深尾葉子のレビュー一覧

  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    男に食らいつき骨になるまで栄養を吸い尽くすタガメ女。社会の病理現象を引き起こし、この国の経済にも暗い影を落としている。恐ろしいタガメ女であるが、害虫というポジションに縛り付けているのが実は餌であるカエル男。彼女ら自身も被害者であり、また、彼女たち自身も共食いのようにタガメ女同士で疲弊させあっているという。何ともやるせない。著者によれば社会に害をもたらすタガメ女の正体は箍であり、自ら考え自ら立つ自律の人間性があれば箍も打破できるとのこと。本書にはカエル男を支配するタガメ女度チェックシートもあれば、タガメ女に吸い尽くされるカエル男についてもチェックシートがある。自らをしっかり理解し正しい道を歩みた

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    2014年02月06日
  • 日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路

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    「カエル男」。妻に自由を奪われ、会社やその他の場所でストレスと発散したり、またはその構造に諦めてしまう人々と定義している。面白いのは、このカエル男の存在が現在の日本の弱体化に繋がっており、保守的な大企業や中堅企業の社員にはそのカエル男が多いのが現状だというところだ。一見、カエル男たちへの自己啓発本のように思えるが、実際は日本経済の現状を「結婚システム」という違った観点から考察している新たな知見に触れられる一冊。
     「カエル男」を減らすには、女性も働き、家事を男性と共に行うのが道理だと思う。最近の傾向で、男性も家事を手伝うべきだというのは、女性が働いた上で言わないと、理不尽ではないかと私は思う。

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    2014年02月05日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    なるほど~!言えてる~! にしても、著者の深尾さん、全く自分はタガメ女じゃありませんて感じの書き方だけれど、ほんとにそうなんですかぁ? 締め近く、アメリカ的考え方の否定ってところが、ちょっと意外でした。 とにかく、まあ、私はタガメ女ですけど。 ただし、だんななカエル男の部分まるでなしだから、駆逐されてかけているタガメ女とでもいえるのかな?

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    2013年12月12日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    夫婦の共依存と明文化されていない規範によるがんじがらめをカエル男とタガメ女という稀有な比喩で描く。重苦しさの描写はうまい。抜け出す道が自立思考というのは正しいには違いない。社会制度やありうるモデルの提示等を避けている。考え方の例なりを示す具体性に欠けるのが残念。

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    2013年06月04日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    題名の勝利。乱暴な論旨でも、確信的なエンタメなので憎めない。同僚にも真性のタガメがいて、彼女がタガメ度チェックシートの殆ど全てに当て嵌まっていて笑った。家事を完璧に行い、様々な手段で旦那を家に縛りつけつつ、陰で悪事を働くという。

    この本の中で、我々は「約束の牢獄」の中にいるのではないか、という課題提起がなされていて、これには深く納得した。この牢獄は近年どんどん強固に、かつ狭くなってきている。冷静になれば大勢に影響のないことにまで「コミットメント」を迫り、達成できなければ吊るし上げを喰らう。このギスギス感よ。

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    2013年05月28日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    ネタバレ

    タガメ女というわかりやすいレッテル貼りをして見ると、夜の男女の関係はこうみえる、というお話。あまり、知的に高い話ではない。軽く読み流す話題提供本的な感じか。

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    2013年05月22日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    残念ながら(笑)私にはタガメ女の素質ゼロ。
    しかしながら、身近にカエル男が多かったことが判明(苦笑)
    タガメにならずによかった・・・と安堵すべきか?
    カエル男に近づいてしまう己を反省すべきか?

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    2013年05月19日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    日経ビジネスオンラインで著者のインタビュー記事を読み、興味をひかれたので本を買って読んでみました。
    なるほど「夜行観覧車」の背景にはこういう日本の現実があったのかと納得。ただ、少数の事例を一般化・極端化しすぎているきらいもあるように思われ、「たしかにそういう現実のあるグループも日本にはあるだろうが、多数がそうだとまでは言えないのでは」というのが正直な感想。
    でも、著者の主張である、「周りに合わせようとしすぎず、自分の頭で考えて暮らそう」という考え方には、全面的に賛成。

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    2013年05月16日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    親戚に、これぞ「タガメ女」のお嫁さんがいます。怖いように当てはまりました。でも夫側は「可愛い」から、自分が搾取されている自覚が無いようです。

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    2013年05月05日