衿沢世衣子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
思春期を迎えた女子に発症する能力、無用力。
その能力は思春期しか使えない上に
その名の通り、ほとんどは何の役にも立たない能力ばかり。
そんな女子たちが集められたクラスのお話。
衿沢先生の作品としては異色作だと思うね。
しょぼい能力とはいえ、能力系の作品を描くとは思わなかった。
なのでこの作品で初めて衿沢作品に触れて
過去の作品を読もうとすると、きっとかなりの高確率で失敗すると思う。
普段描かれているのは女子を中心とした単なる青春日記のようなものですからね。
しかしこの無用力、本当に使えない能力ばかりで
心拍数が上がると物体が透けて見える。
イライラすると指がタコになる。
動揺すると20代後半からは聞こえなくなる高周波音を発する。
見ている夢の内容が空に投影される。
等、どうしようもないものばかり。全部サバイバー以下。
でも1巻ラストの子の無用力である
その子の握ったおにぎりを食べると、それ以前の24時間の記憶が消える。
ってのは凄い有用で、事実よくわからない組織(?)がそれを狙って動いてたけど
そういう波乱めいたものは必要ないし
波乱のためにわざわざ有用な無用力を作っちゃった感じがして
あんまり好きじゃないなあ。
でも、最終感3巻の幕の引き方は完璧。最高でした。 -
Posted by ブクログ
モンナンカール女子高等学校・中等学校を舞台に
山も無く谷も無い女子高生の日常を描いた作品、普通だからこそ面白い。
26名のクラスメイトが各話入り乱れる全部で12のお話で
・生物室から逃げ出したヘビを雨の中捕まえるお話。
・壊れたエアコンを直すお話。
・文化祭の看板を作るお話。
・ダンスに没頭する女子と音楽を愛する女子が心を通わせるお話。
・天然サッカー少女のお話。
・極短時間で家の片付けをするお話。
・うんちくの無いコーヒーのお話。
・地下室の物置に閉じ込められるお話。
・謎のおばさんと草むらでバドミントンを体力の続く限り続けるお話。
・茶の湯ごっこのお話。
・写真の楽しさに気づき始めた女の子のお話。
・科学部の3人が真夏に涼を求めて学校中をさまようお話。
できればこれら1話ずつ個別に紹介したいくらいに面白いもの、
日常系学園物の作品の中でトップクラスだと思います。
巻末に26人全員分の「氏名(あだ名)」「部活動/委員会」「通学方法」「今、好きなこと」
がまとめられており、それを見つつ読み進めないと
1話からいきなりキャラクター紹介も無く
誰が誰だか把握する前に話がどんどん進んでいくので注意です(笑)
1話しか登場しない子もいれば複数話登場する子もおり、話が進むにつれて
「あの子とこの子は友達だったのか」とか
「最初モブで登場したけどこの子はこういう性格だったのか」とか
普通の漫画では楽しめないような事を楽しめるのでとっても新鮮。
1人だけ気になる子がいまして、「涌井明子」というお名前なのですが
あだ名が「なろめ」なんですよね。由来が知りたい(笑) -
Posted by ブクログ
まちあるき好きの友人がツイッターでこの漫画のことをつぶやいていたのをきっかけに購入。しょせんは少女漫画、雑誌に紹介されているようなおしゃれな街を地図片手に歩き回っちゃうぞ★ってな感じかと思いきや、すいません、全然違いました。
主人公の女子高校生ちづかは、古地図が好きな女の子。お小遣いが入ると、お目当ての古地図にそれを全部つぎ込んでしまうような女の子。渋い、でもかわいい。そんな女の子が、クラスの友達やたまに先輩、いとこと日本橋・お茶ノ水、堀切や近江なんかを歩く、一話さくっと読み切り型の漫画。
これがすごい!実際のまちあるきに還元できそうな情報、何よりも歩いてみたい!と思わせる目の付けどころ!ただものじゃないです、ちづかちゃん。二巻が楽しみ。