望月護のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ドラッカーのエッセンスが詰まっています。取っ付きにくいイメージのあるドラッカーの理論が分かりやすくまとめてあります。
著書を読んであらためて、お客本位の大切さを感じました。組織が大きくなると会社の内に目が行きがちです。しかし、会社が存続するためには、会社の外からすなわちお客からお金を運んでくるしか方法はありません。お客を創造するというのは、ビジネスにおいて非常に重要なポイントだと思います。
著書の指摘するように、お客第一で考えている企業は確かに利益を生んで優良企業と考えられています。お客第一で考えるので、お客の特徴を把握して良く知っています。お客としては、気心の知れた商品、サービスを -
Posted by ブクログ
非常に読みやすく解り易い本である。
ただ、実際のドラッカーの著書を読んだことがないのでどれほど
に忠実に要約されているのかは解らない。
結構当たり前のことが書かれているようにも思うが、それが
できない企業が多いということだろう。
著書の中で頻繁に語られているのは企業はつねに「お客本位」で
なければならない事、そのお客にモノを買って貰うには
イノベーションとマーケティングが大事であるという事である。
以下本文より抜粋。
・金融機関の自己勘定取引、同業者間の談合取引、ねずみ講、マルチ商法は、全体のパイを増やしているわけではなく、誰かが
勝って誰かが負けるゼロサムゲームである。
必ず一人負けの被 -
Posted by ブクログ
●株式会社のしくみを発明したのはオランダ人。世界初の株式会社は1602年にインドネシアでつくられたオランダの東インド会社
多勢の人間が金(資本)を出し合ってリスクを分担し、船長(経営者・企業家)に航海をゆだねる。一人ではできない大きな仕事を行う仕組み
「リスクは小さく、分け前は大きく」が株式会社の仕組みを作った原点
当初は航海が終わる度に1回ごとに分け前を清算して分配していたが、やがて継続的な取引に変わり、事業を続けていくために出資した人間が自分の権利を売買できる流通の仕組みとして、株式を発行して流通させる株式組織の会社を考え出した。
●資本家のいない社会
資本主義経済が発展した結果、