藤川太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ファイナンシャルプランナーの著者がどれだけ家計改善のプランを提示しても3割の実行できない人がいるという。ファイナンシャルプランナーは提案を提示することはできても、実行させることはできないと気がついたと。仕事を通じて目の当たりにした現実から疑問に思ったことが発端になった著。
著者の結論は、頭では理解できても感情では納得できていない。マインドが決めてとなっているというもの。それは単にお金の好き嫌いではなく、例えば財布へのこだわりなど、生き方まるごとのようなものである。だから、お金を貯めるには、知識も大切だが、「意識を変える」ことが大切とのこと。
以下、読んでいておもしろかった点。
・財布はその人の金銭事情を反映する。
クリップ財布を使う人は親の財産などがあるが浪費家、財布の形が崩れていたりパンパンな人はお金がない人、等々。
・ゼロ・リセット法
すべてが最初からなかったと想定して、自分が生きていくために最低限必要なものは何かを考える方法。収入が相当ある男性で貯蓄ゼロの人が、意識を変えることに成功し、わずか2~3年後には頭金を貯めて家を買うことがぐらいに貯金に成功したときの方法。
・所得と幸せのサンドイッチ。
幸福度は所得と関連があるが、正比例の関係ではない。
~300万:幸福度低い。
300~1000万:幸福度が収入UPとともに増える。
1000万~2000万:なぜか貯蓄が落ち込み、幸福度が下がる
2000万~:ふたたび幸福度があがる
・貯蓄額はその人によって必要な金額が異なる。これは目から鱗。
どういう生活をしたいのかで貯金額の意味が異なる。500万の貯蓄でも、年収400万の人にとっての500万は十分だが、年収2000万の人にとっての500万であったら何かがあったときに現状維持不可能。
・自分にとって幸せとは何かを見極める大切さ。
・家計収支改善は、変動費(お小遣い)は絶対に削らないこと。目に見えて懐事情が寂しくなったと感じられ、努力を強いられるわりに効果が薄い。削るなら固定費。 -
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サラリーマンは2度破産する
タイトルで気になる2回の破産とは、教育資金と老後資金。
3大支出には住居が含まれるが、ローンで購入したとして月々のキャッシュフローがマイナスにまでなる事はなく、破綻するのは教育費が必要な時と老後という事だった。
地震が起きた時、事前に避難経路や家族との連絡方法などを決めているのといないのとでは家族が無事でいれる確率は異なる。
家計も同様に事前に計画を立てているかにより、成功確率を上げる事ができるというのはいい例えと感じた。家計における備えとはライフプランを作り、毎年決算を行い健全家計を保つ事。
収入は多いのに負債を抱える家の家計は消費が衝動的で計画性が乏しい一方で、健全でお金の貯まる家計を持っている家庭はライフプランが明確で夫婦どちらに聞いても答えにブレがないという。
長期プランを夫婦で定め、いつ・なにに・いくら必要かを抑えておき、そこに対して中期・短期で必要な経費計画を定める必要があると理解した。 -
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年収700万円超えは現在勝ち組とされる。
家計破綻の主要因はマイホーム、車、教育。
お金を貯められない人はお財布がパンパン。つまり、お金の管理能力が低い。
まずはお財布にこだわる。
お財布をコントロールするにはカード、レシート、小銭がポイント。
レシートは特に毎日チェックする。
レシートは確認、反省してから捨てる程度でもよいとのこと。
他人の家計と比較することは無意味。
給与明細をきちんと確認する。
天引きされるお金もしっかり把握する。
貯蓄を増やすポイント。年収700万円を金持ちと思わない。
収入が上がっても生活レベルを上げない。貯蓄の目的をはっきりと掲げる。
固定費を確認する。
ローン、電気代、水道代、ガス代、NHK、固定電話、携帯電話、生命保険、教育費など。
実行あるのみ。ということがよく分かる。 -
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ネタバレ家を買うというということに、少し否定的な感情を持っていた私にとって、「もっと割り切って、建て替え、住み替えを一度はする、という前提で住宅選びをした方が現実的」という考え方はストンと納得できるものだった。
背伸びをして高い家を買って一生そこに住むというのは、家族構成が変わったり、もしかしたら仕事が変わる今の時代では、あまり納得できない。
住宅ローンを払うために懸命に働いているのは馬鹿らしいという人もいるが、それ以上に、一つの土地に縛りつけられるような感覚が苦手。夏と冬で着替えるように、住み替えが自由にできたらいいと思っている。それが可能になるような住宅政策とはどんなものかと、この本をヒントにぼんやり考えている。 -
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タイトルからして「住宅購入ゴリ押し」の本かと思ったら、
全くそんなことはなく、いい意味で裏切られた。
著者はFPの立場から、マイホーム購入がトクなのではなく、マイホーム買う以上トクしなければならない、と説いている。
その上で、本の中ではその方法論をいくつか紹介してくれている。
この手の本はどれも似たような内容だけど、この本は住宅購入を考えるにあたって知っておくべき内容がコンパクトにまとまってるので、なかなかオススメ。
最後に著者は言う。
「価格が下落するものを借金をしてまで買うという行為が有利である訳がありません」
うん、肝に命じよう。 -
Posted by ブクログ
タイトルには何か含みのある感じを受けてしまうが、著者の主張は文字通りのもので、一般のサラリーマンが家計について何も考えずに漫然を暮らしていくと、1度目は子どもの教育費によって、2度目は老後資金の不足によって、金融資産がマイナスになる、すなわち破産を迎える可能性があると警告している。
20年、30年という期間で家計を考えたとき、住宅を購入することや車を保有することのインパクトがどれほどのものか、保険の選び方でどのように家計が変わるのかといった基本的な部分がきわめて丁寧に解説され、家計の目標を「物価の上昇を上回ること」に置いて資産運用にも言及している。こうした指摘は非常に現実的であり、極端な節約を謳う主婦向けの雑誌や、一攫千金を狙う投資本などとはまったく異なった内容である。
節約も必要だが、とにかく切り詰めれば良いというものではない。快適に暮らしながらムダを省くために何を節約するのか常に考えることが重要である。貯蓄するには、給料の余りを貯めるという考え方では貯まらないので、「月○万円は貯蓄」などと決めておき、その残りで生活するという考え方に変換する必要がある。運用するにしても大きなリターンを狙えばリスクも大きくなるのは必然であるから、分散投資などリスクを抑える手立てを考えるか、物価上昇分を上回ることができるだけのリターンを狙って商品を選ぶ。
著者が説くこれらの考え方は至極まっとうなものである。
私自身、金遣いは荒いほうであり、実際にあまり貯蓄は増えない。
貯蓄額を設定しておいて、その残りで生活するという方法は、少なくとも我が家の家計にとっては非常に有用だと感じた。 -
Posted by ブクログ
★元本割れ確率がキーワード。一括投資や債券推しな辺りが他書と違う視点だった。勉強になる。
★一括投資や資産配分入れ替えについてなど、新NISAに完全対応した投資本ではない
⚫︎いつ何のためにいくら必要かを、運用を始める前に把握、闇雲に金額を大きくするだけではお金が本当に必要になったときにお金が足りない
⚫︎ふくろう倶楽部
⚫︎相場が混乱するときこそ、アクティブファンドが差を出しやすい
⚫︎一部の大きく儲ける人が平均値を引っ張り上げるので平均値は中央値の上方に離れる
⚫︎元本割れ確率も重要
⚫︎オルガンだけでは十分にリスクを分散してあるといえない
⚫︎分割投資は投資成果が劣るだけでなく元本割れ確率すら上がる
⚫︎お金が必要になる時期での元本割れリスクに注意
⚫︎オルカンやsp500は確かに平均リターンは高いけれども、同時にリスクも高く元本割れ確率が下がるのに時間がかかる
⚫︎長期投資を続けるためにも価格が下がった上がった時の心の持ちようを知っておくことは大事
⚫︎株100%で月10万円を15年積立て、計30年運用なら一億円実現確率は60%と期待持てる
⚫︎資産運用は基本的にお金を使う時までしか続けられない
⚫︎株の比率を小さく債券比率を大きくするほど元本割れ確率は短い期間で低下する
⚫︎新NISAで積立投資で教育費を準備した方がよさそうに見える
⚫︎20年の投資期間をみて、一括投資なら株100%投資でも元本割れ確率は5%まで下がる
⚫︎最大ドローダウン率で考えると、200万投資してすぐリーマンショック級暴落に巻き込まれたとしても100万程度の損失で済む