村上宣寛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ボーリング氏の「知能とは知能テストで測ったもの」という定義に妙に納得する。
日本では知能検査がタブー視されがちなのか出回る情報は多くない。本書はIQに関する数々の検査や最新研究が掲載されている。
IQは何と相関するのか、学術的な検証の歴史は興味深い。19~20世紀はゴルトンに代表されるような優生論や遺伝説が有力だったが、測定法の問題を指摘し、相関係数から必ずしもそうとも言えない点を論述している。
本書自体に主義主張があるわけではなく「こんな見解もあるがこんな見解もあるよ」的な紹介ではあるものの、最新動向(2007年)を日本語で読めるのは貴重だ。 -
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Posted by ブクログ
就職試験、もろもろの適性検査、あるいは、臨床場面で多用されている心理(性格)テストは、実はほとんど使い物にならない、詐欺同然の代物であることを痛快に暴露する。キリは「血液型人間学」から、心理臨床家の使う「ロールシャッハ・テスト」、就職試験の常連「内田クレペリン検査」、性格テストの定番「YG検査」まで、何とみんな事実無根。
信じがたいほどズサンな基礎データの収集と解析、及び外国からの移植時の統計的処理への無知などを剔抉(てっけつ)。心理テストの第一人者が、実体験=研究団体とのやり取り、実際のテスト開発の経緯、噴飯物の学会・シンポジウム記録等々=を踏まえて、ユーモアと皮肉を交えて語り下ろす。 -
Posted by ブクログ
就職試験、もろもろの適性検査、あるいは、臨床場面で多用されている心理(性格)テストは、
実はほとんど使い物にならない、詐欺同然の代物であることを痛快に暴露する。
心理臨床家の使う「ロールシャッハ・テスト」、就職試験の常連「内田クレペリン検査」、
性格テストの定番「YG検査」まで、何とみんな事実無根。
信じがたいほどズサンな基礎データの収集と解析、及び外国からの移植時の統計的処理
への無知などを剔抉(てっけつ)。心理テストの第一人者が、実体験=研究団体とのやり取り、
実際のテスト開発の経緯、噴飯物の学会・シンポジウム記録等々=を踏まえて、
ユーモアと皮肉を交えて語り下ろす。 -
Posted by ブクログ
血液型人間学、ロールシャッハ、YG、内田クレペリンなど有名な心理テストがいかに当たらないかを説明した本。
統計がわからないとちょっと理解が苦しいかも。私も決して詳しいわけじゃないので、読んで納得してしまいましたが、著者に反論できる人がいたら教えてください。
それにしても、血液型はともかく、他のテストが日本でいまだに使われ続けているのは販売者の陰謀ではないかと思ってしまうくらい、ボコボコにされています(笑)。
心理検査って病院で行えば医療費がかかるし、企業が採用活動に使えばコストがかかる。効果のないものを行うことがないよう、医者も臨床心理士も人事担当者もちゃんと勉強してほしいです。
ちなみにロー