菊池寛のレビュー一覧
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運命に翻弄され周囲を翻弄した一人の女性の人生を描いた良作。昼ドラ的なドロドロした愛憎劇を想像していたが全くそんなことはなかった。妖婦と呼ばれ男を誑かす瑠璃子は、実際のところ初恋の男への操を守り養女に対し惜しみない愛を注ぐ一人の女性であった。その功罪を周囲の視点を交えながら上手く描いている。Posted by ブクログ
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私自身真面目な気質かつ姉だからか、ひたすら三女がむかつく!とにかく三女!お前ちょっとはおとなしくできんのか!お姉さんも!と次女に感情移入しながら読みました。いらいらするけどおもしろかったです。観てはいないけど昼ドラにもなったみたいで、やっぱりかって感じ。内容より雰囲気を楽しむといいかもしれません。Posted by ブクログ
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一番最初の短編、じいさんばあさんを読み、森鴎外が大好きになりました。
ただ、たんたんと事実を綴るような書き方に所々小説のような切なさ、爽快さをミックスさせるのが堪らないと思いました。Posted by ブクログ -
「処女は何事にもかえがたい宝なのです!」
みたいな力強い記述が随所に見受けられ、
汚れた現代人にはゴリゴリの違和感です。
おおげさかつクソ真面目な文体が
笑いを誘いますね。
一昔前のノエビアのCMみたいな表紙の絵がこわいや。Posted by ブクログ -
当時の女性観からいえば、かなり新しかったろうと思う。今、読んでもおもしろいし、確かにと思わせるのは、未だ男女平等ではない部分があるからだろうか。特に、恋愛面から言えば、平等になることなんて永遠ないような気がしないでもないけれど。Posted by ブクログ
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前々から読んでみたかった『人間失格』。わざと面白い行動をとり、人を笑わせる。人に好かれることは知っていても、人を愛する能力はかけている。そんな主人公・大庭葉蔵。そういうところが他人に見破られるところが印象的。クラスメイトの竹一に、わざと尻餅をついたことがばれたとき、友達の堀木に、「世渡りの才能だけは...続きを読むPosted by ブクログ
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子狐にとって初めての冬。初めての雪にはしゃぐ子狐の悴んだ手を見て、母狐は手袋を買ってやろうと考えました。母狐に片方だけ人間の手に変えてもらった子狐は手袋屋へ出かけます。人間を信用しきれない母狐は、子狐が心配でたまりません。そんな子を思う母の愛が見えてくる絵本だと思います。(by MIKIPosted by ブクログ
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表題の短編「マスク」では、今も明治も感染症対策は大差無いなと気づかされた。黒マスクって昔からあったのね。
「身投げ救助業」が印象的。川に身投げして溺れた者を救助して小銭を稼いでいた老婆が...Posted by ブクログ