【感想・ネタバレ】日々、君 (1)のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年09月20日

先日に紹介させてもらった、桜井美奈/小日向まるこ先生の『塀の中の美容室』と方向性や表現性こそ違うにしろ、負けてない、と感じられるほど、ストーリーが優しい
表紙を見れば、なんとなく察しが付くだろうけど、内容はボーイズラブ。内容は、そこまで過激じゃない。むしろ、過激の真逆に位置しているように思う
あくま...続きを読むで、私個人の印象だが、KAITO先生の『青のフラッグ』、これが好みのドンピシャな人は、この『日々、君』も心にイイ感じに響いてくれるはずだ
読み手を、くすっと笑わせる事を忘れず、ストーリーの本筋である主役二人の心がゆっくりと近づいていき、絆が深まっていく流れを、柔らかな絵で丁寧に描いてくれている、小池先生は
これまでの作品を読んでいる人なら、きっと、小池先生が、このジャンルに挑んだ事に対して、あまり驚きはなかったんじゃないだろうか。もしかすると、こういうのを読みたかった、と喜んでいる読み手もいるかもしれない
両片思いな感じの主役二人、蓮野と日暮が、自分の気持ちは相手の迷惑になるんじゃ、と好きな人に、今以上に近づく事を躊躇ってしまっている姿が、実にリアル。自分の恋愛体験を思い出し、頑張れ、と応援したくなった読み手もいるだろうなァ
日暮が、既に向き合っているにしろ、軽くはない心のキズを未だに抱えているので、それを、蓮野が今後、どう癒していくのか、も楽しみにしている
他の作品と同じく、蓮野と日暮を取り巻く人物らが没個性ではないので、ちょっとばかしのクドさはあるにしろ、読みづらくはない。むしろ、その掛け合いの賑やかさが、読みやすいテンポにしてくれているようだ
しみじみ、この二人には幸せになって欲しいな、と思える。できれば、くっついてほしいが、その結末に到達しなくても、不幸にならないでほしい、選択を後悔したりしないでほしい、と願いたくなる
もちろん、小池先生は、そんなサッドエンドにしない、と信じているし、打ち切られない、と確信もしている。この『日々、君』が、いきなり、中途半端な終わり方をしたら、さすがに怒髪天と化す、私も

この台詞を引用に選んだのは、グッと来たので
言い方はアレかもしれないけど、蓮野さんが感じさせたギャップの大きさも、この台詞の良さも倍増しにしているんじゃないだろうか
惚れた日暮に対し、積極的にいけないヘタレな面を、かなり見せてしまっている分、このシーンは、実に先輩っぽさ、大人らしさを感じさせてくれる
こういう技を見せてくれる小池先生、さすがだ
何をやりたいか、自分で分かっていないからこそ、人は何にでもチャレンジしてみるべきなのかもしれない
一つずつ、やってみて、自分に合っているか、それが楽しいか、自分に自信が持てるか、を確かめていかなきゃ、何も出来ないままだ
私も、悩んでいる若人の背を、こうやって押してあげられる大人になりたいけど、私自身が、まだ、自分のなりたいものになれていない身なので、まず、自分の事から、しっかりとせねば
「どうせ、何も決まっていないのなら、何でもやってみるといいよ」(by蓮野さとる)

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購入済み

いいな。

匿名 2023年05月06日

こういう作品もいいな。
確かにBのLだけど、同性とか異性とか意識しなくて、ただ人に惹かれる、気になるって事はあると思う。
それが恋だとしても告白したり付き合ったりしない方も多い筈。

本人は真剣だろうけど、読んでる私はニンマリしちゃう様な可愛いユルさでした。

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購入済み

もう少し、そばにいたい

2021年06月08日

少しずつ距離が縮まっていく二人の関係性がなんとも愛おしい。
愛だの恋だの大仰なことではなく、あなたのそばにいたいって素敵な感情だなあと思うのです。

#ほのぼの #癒やされる #切ない

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Posted by ブクログ 2021年04月15日

完全に恋の話だけど恋の枠におさまらない。
というか恋も人生の一部だからその切り口から人生を描く、みたいな。
セリフの少ない映画や、あとからあれはこういう意味かとふと思う小劇場系の舞台みたいな。
ほのぼのして疲れないけどじっくり読んで味わえる。
しみじみと好き。

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購入済み

日々、ゆるっと優しい

2020年08月08日

連載掲載を読んで、気になっていたので購入しました。BLというより、人としてお互いに意識してる感じかな?
四コマでゆるっとした感じがイイです。
そしてうにが可愛い。
二人とも不器用でなんか可愛い!そしてお互いに欠けている分を、埋められる存在になるんじゃないかな?恋に発展するのか?するとしたら偉く時間か...続きを読むかりそう(笑)ですが、続巻も期待しています。

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