村上宣寛のレビュー一覧

  • IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実
    ためになった。
    IQが高いから自分がすごいんだと勘違いすると悲惨なことになることはよく知っているので、面白く読めた
    心理学の分野はエビデンスが不十分な本が多い中、この人はとても重視しているようなのでほかの本も読みたいと思った
  • 「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た
     世の「心理テスト」がいかに「トンデモ」であるかを明らかにした、驚くべき本。「心理テスト」といっても、テレビや雑誌でやってるような「いかにも」なものではナイ(導入として「血液型」も用意してあるが)。槍玉に挙がるのは、かの有名な「ロールシャッハ・テスト」、定番の性格検査である「矢田部ギルフォード性格検...続きを読む
  • IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実
    そもそも知能とは何かーそれを探ることが心理史をたどることになるとは思わなかった。過去にどれだけの人が知能を測ろうとし(結果的に否定されてしまうものも多いが)試行錯誤し、それでもまだ全容の解明には至らない。改めて奥の深い学問だと感じた。
    また、今までの自分がいかにステレオタイプまみれであったかを気づか...続きを読む
  • 「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た
    とにかく痛烈な心理テストに対する批判書。ビッグファイブ以外の性格判断はすべてでたらめといわんばかりのスタンスは読んでいて気持ちがいい。このセンセ業界から干されないかな、と心配になるほどの一冊。しかし、よーーく読んでみると、あんがい自己批判の書にも読める。心理学と統計処理を使う人は読んでおいて損はない...続きを読む
  • 性格のパワー 世界最先端の心理学研究でここまで解明された
    Big5の協調性、外向性、良識性、開放性、情緒安定性の要素の解説、環境と遺伝の影響、BIG5に至るまでにあった、類型論や精神分析の観点など、現時点でのエビデンスを元に特性とはどういうものかを細かく分析されているように感じた。この本の発売時点だとまだまだ、特性五因子との関連性はわからないことがあるので...続きを読む
  • IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実
    知能について歴史からここまで書かれた本は(著者いわく)ないらしい。確かに知能検査というのは、みんながちょっと胡散臭くおもいつつ、けれども有難がってしまうものかもしれない。

    本書はそんな知能検査について、バッサバッサと切り込んでいく。エビデンスが豊富で統計的に正しい知能検査、というのは実はとても少な...続きを読む
  • あざむかれる知性  ──本や論文はどこまで正しいか
    心理学の研究者である筆者がダイエット、健康、ビジネス、投資、幸福感などさまざまな分野のシステマティックレビューを読んでまとめたもの。

    要点をまとめると以下のような感じ。

    因果関係の研究には実験群と実験群との比較の対象群(何もない)を置く必要がある
    質のいい論文は二重盲検ランダム化比較実験のシ...続きを読む
  • あざむかれる知性  ──本や論文はどこまで正しいか
    複数の論文を統合するメタ分析の手法を用いた研究を紹介している。諸説が入り乱れる食事や健康の分野についても、結論が出ているものが多いようだ。

    scienceの語源は、ラテン語のscientia(知識)、その起源はギリシャ語のskhizein(分割する)。現象を分割すると数量化が可能になり、伝達が可能...続きを読む
  • あざむかれる知性  ──本や論文はどこまで正しいか
    怪しげな健康食品が溢れているが,効果に対して正確な検証がなされているかどうかに疑問を持っていたが,本書は適格な回答書だ.盲検化されたランダム化比較試験で有意差があることを証明できることの重要性をマスコミに周知させる必要がある.ビッグファイブと呼ばれる 外向性,協調性,良識性,情緒安定性,知的好奇心の...続きを読む
  • 「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た
    世に蔓延る血液型診断、性格診断などを否定しています。科学的根拠がないもなが流行る。この本はそんな世の中に流される人には目から鱗なのではないでしょうか。もう10年近く前の本ですがおすすめです。
  • あざむかれる知性  ──本や論文はどこまで正しいか
    類似のテーマの、異なる調査結果を統合する方法があるということを、この本から知ることができた。
    それを、メタ分析と呼ぶのだそうだ。
    本文の中ではどういう手法なのかの説明がなく、いらいらしながら最後まで読んだ。
    そうしたら、最後に付録としてその説明があった…。ちょっと脱力。

    効果的なダイエット方法につ...続きを読む
  • あざむかれる知性  ──本や論文はどこまで正しいか
    ごく最近のメタ研究を見て、いろいろ批判する、って感じ。村上先生はおもしろいなあ。ポジティブ心理学の検討のところはいくつか論文ひろってみたい。
  • 心理テストはウソでした
    統計学の知識をわかりやすく示しながら血液型診断や性格テストを批判していく。やや上からの物言いながらも痛快に書かれているため腹落ちする。就活生が一読すると良いかもしれない。
  • IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実
    『「心理テスト」はウソでした。』の著者つながりで。こんどは「知能は測定できるか」という、なんつーか「触らぬ神に……」と言いたくなるような分野で、言いたい放題。刺激的なだけでなく、きちんと「研究」という地に足がついている記述になっているので、安心して読める。たとえば「IQってなんなの?」(はい、知能検...続きを読む
  • 「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た
    面白い。良書。
    冒頭の血液型診断は兎も角として、もっと巷の似非心理テストかと思ったら、真面目に使われている本格的な、歴史のあるテストを預かっている。
    著者が自分で分析してるところもあり、統計学の専門家と言うこともあって、今迄読んだ本当は違う迫力有り。
  • 性格のパワー 世界最先端の心理学研究でここまで解明された
    パーソナリティ研究に手を出す前に読んでおきたい一冊。なんとなくデータがあると信じてしまうけど、批判的な視点を持つことを忘れないようにしたいものです。
  • 「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た
    大学の先生に「めっちゃwwwおもろいからwwwよんでみwww」って言われました。
    別の先生からもすすめられた1冊で、確かに面白かったです。
    だけど先生曰く、心理学初心者は「こんなことが指摘されているのになぜそれを勉強しなきゃいけないのか」という考えにとらわれてしまうため、一通り勉強してから読むほうが...続きを読む
  • 「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た
    血液型性格検査などは、嘘であると言うことは周知の通りであると思う。
    しかし、ロールシャッハテストについては、著者は詳しく調べたのだろうか?もちろん、ある程度の本は読んだとは思うが、今では筆者の作った計算ソフトの数段素晴らしいものもできている。
    その現状を知っていてのことだろうか?
    どうにも、素人が少...続きを読む
  • IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実
    なんだか難しかったが、まだ知能という研究文野が日本において未解明、未発達ということがわかった。知能テストやSPIが本当に参考にならないこともわかる。研究者によって分析も違うので、一体なにが正しいのかと惑わされるが、遺伝子や年齢のせいにした神話はあてにならない。知能を扱った書物が少ないため、これを一読...続きを読む
  • 心理テストはウソでした
    血液型、ロールシャッハテスト、矢田部着ルフォード性格検査、内田クレぺリン検査、すべて何の科学的根拠もないインチキだった。心理学者が書いているからこそ説得力あり。