菊池寛のレビュー一覧

  • 若杉裁判長

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    我が身に降り掛かってくると

    世間から超然として理想論を述べているような人が、現実に問題が我が身に降り掛かってくると、まるで違った言動を取ってしまう ということがしばしばある。この作品はそのような事態を端的に描き出している。被害者の立場からも見なくてはいけない、というあたり前のことであるが。

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    2025年02月02日
  • 仇討三態

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    仇討ちの悲喜劇

    いろいろな諸制度が整った江戸時代において異色のしきたり 制度がこの仇討ちである。儒教制度朱子学をベースにした政治のやり方が現実社会とマッチしていなところに、この仇討ちの悲喜劇があると思う。一生をこの制度によってすり潰された第二話が特に印象に残る。

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    2025年02月02日
  • 仇討禁止令

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    過渡期の悲劇

    幕末から明治初年への過渡期の悲劇をしっかりとした筆で描き出している。藩を救うための殺人とそれに対する仇討ち という避けようのない事件が、近代日本の仕組みが変わることによる、仇討ち禁止令となってしまう。「救われた」という想いがあったが、最後はなんとも言えない悲劇になってしまう。作者菊池寛の筆はなかなかに冴えている。

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    2025年02月02日
  • 厳島合戦

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    毛利元就 会心の戦い

    桶狭間の戦い、河越夜戦 と並んで日本三大奇襲に挙げられている厳島の戦いである。作中で作者菊池寛も語っているように、練りに練った戦略が戦術がその真価を発揮した戦いで、そのレベルは桶狭間の戦い、河越夜戦を遥かにしのいでいると思う。文章は簡潔で読みやすい。いくらでもドラマチックに描けるのだが。

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    2025年02月01日
  • 勲章を貰う話

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    戦時における

    ストーリーの舞台が第一次世界大戦のドイツ.ロシア戦線 ドイツにとっての東部戦線という、現在ではあまり取り上げられない場所なのがまず面白い。戦争に関する全てを変えたという第一次世界大戦であるから、戦時における人々の生活 考えは、普仏戦争を彷彿とさせるものであったことがよく判る。

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    2025年02月01日
  • 吉良上野の立場

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    ご存知忠臣蔵

    歌舞伎や人形浄瑠璃であまりも有名な忠臣蔵なだけに、明治以降も芥川龍之介をはじめ様々な作家が様々な視点から描いている。この作品もその一つである。最期まで悪いことをしていない と確信している上野介の理不尽な思いがよく描き出されている。

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    2025年02月01日
  • 奉行と人相学

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    大岡越前とルッキズム

    「人相学」とはいうものの今風に言うとルッキズムとも言える。年を取ってくると人格が顔に出る と言われるが、実際のところはどうなのだろうか?作中の大岡越前も人相学を十二分に活用したようだが、作者菊池寛も人相学へは肯定的な評価をしているように思える。見かけで評価を下すことをルッキズムとして排斥する現在との差を感じる。

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    2025年02月01日
  • マスク スペイン風邪をめぐる小説集

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    コロナ禍にある2020年の発行であることから、100年前に同じように猛威を振るったスペイン風邪の流行を扱った短編集が編まれることになったのかと推測する。
    「マスク」はコロナ禍あるあるが満載されている。マスクをしないで混雑の中に出かけるのは、勇気ではなく蛮行である。
    他に、流行性感冒にかかった友人や、流行性感冒で亡くなった同僚に対する周囲の対応を描いた作品が続く。
    「船医の立場」は、流行性感冒がテーマではないものの、感染病と正義をテーマにしている。
    「忠直卿行状記」は歴史物。他は、幕末から明治にかけての人々を描く。
    どれも人間心理の描写が鋭く細やかで、考えさせられる。特に「仇討禁止令」に描かれる維新の悲劇はやるせない。
    「私の日常道徳」には菊池寛の人柄を感じる。約束は破らない、ただし原稿の締め切りだけはやむを得ない、というのがふふふ・・・

    【マスク】
    流行性感冒が猛威をふるう。医師から心臓の異常を指摘されている私は、感染イコール死を意味する、と戦々恐々とする。
    【神の如く弱し】
    婚約者を親友に奪われてもはっきり抗議もできず、知り合いに愚痴ばかり垂れ流して生活を荒ませていく友に呆れ果てていた。
    その友が流行性感冒にかかり、死の淵を彷徨う。
    【簡単な死去】
    社内でも嫌われ者の同僚が流行性感冒で急死した。故郷とは断絶しているので社で葬儀の世話をしようと上司は言うが・・・
    【船医の立場】
    盗んだ小舟で黒船に乗り込もうとした幕末の志士二人の願いを受け入れるかどうか。
    【身投げ救助業】
    京都、琵琶湖疏水の飛び込み名所の橋のたもとで茶店をいとなむ老婆は、多くの身投げ人を救ってきた。
    【島原心中】
    死にきれなかった心中の片割れの男を尋問した若き日の検事。そこで感じた、法における罪と、人の情において許せない行動と。
    【忠直卿行状記】
    家康の息子結城秀康を父に持ち、越前六七万石を継いだ忠直の寂しい暴君ぶり
    【仇討禁止令】
    高松藩の祖は、水戸光圀の兄。徳川宗家の中でも御三家に次ぐ家という自負が強い。
    幕末、鳥羽伏見で負けて逃げ帰り、錦の御旗を掲げた土佐藩、丸亀藩に攻め込まれる危機が迫った。
    佐幕を貫いて逆賊の汚名を着るか、それとも恭順か。
    【私の日常道徳】
    自分より金持ちからは遠慮なくもらい、金のない人には援助を惜しまない。
    好意には好意を、悪意には悪意を。
    『解説「百年の黙示」辻仁成』
    百年前のパンデミックを描いた「マスク」は現代のコロナ禍そのもの。この時から日本人はマスクの重要性を認め、ヨーロッパのようにロックダウンに至らずに済んだ。菊池寛の先見の明よ。

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    2024年11月18日
  • 恩讐の彼方に

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    再就職に有利

    封建的儒教的な「忠孝」とある意味近代的な「公共の福祉」の対比 対立の物語である。近代人である作者菊池寛はある意味当然のことながら「公共の福祉」の方へ軍配を上げている。ただ江戸時代の「忠孝」の中には、敵討ちに成功したら再就職に有利 という下心があるとのことであるが それはどうだか。

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    2024年10月01日
  • 真珠夫人

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    菊池寛、寛忌。
    大正9年「大阪毎日新聞」「東京日々新聞」連載。
    大正華族の没落「通俗小説」
    20年前の文庫帯が残っていて、

    日本小説史上の大傑作、復刊‼︎
    美しき男爵令嬢を襲った残酷な運命

    当時、テレビドラマ化されているらしい。
    だって、昼メロの匂いがする。

    そして、菊池寛文学全集からとなるが、解説が川端康成。菊池寛について、他の作品にも触れて語っている。

    まず、プロローグ部分が惹きつける。
    たまたま、当時はまだ贅沢なタクシーに同乗した美しい青年の事故死。彼の残した大学ノート。
    遺言は、ノートは、海へ捨ててください。
    腕時計を“るりこ”に返してください。
    同じタクシーに乗り看取った男は、その遺言を叶えようと動き出す。

    圧倒的な美貌を持つ気高い未亡人、るりこが、主人公。彼女は、正義感の強い男爵の元、大切に育てられていた。この男爵は、人望も厚く政界で活躍するが、生真面目さと面倒見の良さで家計は逼迫している。
    そんな時、るりこは恋人と共にあるパーティに出席して、正田という男の反感を買ってしまい、金を使った罠に嵌められていく。
    身動きできないところまで追い詰められ、るりこは、正田と結婚する決意をする。
    そこから、るりこの反撃が始まる。るりこの思惑通り、彼女の美貌と行動力で、正田家は、るりこの思惑通りに崩れていく。
    しかし、彼女の心の傷は癒えない。彼女は、その美貌と英智から男たちを虜にしていく。
    それは、別れることになってしまった恋人への想いを忘れるため。
    最期の時、彼女は、遂に初恋の恋人に会うことができる。哀しい別れとなるが、彼女の気持ちは、報われたのか。
    さすが、小説の神様。

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    2024年03月06日
  • マスク スペイン風邪をめぐる小説集

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    ネタバレ

    ⚫︎受け取ったメッセージ
    表題「マスク」より、人はいつでも自分本位…でもそこが人間らしさ。


    ⚫︎あらすじ(本概要より転載)➕ネタバレ注意

    スペイン風邪が猛威をふるった100年前。作家の菊池寛は恰幅が良くて丈夫に見えるが、実は人一倍体が弱かった。そこでうがいやマスクで感染予防を徹底。その様子はコロナ禍の現在となんら変わらない。スペイン風邪流行下の実体験をもとに描かれた短編「マスク」ほか8篇、心のひだを丹念に描き出す傑作小説集。解説・辻仁成

    【収録作品「マスク」】
    見かけは頑健に思われているが、実は心臓も肺も、胃腸も弱い。そんな自分に医者は「流行性感冒にかかったら、助かりっこありません」と言う。だから、徹底的に感染予防に努めた。でも暖かくなったある晴れた日に、黒いマスクの男を見かけて――。

    誰もマスクをしないときにマスクをするのが文明人!と思っていたうちは、マスクをつけている人を同士よ…と思えていたのに、自分がマスクを外している時に見かけたマスクの若者を見て、小憎らしい!と思ってしまう。

    ⚫︎感想
    若者を見て、強者の態度を感じ取り、忸怩たる思いをする…という人間の自分本位な考えが浮き彫りになるのだが、マスクという軽い題材なので、クスッと笑える。

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    2023年10月29日
  • 真珠夫人

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    ドラマチックな冒頭の話は、裏カバーのあらすじとはまったく合っていないので、最初のところは戸惑ったが、読み進めていきながらなんとなく、あらすじを読まなかったほうが、面白いかもしれないと思いはじめました。先入観を持たずに信一郎とともに「瑠璃子」の謎を解いていくことができるかもしれません。

    でも、あらすじを読むと面白さが減るというわけではありません。「それからどうなるか」「信一郎は夫人に魅惑されるか」「夫人は果たして何のつもりなのか」「痛ましい美奈子の初恋の行方は?」「夫人の運命は?」等々、予想しやすい部分もありますが、引き込まれてその先を知りたくてたまりません。読み始めたら止まらないくらい。ベストセラーになったわけもなんとなくわかってきたのです。

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    2023年04月10日
  • 三浦右衛門の最後

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    うんこ封建制

    人間軽視のバカげた価値観がよく描けている

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    2022年11月03日
  • 芥川の事ども

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    詮索しすぎない

    品のいい芥川さんでなければもっと生きていただろう…という感じがわかってよかったです。
    煙草と悪魔ーなどすばらしいお話をもっと読みたかったと思います。

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    2022年10月09日
  • マスク スペイン風邪をめぐる小説集

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    副題は「スペイン風邪をめぐる小説集」でありながら、パンデミックにかかわる話は前の三作だけ、残りの五作は現代(大正時代)や歴史小説です。

    で、その「スペイン風邪」というのは今回の文庫本の目玉になるところだと思いましたが、確かに出版された当時の2020年末は、コロナのせいで生活が一変した一年を顧みることができる時期でした。しかし有り体に言えば、二年も経った現在ともなると、マスクをしつつ、「もううんざりだよ」「もう情報を聞きたくない」というイライラした気持ちが多いです。

    この小説集の中に一番好きなのは「仇討禁止令」です。結末は少し弱いが、なんか私はそういう激動した時代の愛憎劇に惹かれやすい傾向があるかな。

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    2022年07月01日
  • マスク スペイン風邪をめぐる小説集

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    主人公の心の動き。
    自分がマスクをしている時としていない時の周りを見る目線がユーモアたっぷりに描かれている。笑っちゃいけにんだろうけど、つい。あ。

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    2022年04月22日
  • マスク スペイン風邪をめぐる小説集

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    ネタバレ

    目次
    ・マスク
    ・神の如く弱し
    ・簡単な死去
    ・船医の立場
    ・身投げ救助業
    ・島原心中
    ・忠直卿行状記
    ・仇討禁止令
    ・私の日常道徳

    コロナ禍だからこそ出版された、菊池寛の短編集。
    とはいえ、スペイン風邪をめぐる小説集というのは言い過ぎ。

    表題作は、心臓の具合がよろしくないと言われた死を身近に感じておびえていた頃、流行性感冒が流行り始めてからの著者の行動が、全く現在のコロナかと被って面白かった。

    ”自分は、極力外出しないようにした。妻も女中も、成るべく外出させないようにした。そして朝夕には過酸化水素水で、含漱(うがい)をした。止むを得ない用事で、外出する時には、ガーゼを沢山詰めたマスクを掛けた。そして、出る時と帰った時に、叮嚀に含漱をした。”

    ”病気を怖れないで、伝染の危険を冒すなどと云うことは、それは野蛮人の勇気だよ。病気を怖れて伝染の危険を絶対に避けると云う方が、ぶんめいじんとしてのゆうきだよ。”

    また。「簡単な死去」では流行性感冒で亡くなった同僚のお通夜に出席する人を決めるためのくじ引きを行う。
    何しろみんな嫌なのだ。

    ”若(も)し当り籤が自分に残ったら、何(ど)うしよう。どちらかと云えば、病気恐怖症(ヒポコンデリック)な雄吉は、今度の感冒も極端に怖れて居る。社内で、誰よりも先に、呼吸保護器(マスク)を買ったのも、雄吉だった。硼酸(ほうさん)で嗽(うが)いもして居る。キナの丸薬さえ予防の為に、時々飲んで居る。”

    まあまあ、スペイン風邪関係は最初の三編のみで、あとは時代物の有名な短編作品。

    「船医の立場」は、アメリカに行こうと黒船に乗り込んだ吉田松陰の処遇について、「知性も品位も感じられる日本の有能な若者を、ぜひアメリカに連れて行きたい」という船長以下の意見に対して、船医の立場で意見を言った。ワトソン。
    船から降ろす=命がないであろうということはわかっていたのだが、言わざるを得なかった。
    しかし後に、狭い籠に押し込められた松陰たちを見て、自分の判断は一体正しかったのであろうかと思う。

    「仇討禁止令」は、過去の非道を隠し続けられるのか、それともすべて破綻してしまうのか。
    誰が悲劇的な最後をむかえるのか、と予想しながら読んだけれど、そう来たか。
    明治になっても、出世しても、己の中の武士は生きていたのか。

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    2021年09月29日
  • マスク スペイン風邪をめぐる小説集

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    マスクはワクチン普及前のコロナ禍とかなり感染症対策が重なっていることに驚かされる(極力外出しない、常に手を洗う、でかけるときはマスクでがっちりガード)マスクをしないで外出する他人を見て憎悪を感じたというエピソードもあり。
     一緒に収録された作品の中では、黒船に乗り込もうとした吉田松陰を皮膚病のゆえに乗船拒否したことをのちに悔やんだ船医の立場、張合やプライドを無くしてしまうと行動の生き甲斐がなくなるという身投げ救助業、検事の思い込みを強引に被疑者から誘導した経緯を詳細に説明したために高瀬舟よりも安楽死への追及に関する深みはなくなってしまった島原心中、部下のお追従にある日気づいてからは何も信じられなくなり乱行の限りを尽くようになり改易によって初めて心の平穏を取り戻した越前の暴君、松平直正の内心を巧みに描写した忠直卿行状記、許嫁の父である佐幕派の家老を闇討ちで暗殺したのちに明治維新をむかえ開明派の武士の苦悩を描いた仇討禁止令、こういうものが掲載されているが、やはり日本のオーヘンリー、非常に好みの作品が多かった。

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    2021年09月23日
  • 白雪姫

    匿名

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    作者名がやや見にくいが、ヴィルヘルム・カール・グリムが本来の表記。幼児向けに抄訳されたものしか知らない人も多かろうが、きちんと読んでもたいへん楽しい。

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    2022年09月28日
  • 受難華

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    結構展開もりもりなのに面白すぎて無理なく一気に読めた。女性雑誌に連載されていただけあって、一途に相手を求めるのはイケメン男性側。
    普通に当時の小説として読めば面白いんだけど、美人で、紳士なイケメンから愛されて、昼間ッから金使いまくって、現代に生きる女としての立場から見るとただただ羨ましくはある。でも彼女たちから見れば私の生活のほうが羨ましいんだろうなあ。
    途中若干寿美子が嫌いになりそうになった笑
    林の旦那、あんたが一等賞だよ

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    2021年04月22日