村井康彦のレビュー一覧
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試し読み
Posted by ブクログ
藤原定家の『明月記』を読み解き、定家の実像にせまっている本です。
建久の政変によって九条兼実が失脚し、兼実の家司であった定家は官途の望みを絶ったと告げたことに触れて、著者は「「そんな言い方はまずい、破滅するようなものだよ」などと、声をかけたくなる瞬間がたびたびある」といいつつも、「それが良くも悪くも定家の真骨頂であった」と述べています。
こうした著者の定家に対する批判的なまなざしは、定家が為家を目にかける一方、光家に対してはあまりにも冷たい態度をとっていたことを紹介しているところにも見られます。「定家さん、冷酷に過ぎませんか」といったことばがしばしば記されており、定家のつきあいきれない性格 -
Posted by ブクログ
ヤマト王権による統治が確立される以前に、出雲勢力による「国作り」がおこなわれていたという著者の仮説が提出されている本です。
著者は、岡山県の総社宮に祭られているのが、オオナムチとスセリビメであることを知って、古代史においてオオナムチをめぐる数多くの説話が存在しており、多くの人びとの崇拝を受けていたことの理由をさがし求めます。著者は、記紀神話についての独創的な解釈を示したり、じっさいに各地の神社を訪ねて古代の信仰のありかたについて考察をおこなったり、さらには邪馬台国をめぐる論争にも立ち入ったりしつつ、上で述べた仮説の証拠とみなすことのできる事実を明らかにしています。
著者自身も「あとがき」で -
Posted by ブクログ
【神社ってなぁに?―2】
なにかにつけてミーハーなボクは、今年ばかりは、
伊勢神宮に行きたい! 出雲大社も行きたい!って
思っているのです…で、関係するような本を、
あれやこれや読もうと思って手にした一冊でした…
岩波新書の今年に入ってから出されたもの…
おそらくやボクのようなミーハーがいっぱいいるだろう…
って思って出されたものなんだろうなぁ…門外漢のボクにも
たいへん興味深く読むことができました…
著者は、「記紀」を読み、あちらこちらを訪ね歩きます…
そこから浮かび上がったのは…
「邪馬台国は出雲勢力が立てたクニである」ということ!
ま、おそらくや、つっこみどころはいっぱいあるんだろう