あらすじ
短時間で「世界最高のマネジメント」を習得できる! 世界最高の叡智と言われるドラッカーのマネジメント論。しかしながら、その翻訳本を手にとってみても、「難しそうで、なかなか読む気になれない」「読んでも難解で意味がわからない」という人が多い。そのような人のため、ドラッカーの著作の解説本として本書は書かれた。翻訳書の要点を短時間で読みたいという人のための要約本である。実際の企業事例を紹介しながら、難解と言われる経営理論をやさしく解説している。まさにドラッカー入門書の決定版といえる内容である。忙しいビジネスマンでも、この一冊さえ読めば、ドラッカー通になれる! ドラッカー翻訳の第一人者、上田惇生氏推薦。
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Posted by ブクログ
ドラッカーの入門書
実例も多くあり、大変分かりやす。
「『作ったものを売る』のではなく、売れるものを開発して、買ってもらう仕組みを作ってから、販売活動を行うのが順序である。」 組織の企画、イベントの催行なども同じでしょうね。
「お客に関する支出はコストではなく投資だが、現在の会計システムではコストとして扱われている。」「販売活動と物流活動についての合理的な理論がないのは、複雑すぎて理論ができないから、、、、。」
2002年からの「会計ルールの変更」=明治維新に匹敵する「ビッグバン」
久しぶりの高満足度!
Posted by ブクログ
ドラッカーの入門書ということで読んでみた。
ドラッカーの言葉とともに、いろいろな会社の事例が紹介されており理解しやすかった。
何度も読んで自分のものにして、この本の中で紹介されているドラッカーの本にトライしたい。
Posted by ブクログ
ドラッカーの教えになぞらえて、実際に企業で起こった事象を説明する。内容が盛りだくさんで読み応えがあった。
でも、本書や「もしドラ」しか読んだことのない私は、やっぱりドラッカーの著書をきちんと読んでおかなきゃな・・・と思わずにはいられませんでした。
Posted by ブクログ
ドラッカーのエッセンスが詰まっています。取っ付きにくいイメージのあるドラッカーの理論が分かりやすくまとめてあります。
著書を読んであらためて、お客本位の大切さを感じました。組織が大きくなると会社の内に目が行きがちです。しかし、会社が存続するためには、会社の外からすなわちお客からお金を運んでくるしか方法はありません。お客を創造するというのは、ビジネスにおいて非常に重要なポイントだと思います。
著書の指摘するように、お客第一で考えている企業は確かに利益を生んで優良企業と考えられています。お客第一で考えるので、お客の特徴を把握して良く知っています。お客としては、気心の知れた商品、サービスを使いたくなります。当たり前のことなのですが、それに気付いていない場合がよくあると思います。
ドラッカーは自分も読もうと思ってまだ読めていない積ん読状態の本があるので、この読みやすい新書をキッカケに、ドラッカーを読破してみようと考えました。ドラッカーの理論は、あらゆるビジネスにおいて基本となっていると思います。ドラッカーとしっかり向き合って、自分自身を磨いていければと考えています。
目次
第1章 間違いだらけのマネジメント
第2章 お客軽視が不況を招いた
第3章 ビジネスの基本
第4章 販売前のマーケティング
第5章 お客は満足していない
第6章 お客本位へ
第7章 お客軽視の犯人
第8章 棄てる決断・やめる勇気
第9章 選手交代の時代の主役はあなただ
Posted by ブクログ
企業の目的は顧客を創造する事。
企業の目的はどうすればお客に満足してもらえるかを考える事。
その為にはマーケティングとイノベーションである。
価格は、コストの合計ではなく市場で決まる。市場には「適正価格」も無ければ「適性利潤」も存在しない。
バットで頭を殴られたようであった。
Posted by ブクログ
経営学がわからない初心者でも、興味深く読む事ができました。
身近なメーカーの例が多いため、理解しやすく、更に経営学の本を読んでみたくなりました。
顧客の立場、相手の立場に立つことは何をするにも必須なのですね。
Posted by ブクログ
非常に読みやすく解り易い本である。
ただ、実際のドラッカーの著書を読んだことがないのでどれほど
に忠実に要約されているのかは解らない。
結構当たり前のことが書かれているようにも思うが、それが
できない企業が多いということだろう。
著書の中で頻繁に語られているのは企業はつねに「お客本位」で
なければならない事、そのお客にモノを買って貰うには
イノベーションとマーケティングが大事であるという事である。
以下本文より抜粋。
・金融機関の自己勘定取引、同業者間の談合取引、ねずみ講、マルチ商法は、全体のパイを増やしているわけではなく、誰かが
勝って誰かが負けるゼロサムゲームである。
必ず一人負けの被害者が現れる。
・史上空前の一兆円以上の利益を上げたトヨタがベアゼロを
回答し、ヤマト運輸が年功序列賃金をやめて勤務地別の賃金に
変え、賃下げを実施した先見性を見習うべきである。
高い賃金を温存すれば、企業が破綻して失業者が増えるだけで
ある。雇用不安をなくすために労使が協力しあって賃下げを
実現して、まず企業の利益を確保し、企業は消費者が買いたく
なるような製品やサービスを開発するために投資して、消費意欲
を高めることが景気回復の手順である。
・お客の商店が買っているものはレジスターではなく、お店が
繁盛する事だと考えているからライバルを寄せ付けず、売上を
増やしているのである。
・ベンツやレクサスを買っているお客が「輸送手段」に金を払って
いるのではなく、「高級感」に対して金を払っているならば、
ベンツやレクサスの本当のライバルは他のメーカーの高級車では
なく、豪華な別荘やダイヤモンドの指輪である。
・ほとんどの企業が新規のお客を獲得するためにカネをかけて
いるが、有難さに気が付かずに既存のお客を粗末に扱っている。
あるビジネススクールが行った調査によれば、既存のお客に
5%余分にカネをかけるだけで利益が三割から五割増えるという。
Posted by ブクログ
お客についての5章から7章あたりが特におもしろかった。
- 自社にとってのお客が誰かがわかっていない。
- お客が何を買っているか(何の効用を買っているか)を把握する必要がある。
- お客ではなく内部に目がいっている。
Posted by ブクログ
ドラッカー初心者ですが、読み易く大変参考になった。ビジネスの基本はやはり、顧客主体。いかに良い商品を開発しようと、買い手のニーズにあったものでなければ、モノは売れないし企業は成長しない。企業の成長なければ経済成長もない。何を「主体」に考えるか、日々の仕事の中で一度立ち止まって考える事は重要なこと。
Posted by ブクログ
ドラッカーのマネジメントを読んだ時に難しくてなかなか頭に入らず、解説本を探していた時にこの本を見つけた。
単純な解説ではなく、ドラッカーの言葉(エッセンス)を元に、著者が知見や日本における事例を加えながら説明している。
分かりやすい説明で、ドラッカーの言っていることを理解することができた。
重要なのはこの知識を実践の中で生かしていくことである。
自分が実際に組織をマネジメントする時に実践できるよう、何度も読み返す必要があると感じた。
Posted by ブクログ
基本的に、ドラッカーの「ネクスト・ソサエティ」を中心とした著書を軽く引用し、例えとなる話をいくつも列記した形で進む本。ざっと読み流して、わかった樹になるには十分。考えながら読みたい人には向かないと思う。
Posted by ブクログ
●株式会社のしくみを発明したのはオランダ人。世界初の株式会社は1602年にインドネシアでつくられたオランダの東インド会社
多勢の人間が金(資本)を出し合ってリスクを分担し、船長(経営者・企業家)に航海をゆだねる。一人ではできない大きな仕事を行う仕組み
「リスクは小さく、分け前は大きく」が株式会社の仕組みを作った原点
当初は航海が終わる度に1回ごとに分け前を清算して分配していたが、やがて継続的な取引に変わり、事業を続けていくために出資した人間が自分の権利を売買できる流通の仕組みとして、株式を発行して流通させる株式組織の会社を考え出した。
●資本家のいない社会
資本主義経済が発展した結果、投資に必要なカネ(資金)が膨大な金額になり、一人の資産家や資産家の一族が上場企業を所有することは不可能になり、「個人の資本家」はどこにもいなくなった
●企業は成長するに伴って売上が増えていく。売上が増えれば売掛金や在庫も増えるから、運転資金が必ず足りなくなる。さらに投資に必要なカネ(資金)も膨大な金額になる。企業は成長が続く限り常に資金が不足する
●アメリカでは社員とパート社員に差をつけず、経営陣の成功報酬として考え出されたストックオプション(自社株購入権)を与え、日本(スターバックスジャパン)では社員に自社株を持たせた。社員が株をもつことによって会社を大きくしようという意欲を引き出せる
●リーダーとは周囲の人間をやる気にさせて企業を儲けさせ、その結果自分自身も潤う人間のことをいう
★「笑う門には福来る」というが、何よりリーダーは周囲を明るい気持ちにさせることが大切だ。情勢がいかに暗くとも、常に周囲を明るい気持ちにさせることができる人間が本当のリーダーだ
●ヤマト運輸では、上に立つ人間は周囲の人間から評判の良い人を昇進させている
●所詮組織は人間の集団である。集団が納得しない組織が長く栄えることはありえない
●企業の目的はお金をつくることだ
●マイケル・デル
「企業にとってお客は命だが、不思議なことにその大切なお客を尊重している企業はほとんどない。コンピューター業界は昔からのしきたりだといって、お客に業界ルールを押し付けて平然としている。お客が不便を感じていることにまるで関心を払っていない」
「良いものを作れば売れる」という考え方は完全な間違い
●モノが不足していた時代には、生産性を上げることがみんなの役に立った。価格の高い粗悪品を駆逐して、質の良い製品を水道の水と同じように安く作ることが製造業の指名だった。しかし供給力が需要を上回ると、生産性を上げれば上げるほど人間が要らなくなり、価格競争が激しくなった
●お客のわがままをどこまで聞けるか
生産者天国は成り立たなくなり、売り手の都合はまったく通用しなくなった。お客が喜ぶサービスとは、売り手にとって「不便で手間がかかって面倒なこと」である。しかし、利益は手間がかかって面倒なことからしか得られない
●製造部門が強くなりすぎると危険。外部の変化を知らずに「作ったモノが売れるのは当たり前」「売れないのは販売部が弱いからだ」という発想になり、売れない責任を販売部門に押し付ける
売りやすいモノを作ろうとせず、作ったものを売りさばけと言われて、やる気が失せ、販売部門は会社を去っていく
●スリッパ会社と作業着会社
「スリッパの法則」・・・スリッパに履きかえる会社に投資すると儲からない
「作業着の法則」・・・作業着を着ている社長が率いている会社に投資しても儲からない
⇒スリッパに履きかえたり社長が作業着を着て内部に目を光らせている会社は外部志向ではなく内部志向だから。言うまでも無くマネジメント(経営管理)は、外部に対応することが目的であって内部に対応することが目的ではない
●儲からないと言って嘆いている企業に共通していることは、幹部が社内を歩き回っていてお客(得意先)を回っていないことである
●お供を連れてお客を回っても、お客は馴染みの担当者の顔を立てるから、お客からホンネの話を聞きだすことはできない。幹部が連隊を組んでお客を回っている企業の業績は悪い。本当に強い幹部は裏口から一人で入ってくる
●業績が悪化すると部下の怠慢だといって、部下を叱り飛ばす以外に何も手を打てないというのでは幹部は要らない
●業績の不振とは、売上の不振のことであり、販売活動の不振のことである。お客から信頼されていないことなのだ。売れ行き不振の原因は、社内に座って部下の報告を聞いているだけでは分からない
●「マネジメント(経営管理)の根幹は会社をつぶさないことであり、そのために自らお客をつくる活動を行うこと」である。社員の行動を管理することではない。お客をつくる活動を行うために社内を管理しているのである
●社員の行動を管理していれば、お客が増えて儲かるはずだと考えているとしたら大きな間違いである
●お客があるから仕事があり、仕事があるから売上があがり、売上があるから利益があがる。利益を生んでくれるものはお客以外にはない。したがって幹部は絶えず外部の動きに目を光らせていなければならない
●「売上が落ちた時は街に出て、そこに行き交う人を見る。その人たちがどんなものに興味を示すか、どんなものを手にとって見るか観察する。街は情報源であり、羅針盤だ」イトーヨーカ堂創業者・伊藤雅俊
●販売活動を軽視していると、販売部員は自分が行きやすい小さな得意先ばかり回り、大きな得意先、つまり文句を言われる厳しい得意先へはあまり行かない。自分に都合の悪い話は報告せずに握りつぶしてしまうから、販売部員の話を鵜呑みにすることはできない
●なぜ失敗するかと言えば、お客に買ってもらうために必要な二つの基本機能、すなわちイノベーションとマーケティングを無視してモノを作っているからである
●「良いものを安く作る」のではなく、お客が求めているかをつかんで、お客が価値を認めて払う価格をつけ、売ってくれる販売店や販売員にとって売りやすくて儲かる仕組みを作らなければモノは売れない=「売りやすいものを作る」
●儲かっている企業はすべてお客本位、販売重視の企業である。「良いものを作れば売れるはずだ」と言っている製品本位の企業や技術本位の企業は、新技術や新製品を開発しても、商売(事業)を成功させることができない
●日本では労務や総務部門の地位が今でも高いが、欧米ではこういった事務部門は主流ではなくバックオフィス(内部管理業務)と呼ばれている
●粗利益(付加価値)は売上高から外部に払う費用(流通業の場合は仕入高、製造業の場合は製造原価)を差し引いたもののことをいい、会計用語では「売上総利益」と呼んでいる。売上高から外部に払う費用を払って粗利益を出し、さらに粗利益(付加価値)の中から内部費用(人件費や家賃や光熱費などの販売管理費)を支払うと本業の儲けが出る。本業の儲けのことを「営業利益」と呼んでいる
●「営業利益」に本業以外の収入と支出を加除して株主に配当を支払うモトデとなるのが「経常利益」である
●「営業利益」も「経常利益」もそのほとんどを左右するのは粗利益だから、企業は何と言っても「粗利益」を増やさなければならない
●「作ったモノを売る」のではなく、売れる物を開発して、買ってもらうしくみを作ってから、販売活動を行うのが順序である
●イノベーションとは、「儲かっていない活動を、儲かる活動につくりかえること」で、「ものの考え方や仕事の方法を変えることによってお客(得意先)の価値観を変えさせて、お客を満足させて自分も儲けること」をいい、「時代遅れになったり、生産性が低いために儲からなくなった活動を、儲かる活動につくり変えることが根本原理」なのだ。イノベーションとは発明発見のことでもなく、技術を革新することでもなく、技術部門だけが行う活動でもない。新しい付加価値(粗利益)を生み出すために、すべての部門が取り組むべき根本的な活動のことをイノベーションというのである
●ヘンリー・フォードが事業にした自動車という商品は、すでにそれまでつくられていたものだ。しかしフォードは流れ作業によってコストを下げ、大量生産を実現し、大量販売のしくみをつくった。大幅な値下げを行ってお客を満足させて大衆市場を産み出し、安い価格でも儲かる画期的な経営手法を作り上げて、新たに膨大な付加価値をつくりだしたのである
●われわれは現在うまくいっている仕事であっても現状に甘んじることなく、仕事の手順を変えたり、工程を変えたり、人間の組み合わせを変えたり、絶えず組み合わせを変えて、変化をつくり出し、新しい価値をつくり出すことに挑戦していかなければならない
●成果を生み出すために「既存」の知識をいかに有効に適用するかを知るための知識こそが、「マネジメント」である
●マーケティングは「お客の立場に立って買ってもらうことを考える」活動である。販売は「売り手の立場に立って売る」活動である。両者の考え方はまったく正反対だから、マーケティング部門と販売部門を兼任することはできない。マーケティングの最終目標は「販売しなくても売れるようにする」ことである
●販売活動を一括して商社に任せたり、総代理店をつくって丸ごと販売を任せている企業があるが、これほど危険なことはない。商社や総代理店はあくまでも自社の都合に合わせて売っているのであって、メーカーの都合を考えて売ってくれるわけではないからだ。その上販売を他人任せにすれば、最も大事なお客の苦情やお客の欲求(ニーズ)が耳に入らなくなり、お客の動きがまったくわからなくなってしまう
●マネジメントの世界は組織の内部にあるなどということが前提とされてきたために、経営陣は、組織の内部における努力に焦点を合わせるようになってしまった。だが、組織の内部に存在するものは努力だけである。組織の内部で発生するものはコストだけである。成果は、組織の外部にしかありえない
●原価管理や人事管理の理論は山ほどあるが、販売活動と物流活動についての理論的な文献はほとんどない。販売活動と物流活動について理論的な文献が少ないのは、社外を相手にするため活動が複雑で、研究者が合理的に説明することができないからである
●ライバルだと思っている製品やサービスが、本当のライバルであることはめったにない。お客が買っているものは効用だということを考えてみれば当たり前のことだが、なかなか気がつかない
●「新しいものを得るために古いものを捨てる」ことがイノベーションの原理である。いわゆる創造的破壊である
●ジャック・ウェルチは世界の市場で三位以下の事業から撤退して、一位と二位の事業にヒト、モノ、カネを集中した。これが有名な「選択と集中」である。
●「利益は内部にない。利益をもたられてくれるものは外部にある」
ウェルチは組織の中の壁を取り払ってお客志向に文化を変えた。これが「ワークアウト」である
●「問題を解決しても成果は得られない。成果はチャンスを開拓することによって得ることができる」
お客からの苦情や問い合わせの窓口を外部の委託先に任せている企業が多いが、ウェルチは窓口はお客のホンネを聞き出す情報源だと考えた。そこで選り抜きの社員を担当させてサービスセンターを編成し、利益を産む部門と位置付けてプロフィットセンターに変えたのである
●「革新(イノベーション)の戦略の基礎は、死につつあるもの、陳腐化したものを、計画的かつ体系的に捨てることである」
Posted by ブクログ
#book いわゆるドラッカー本。もしドラみたいなゆるーい内容ではなく、分かりやすくもしっかりとした印象を受けました。相手の立場に立って考える。中学時代の学級目標でも掲げられていた記憶があります。最近、某ラジオで耳にしたソーシャル・グッドという言葉もありますし、不景気な今の時代だからこそできることも少なくはないと思えました。
Posted by ブクログ
ドラッカー関係の本で一発目に読んでみました。
想像以上に読みやすくて、あっという間に読むことができます。
実例が豊富で専門用語も少なくて、学生からでも僕のような社会人なりたて人間でも問題なく勉強できます。
けっこう考えれば当たり前なんだけど、なかなか気付かないようなことを突き付けてくれるので、ありたがい本です。
書き込みしながら、線引きながら読んで、自分専用の要点凝縮ドラッカー本にしちゃいました(笑)
ドラッカー関係の本、せっかく時流がその方向にあるので、もっと読んでみよう、そう思える一冊でした。
Posted by ブクログ
ドラッカーの理論を分かりやすくまとめたもの。
経営の歴史の中で、何が大切か分かります。
しかし、方法論がなく投げっぱなし。しかも、できない人間がいることを前提としているので、若干批判的にも解釈できる。
Posted by ブクログ
ドラッカーを神格化しすぎな感じが・・
日本企業を例に挙げながら説明していくので、分かりやすいし読みやすい。知らないこともあったので、結構タメになった。
Posted by ブクログ
ドラッカー自身の著作ではないですが、ドラッカーが言わんとすることの集約を日本の企業や馴染みのある会社を例に出して説明されているので、理解しやすい。著者の望月さんの解釈であるんでしょうが、他の方の書評でも、評価は高く、短時間にドラッカーの思想を学ぶにはよい本。
新書しての密度は濃いと思います。
Posted by ブクログ
初めて読んだドラッカー本。できるだけ短時間にドラッカーの要点を勉強したい人間には良いと思う。実際の企業実例も多く、読みやすい。「リーダーは夢を語ることが大切」「売上を増やす部門は中核だから委託できないが、コストを下げる部門は委託したほうが生産性が上がる」「お客が満足して金を出して買っているものは、モノやサービスではなく、モノやサービスがもたらす効用だから、その効用が何かを考えることが大切」「お客を作ることが最高の競争力」等など、内ばかりでなく、外を見ることの大切さを説く。
なるほどと思う部分も多いが、本当にそれがドラッカーの意図したことなのか(脱線してはいないか)どうかは読みきれず、星4つとした。店舗主や中小企業の社長が読むべき本かもしれない。
Posted by ブクログ
ドラッカーの要約本。
読みやすさにこだわっているのかな、スイスイ読める。
でも、なんか、ドラッカーの本を読んでいる気がしない。どこかで読んだことがあるような。巻末に参考図書がたくさん載っていたけど、それらとオーバーラップしているような気がする。
Posted by ブクログ
ドラッカー大好きなビジネスマンによる一冊、という趣き。
何冊かドラッカー本人の本を買ったもののまだ積読状態の自分としては手軽に学べてありがたいのだが、実践的かというとこの本でもまだまだそうとは言えない印象。実際にどうなのかはこれから自分で原書をどれだけ噛み砕いて読めるかによりますな。
Posted by ブクログ
☆3.5
自分のレベルだと、まだ内容を鵜呑みにしてしまって身に付いてない感じがする。
関連本をたくさん読んで、はやく自分なりの考え方が
確立出来るようになりたいと思ったよ。
そして来年はもっともっと仕事を楽しもう~。
Posted by ブクログ
もしドラを読んだので続けて買ってみた。。
「新しいものを得るために古いものを捨てる」とか
棄てる勇気、やめる決断が大事とか。
「作ったモノを売るのでなく、売れるものを開発して、買ってもらう仕組みを作る」とか。すごくシンプル。
なるほどぉとか思うとこもたくさんある。そうしたらどこもうまくいくじゃん。
なんて、そんな甘いもんじゃないんだろう。
といっても、そもそも経営ってなんぞや?トップに立つ人は日夜
頭を悩ませているんじゃないかなと思う。
そもそも決算書とか読めないから話にならないなぁ~
いつも途中で挫折。会社の状況ぐらいはわかるようになりたいもんだ。
ま、家の家計簿もつけてないからだめか。。。
Posted by ブクログ
売上を増やすために「良いものを作る」のではなく「顧客を作る」というのは、わかっているようで案外盲点なのでは。
内部はコストで利益は外部というのは、つまりはこの点に集約されるのだろうとなんとなく思った。
しかし、作ったものを売るのではなく、売れるものを作る。そのためにマーケティングが重要になるというのは確かにそうだけれど、そこが一番難しいんだろうなぁ。
儲ける仕組みを作るために、どれだけ多くの人が頭を抱えて、試行錯誤しているだろうか。ただ、その点に気づいていなければ試すことも出来なくなるから成功も出来ないというね。
Posted by ブクログ
《内容》
経営の神様ドラッカーの入門書といえる本。9章立てで筆者がドラッカーの言葉を分かり易く解釈・解説してくれている。具体例によりイメージを沸き易い。ただ、ある程度経営を勉強している人にとっては物足りないかも。
《私的メモ》
読んでいて印象的だったのは、
・とにかく企業は「お客本位(顧客重視)」であるべきだということ。
・マーケティングと販売は全く別で、マーケティングの最終的な目標は「販売しなくても売れるようにすること」であること。
・いかに良い製品を作ろうが、売れなければ終わりである。よって、マーケティングは販売に優先するといえる。実際にインターネットの時代になると、販売会社は製造会社の上位になるという。製造会社は販売会社の調達先の一つに過ぎない存在となるからである。