山本皓一のレビュー一覧

  • マイナス50℃の世界

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    薄い本だけれど、地球上にこんな世界もあるのかという驚きで溢れている。この本は読んでいて疑問に思ったことの答えが書いてあり、しかも簡潔に書かれていてテンポよく読めて楽しい。

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    2024年10月16日
  • マイナス50℃の世界

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    椎名誠は自伝的小説や探検記など次々に出す人気作家で私自身も週刊誌の連載エッセイを楽しみにしていたほどの大ファンだったので大黒屋光太夫『おろしや国粋夢譚』の存在はリアルタイムで見ていたはずだが、その時の通訳が米原万里さんだったことはなぜかすっかり記憶から抜けていた。世界一寒い国ヤクート自治共和国(現サハ共和国)をこども向けに紹介した1〜4章はイラストも楽しく、取材の経緯や裏話の5章まで米原さんの言葉で綴られる当地の暮らしは驚きの連続。写真集としても美しく椎名さんの解説が嬉しい。

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    2022年10月31日
  • マイナス50℃の世界

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    とっても面白かったです!
    地球上で、一番寒いのは北極じゃなかったんですね。
    永久凍土の上の層が夏になると溶けるせいで、家は傾いてしまうんですね。
    マイナス50℃の世界では、スケートって出来なくて、チェーン無しでもスリップしないんですね。。
    摩擦熱ごときでは氷は溶けない。。
    食べ物の話(狩猟民族の食事、日本人たるもの、日本食から離れられない話など)や、川や湖の話、プラスチックやビニールは通用しないという話など、どれも興味深く読みました。
    住めば都ということで、人間の慣れ、順応力って物凄いものがありまふ。。

    久しぶりの米原万里でした!こんな本もあったんですね。知らなかった!
    粋な日本語センス、私

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    2022年06月09日
  • マイナス50℃の世界

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    1984~85年にかけて、TBS取材班はソビエト連邦のヤクート自治共和国(現在はロシア連邦のサハ共和国)を訪れた。本書はこの取材班に同行したロシア語通訳・米原万里さんによる酷寒のシベリア紀行文である。
     「世界一寒い国」と言われるヤクートに降り立った朝、外気温はマイナス39℃。鼻の中の水分がたちまち凍って痛みが走り、自分の吐く息が空気中で凍って眉毛やまつ毛に真っ白になって張りつく。
     首都ヤクーツクではマイナス40℃以下になると人間や動物の吐く息や車の排ガス、家庭から出る湯気などが全て凍って街中が霧に覆われる。日照時間は一日4時間足らず。バスは停車するとエンジンが凍ってしまうため絶えず動いてい

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    2021年01月23日
  • マイナス50℃の世界

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    気楽に読んだ一冊。大黒屋光太夫について「光太夫オロシャばなし」と「おろしゃ国醉夢譚」を読みたいんです。

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    2020年01月07日
  • マイナス50℃の世界

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    待望の文庫登場!やっと読めた。ページ数は少ないけれど、久しぶりの米原本を堪能。おしまいの椎名誠の解説も笑ってしまいました。

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    2018年10月09日
  • マイナス50℃の世界

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    いや~、やっと復刊してくれたよ。ロシア語通訳でエッセイスト。
    2005年に亡くなった米原万里さんの幻の処女作である。

    晩年、政治を語るようになってからは面白味に欠けるようになった
    のが残念だったが、この人の作品のほとんどは我が家の本棚に
    ある。

    あ、全部読んだ訳じゃないです。積んだままになっている作品も
    あります。ワインじゃないんだから寝かせるなと言われるけど。

    さて、本書である。江戸時代にシベリアに漂着した日本人の
    足跡を追うというテレビ番組の取材に、通訳として同行した
    際のシベリア紀行である。

    取材期間は1984年から1985年。ソ連邦崩壊以前のヤクート
    自治共和国(現サハ共和国)

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    2017年08月19日
  • マイナス50℃の世界

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    こんな世界があるんだな、というなかばファンタジーの世界。写真がたくさん載っているので何とか想像できるが、本当に世界にはいろんなところがある、と実感できる。

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    2016年11月29日
  • マンガ 尖閣・竹島・北方領土

    購入済み

    ためになった

    近頃、話題の問題をマンガで理解でき、おもしろかった。興味がある方は読んでみては、、

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    2013年10月04日
  • マイナス50℃の世界

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    ネタバレ

    バナナで釘が打てます。濡れタオルを振り回すと凍る……。自分の”寒い冬”の概念がことごとく覆されました。
    滑って転ぶ、しもやけになる、車がスリップ等が、寒い国では日常茶飯事。
    子どもは、かまくらを作って、雪合戦や雪だるまを作って遊ぶのだろうと、この本を読むまで思い込んでいました。

    んがっ!全然違うのです。マイナス五〇度以下の世界おそロシア☆
    とにかく世界観が違います。まるで氷魔法の使えるファンタジーな世界。
    本を読みながら『マジで!?ひぇ〜』と何度も声にだし、たまげました。

    あまりにも寒いと、雪は粉のようで、道路も固いので滑らないのだそうです。
    スケートしたり、雪合戦は春先の遊びで、ある程度

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    2013年01月10日
  • マイナス50℃の世界

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    寒い場所好きのワタクシとしては、著者の睫が凍っている表紙を見ているだけでもたまりません(変態(何

    通訳者であり、作家・米原万里氏の処女作。200年前にシベリアに漂着した日本人の足跡をたどるTBSのドキュメンタリー番組に同行した際の滞在レポート。

    いきいき楽しく読めます。

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    2012年09月19日
  • マイナス50℃の世界

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    子供に語りかけるような文体。
    いつもの切れ味鋭い米原万里さん節はややマイルドな感じ^^

    2025.5.5

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    2025年05月05日
  • マイナス50℃の世界

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     世界一寒い国といわれるロシア連邦の中の「ヤクート自治共和国(現サハ共和国)」は、12月の平均気温がマイナス50℃にもなるそうですが、それでも町や村があって日常生活を送っている人達がいるとのことで、一体どんな国なのか、当時1984~85年にかけて、ロシア語通訳者としてシベリア横断の取材班と同行した、米原万里さんと一緒に覗いてみましょう。


     まずは米原さん自身が身を以て感じられた率直な印象として、初めてヤクートの地に降りたときの反応が、その凄まじさを何よりも物語っており、ここに来る前に彼女たちは、東京の魚用の冷凍庫で防寒着のテストをマイナス45℃までしていたことから、飛行機の中で外はマイナス

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    2024年08月22日
  • マイナス50℃の世界

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    子供向けに書かれた本なのかな?
    とにかく肩肘張らずに読めて、しかも面白い。色んな意味でスリリングでもあるし、信じ難くもあるし。
    確かに私たちは才媛を早くに失ったのかも。でも才ある人ってそういう宿命かもしれず。
    ところで今はどうなってるんだろう?この街は。興味ありです。

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    2024年04月08日
  • マイナス50℃の世界

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    寒いところが苦手な私が、怖いもの見たさで読んでみた。感想...無理! 住めない! でも文章は小学生新聞に連載していたこともあり、子どもでも読めそうな文体で○。吉村昭氏の『漂流』でも大黒屋光太夫の件は触れられているが、『光太夫オロシャばなし』は恥ずかしながら初見だった。機会があれば読んでみたい。ヤクート料理、食べてみたいぞ!

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    2021年01月31日
  • マイナス50℃の世界

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    さっとすぐ読める。マイナス50度の生活。10分外に居られない、でも愛着を持って生活している人々。もっと詳しく知りたくなった。
    ただ、トイレ事情はかなり厳しい。。

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    2020年12月31日
  • マイナス50℃の世界

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    読売新聞の書評に載っていたので読んでみる。
    ロシアという極寒の地に、撮影クルーと共に行った時のことを綴った一冊。
    シーナのエッセイで読んだことあるな、と思ったら、どうも一緒に行っていたらしい? この旅の直前、シーナは真反対の半球オーストラリアで旅をしていたので、寝るばかりだったとか。
    米原さんのエッセイは含蓄に溢れていて、実に読みごたえがある。今回は写真付きなので、ロシアの食べ物が想像しやすい。肉料理のオンパレードだ。

    ヤクート自治共和国は北極よりも寒い地。
    「お元気ですか、こちらはもうすっかり暖かくなりました。外の気温は-21℃。暑いほどです」
    9℃になってひぃひぃ言っている世界とは違う世

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    2018年03月20日
  • マイナス50℃の世界

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    マイナス50度の世界ってどんな感じなのだろうと漠然と読み始めたところ、私にとっては目新しいことでいっぱいだった。米原さんが適切な解説をつけてくれているので読めば成る程と納得する(そして自らの想像力と科学的帰結能力の無さに愕然とする)のだが、まだまだ世界は私にとって未知でいっぱいなんだなと新鮮な気持ちになれた。

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    2015年03月10日
  • マイナス50℃の世界

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    裏付きに書こうと思ったことが全て書かれていてどうしようも無いのだが、米原万里様の処女作のヤクツーク取材記。マイナス50度を超える極寒の世界の見聞記。読んでるだけだと行ってみたくなってしまうが、行ったら死ぬほど後悔するのだろうな。
    長男にも読ませよう。

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    2014年12月17日
  • マンガ 尖閣・竹島・北方領土

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    ネタバレ

    正しい国境線ってこれなんだ…と初めて知ることになり、日本人としてちょっと恥ずかしい気持ちになった。
    マンガなので難解な領土問題が分かりやすくまとめられていた。

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    2014年01月29日