この(5)も、私の舌を満足させてくれ、柊先生に礼を言いたい
サチとあやりの姉妹仲がちょっとずつ深まっていく事で、ストーリーにも、これまでにはなかった噛み応えが出てきたように思う
柊先生が成長しているから、キャラも作中で育つのか、もしくは逆なのか
いずれにしても、読み手の私らは満足感を得られるので、あ
...続きを読むりがたい
当然と言えば当然で、何を今更、と他のファンに鼻で笑われそうだが、料理のシーンも魅力的である
美味しそうに見える描き方を、柊先生が模索しているのが感じられるのは、私だけじゃあるまい
また、料理するシーンも、読み手が再現したい時に備えてか、なるべく丁寧に、解かりやすくなるよう、描いているのが察せる事が出来る
何より、キャラたちのリアクションが、ホントに食欲を刺激してくる
夜中に読んでも危険って訳じゃないにしろ、なるべく、避けた方が賢明だ
先にも書いたが、姉妹の何気ないからこそ、覚えておきたい日常風景が、食事風景をより彩っているので、油断していると危険
さすがに、残り物でパッと作れるレシピばかりではないにしろ、休みの日に挑戦したくなるものが多い
メロンパンは、その代表格と言ってもいいだろう
ごく普通のパンならまだしも、クッキー生地とパン生地の両方を作る必要があるメロンパンを作った事がある読み手は、片手とは言わんけど、両手の指で事足りちゃうんじゃないだろうか
そんなメロンパンすら、アレンジを加えて、家で作れちゃうあやり、凄い
もちろん、彼女が頑張れるのは、大好きな姉・サチの胃袋を喜ばせたいから
大々的に百合っぽさが前面に押し出されている訳ではないにせよ、百合漫画は嫌いでないけど、意識して、自分から読むほどじゃないって人なら、存分に楽しめる
あやりと絵梨の仲が深まったり、校内で浮いてしまっていたあやりに初めての友達が出来たり、みのりさんに山登りに連れていって貰ったり、と様々なイベントが起こる、この(5)の中で私がお勧めしたいのは、24品目「ヤンソンさんの誘惑」だ
あやりほど美少女なら、このファッションショーに付き合える。どれも可愛かったが、くまの着ぐるみは、中々にインパクトがあった
やはり、ちっと遠慮し合っている女の子同士ってのは、買い物に興じ、はしゃいでいると、イイ花を咲かせてくれるようだ
次点が28品目「ピザ」で、これを推したいのは、サチの「妹を取られちゃうんじゃ」と不安から、自然と心に嫉妬が芽生えながらも、あやりの楽しそうな顔に活かされる
この台詞を引用に選んだのは、妹誑しだなぁ、と苦笑してしまったので
こんな嬉しい言葉を、大切な人から面と向かって言って貰えたら、余計にやる気が出ちゃうって話だ
子供っぽいとこがある、と気にしているようだけど、サチの中身も成長してる
花を開かせたのは言うまでもない、あやりだ
しかし、そろそろ、他の色の花も愛でたい気持ちも湧き上がってきている。サチが男子中学生に告白される展開とか、さすがにないよなぁ