中で相手への好意は特別なモノに既になっているのだと思う。総一さんが、立場やら年齢、何より、亡き妻への想いに遠慮しているトコ、それはそれで分別のある大人らしくて立派だと思うが、動かなかった事を後悔しないでほしいもんだな
割かれているページこそ少ないが、渡辺さんの惚気話も、この4巻に安定感を生んでいる。また、渡辺さんと彼女さんのエピソードを描いていただきたい。みちるとひょんな交流を持って、渡辺さんが腹を括る展開を読んでみたい
あと、佐藤さんの男としてしょうもない、包んでいるオブラートを破った言い方をすると、ろくでもない性根も、他のキャラクターの人間的な魅力に光を当てており、彼は彼で、この『父とヒゲゴリラと私』に必要な人物だ、と感じさせる
ここが面白い、と感じるのは私だけだろうが、各話の一本目の1コマ目には、小池先生の遊び心と、草原家の仲の良さがじんわりと出ていて好きだ
どの話もお勧めだが、ニマニマ笑いが浮かべられるのは、やはり、晃二さんと西原先生の初デートが描かれている第55話だ。最近、素っ頓狂な趣味を持った女性も増えてきているからな、盆栽女子ってのも、これから表舞台にわらわらと出てくるかもな、この作品に勇気を貰って
この台詞を引用に選んだのは、西原先生がここで人間的にグッと成長しているからだ。当たり前じゃん、と言われるようなコトほど、自分で失敗から気付けることが難しい。他人が自分の内面をはっきり映す鏡とはよく言ったもんだな -
Posted by ブクログ
私はまだ、小池先生の作品は、この『父とヒゲゴリラと私』、現在、月刊まんがライフMOMOで好評連載中の『ゴーゴーダイナマイツ』しか読んでいない身なのだが、こちらを読んで率直に感じたのは「面白い」って事と、小池先生の作品からは人間関係のイイ具合な距離の測り方を教えてもらえるな、ってコト。もちろん、他の読み手の皆さまは違ったモノを得ているかもしれないし、そもそも、私が深読みしすぎってのもあるが
そんな印象を抱いたのは、この『父とヒゲゴリラと私』の形式が四コマ漫画だからだろう。ストーリー漫画であっても、同じように面白いと感じていただろうけど、もう一つのイメージは抱かなかった気がする
絵柄がほんわかとしている点、主人公が若干ませた幼稚園児のみちるって点、彼女が父と叔父(父の弟)と一緒に暮らしている点も小さくない
設定が現実的で、人間関係もしっかりと複雑で、各キャラの発する言葉にハッとするのだ、たびたび
この巻では、恋愛要素で兄弟ともに動きがあり、これから、ますます、読み応えが増しそうだ
また、やはり、課長のインパクトは容姿、言動、思考ともに半端なかった。引用に、この人の台詞を選ぼうか、最後まで迷ったほど
それでも、こちらを採用したのは、学生時代、えらい自分を追い詰めすぎて、悪い意味でガムシャラになってしまっていた時に、友人が近い言葉で叱ってくれたからだ -
Posted by ブクログ
2か月連続刊行にあやかって、私も小池先生の作品の感想を二連続で書かせてもらう
こちらは、高校生が主役だからか、内容が『父ヒゲ』と比較して、割とフレッシュか?
けれど、小池先生らしい、読み手の胸をハッと衝く、人生の深さと難しさ、面白さを感じさせてくれる味は変わらない
チア部が話の舞台だからか、キャラの動きが活発
単に、私の読書量が圧倒的に足りないってのもあるが、チアリーディングに焦点を当てた漫画は少ないだろうし、四コマ漫画では初じゃなかろうか?
また、未経験の競技に本気で挑もうとする赤根ちゃん達の頑張りが高校生らしく、ひたすらに真っ直ぐで、読み手に自分の青春を思い出させると同時に、「私、こんな本気で部活に、自分の全部を懸けられてたかな・・・少なくとも、今の仕事には」と、少しだが凹ませそうだ。けど、自分が本気になれてない事を思い知らせてくれる漫画はそうそう多くない
部員目線、教師目線、男の友人目線で、出来事の様々な面を視て、話の深さを増させているトコは見事だ、と私は思う
それぞれに長けた才能を持つ部員らは全員が全員、男が憧れるほど魅力的だが、私が最も好印象を受けたのは、自分の臆病さ、気弱さ、そして、本当に好きな事から逃げてしまう怖さと向き合っている黄咲ちゃん(キャラの名前に色の名が入っているトコも、この四コマ漫画の魅力だろう)
この一巻の終盤で、「ダイナマイツ」に加わる黒一点の灰崎くんの存在は、これからイイ物を部活にも、高校生活にも齎してくれそうだな、と感じた
高校時代に教師から言われてたら、鱗がどんぶり一杯くらいは落ちてたな、と苦笑するほどの名言ばかりで散々に迷ったが、この台詞を引用に選んだのは、仕事に慣れ出した自分は損得勘定で動いていないかな、と気付かされたから -
Posted by ブクログ
とりあえず、本編より先に、あとがきに対してのツッコミ
「もし、運の良さが~会いましょう」のくだりに対して、少~しむっと来た
先に弁解しておくと、「仮にも漫画家が運に頼っちゃ駄目だろ」とは確かに一瞬は思った。しかし、それ以上に、この『父とヒゲゴリラと私』の3巻が出ないような事態に陥ったら、それは小池先生の責任云々っつーより、この作品の良さを巧く受け止められなかった我々、読み手の実力不足になる、と思う・・・私はそうじゃない、と思いたいが、こればかりは慢心するわけにはいかない
内容はホームドラマ系で、“ヒゲゴリラ”としかニックネームが浮かばない容姿の弟、妻を亡くしたド天然だが人当たりは良い兄と、母親の気質を色濃く受け継いだと思われる溌剌娘の三人を主軸に巻き起こる、どこにでもあるけど『特別』な日常が優しく描かれている
四コマ漫画としてのキレはある。しかし、ストーリー漫画としても受け入れられる
基盤はコメディタッチで「くすっ」と笑わせてくるのだが、時々、シビアな切り口で攻めてくる事もあるので、この辺りで好みが分かれるかな? 私は割りと、重めの内容の四コマ漫画を受け入れられる性質なので抵抗は感じなかった
人間関係もしっかりしている一方で、複雑すぎないのもポイントが高い。個人的に気にしているのは、ヒゲゴリラこと晃二さんと西原先生の停滞しているんだか進展してるんだか、読み手の想像力を刺激してくる関係
ただ、私がこの漫画を読んで笑い、強く印象に刻み込まれたのが、家族三人のホッと出来る日常話や、色恋沙汰が絡むネタでなく、ダンディズムの香りが漂うナイスミドル・課長のアクが強すぎる奇行(カバー裏は絶対に外して読むべき)と、総一の今は亡き妻・みゆきのインパクトばかりの生き様(登場人物紹介のくだりにある、“死して尚、暴走機関車”、これには憧れを感じる)
推薦してるんだか、何してるんだか判らなくなったレビューだが、ともかく、この『父とヒゲゴリラと私』は心に効く四コマ漫画なので読んでみて欲しいです、ってコト -
購入済み
全体の4コマ構成が特殊。笑いを狙ってなくても4コマというテンポで進めて心地良く読める。わちゃわちゃもあれば淡々と恋する様子もあり。もっと人に広めたい作品。
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恋が動き出すこのドキドキ感!
キャパシティーオーバーで頭から湯気を出す慶太がめっちゃカワイイ!
どうかゆっくり焦らず始めていってほしいなと思います(^^) -
無料版購入済み
切ないーー(T^T)
俺だってキラキラした恋をしたい。
10代の切実な想いがとても切ないです。
絶対に成就しない親友への恋心に気持ちが崩れてしまう慶太です。