あらすじ
短時間で「世界最高のマネジメント」を習得できる! 世界最高の叡智と言われるドラッカーのマネジメント論。しかしながら、その翻訳本を手にとってみても、「難しそうで、なかなか読む気になれない」「読んでも難解で意味がわからない」という人が多い。そのような人のため、ドラッカーの著作の解説本として本書は書かれた。翻訳書の要点を短時間で読みたいという人のための要約本である。実際の企業事例を紹介しながら、難解と言われる経営理論をやさしく解説している。まさにドラッカー入門書の決定版といえる内容である。忙しいビジネスマンでも、この一冊さえ読めば、ドラッカー通になれる! ドラッカー翻訳の第一人者、上田惇生氏推薦。
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Posted by ブクログ
売上を増やすために「良いものを作る」のではなく「顧客を作る」というのは、わかっているようで案外盲点なのでは。
内部はコストで利益は外部というのは、つまりはこの点に集約されるのだろうとなんとなく思った。
しかし、作ったものを売るのではなく、売れるものを作る。そのためにマーケティングが重要になるというのは確かにそうだけれど、そこが一番難しいんだろうなぁ。
儲ける仕組みを作るために、どれだけ多くの人が頭を抱えて、試行錯誤しているだろうか。ただ、その点に気づいていなければ試すことも出来なくなるから成功も出来ないというね。
Posted by ブクログ
《内容》
経営の神様ドラッカーの入門書といえる本。9章立てで筆者がドラッカーの言葉を分かり易く解釈・解説してくれている。具体例によりイメージを沸き易い。ただ、ある程度経営を勉強している人にとっては物足りないかも。
《私的メモ》
読んでいて印象的だったのは、
・とにかく企業は「お客本位(顧客重視)」であるべきだということ。
・マーケティングと販売は全く別で、マーケティングの最終的な目標は「販売しなくても売れるようにすること」であること。
・いかに良い製品を作ろうが、売れなければ終わりである。よって、マーケティングは販売に優先するといえる。実際にインターネットの時代になると、販売会社は製造会社の上位になるという。製造会社は販売会社の調達先の一つに過ぎない存在となるからである。