今村英明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ僕よりも若い世代のビジネスパーソンが、その組織でどう生きるか、崩壊する組織の前兆をいくつもあげて、それぞれの対処法を示してます。最終的な選択肢は組織を去ることになるわけですが、その前にできることも示されてます。
とはいえ、本書は監査人としても大事な視点を提供してくれてる気がします。一番最初に監査に入ったときにやってみたいのが、まさしくこの組織の健全性につながる「前兆」診断。そして、仕事してない人がいないか診断。まあ、2:8法則よろしく、常にそういう人は出てくるんだろうけど、自分が社長ならそういう観点で組織をまずはチェックする。
ステークホルダー分析とキーパーソン分析は、結構使えそうです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一番はじめに就職した会社で感じた「崩壊する組織の前兆」ってのに、疑問を感じたので、読んでみた。
15項目の「予兆」とその理由(エピソード中心)という構成。
エピソード自体はわかりやすくするためか、結構大げさな内容を乗せていたけど、掲載されていた項目については、理解できるものが多かった。
うちの会社でどんな兆しを感じるか、振り返ってみるつもりはないですが。
<15項目抜粋>
沈黙する、どなり合う、ぶんぶん回る、飾り立てる、コロコロ変わる、誇大妄想する、はしごを外す、浮かれる、MBAする、面従腹背する、密談する、ぐちゃぐちゃになる、からめとられる、別居する、マヒする、落下する。 -
Posted by ブクログ
○起業家は「ダイナモ」(発電機)
○ダイナモ起業家に飛び込む時は一蓮托生の覚悟が必要。
○社外で経営者が飾り立てて語るほど、社員は実態との乖離を意識する。
○スター経営者に率いられた組織は「スター組織」でなくなることも多々ある。
○企業DNA
○ベーコンと玉子の朝食・・・ニワトリは単に関わっているだけだが、ブタの方は体を張っている。
⇒リーダーは掲げた目標には体を張れ!!
○会社が成功し大きくなってくると、失敗に寛容な文化は後退し、むしろ失敗を回避し、加点より減点主義となる風土が生まれてくる。
○社内セールス・・・嫌がられても、協力してくれるまで何度も足を運ぶ。汗をかいて社内を駆けずり回る。
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購入済み
想定内
組織崩壊の兆候は組織の目的がわからなくなるところから始まるのか?従業員、管理者、経営者それぞれの振るまいが崩壊するか否かの判断材料になることは間違いない。問題は「何のために組織はあるのか?」ということを常に意識しておくことかもしれない。
要は当事者意識なのかもしれないしモチベーションの維持なのかもしれない。どうすれば生き残れるかはわからないし、いつどうなっても動じないことが大切だということだろう。