日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

770円 (税込)

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タガメとは田んぼに生息してカエルの生き血を吸う昆虫。高度成長期以後、日本の各地から田園風景が消える中、タガメの魂は女性たちに宿り、無抵抗な「カエル男」を箍(タガ)にハメて搾取している。すなわち「タガメ女」は「箍女」でもある。気鋭の研究者が、自らの研究過程やゼミ生からの証言をもとに、「専業主婦」「家事手伝い」という姿で女性が現代日本を支配する特異な現象を、ユーモアを交えて実証する。

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日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タガメは、田んぼでカエルを前足でがっちり押さえ、消化液を注入し、骨と皮になるまで吸いつくすと。それは、現代社会の女性にあてはまり、世の男たちはカエル男となって、タガメ女に吸いつくされていると。どんな人がカエル男で、タガメ女なのか、チェックの質問などあるが、自分を含めて、いろいろ周囲の人を当てはめてみ

    0
    2013年05月16日

    Posted by ブクログ

    昔から映画「Shall We Dance?」で手紙を読むシーンで心がゆさぶられて泣いてしまう。桐野夏生小説のグロテスクな社会のタブーを垣間見る面白さ。この感覚の根底にある社会の「箍」を、若干ラディカルな視点で鋭く分析して、幸せに生きて行くことを真剣に考えるように問題提起をしている。

    0
    2013年05月08日

    Posted by ブクログ

    乳母日傘との訣別が、肝要。そう、二千年の埋葬をしないと、この地の文明は、消え去るな。

    ほんと、公家好きな国民性を持っているもんな、我々は。稚児さん文化もあるしな。その上、貧乏でも公家なら我慢するってか。いつまで続くかな。

    ジャニオタなんか、その代表例の一つか。つまり、ジャニー喜多川は、その変種の

    0
    2024年10月23日

    Posted by ブクログ

    キャッチーなネーミング。前半は、いるいるそういう女といったユーモアある考察から、後半は学者らしい演繹的手法による「箍」の考察
    10年程前の出版で事例の古さは否めないが、深尾教授にはぜひ新バージョンを執筆していただきたく思いました。
    一読して損はないと思います。
    本人が意識しているか、無意識かはわから

    0
    2022年01月30日

    Posted by ブクログ

    いろんな観点が興味深かったが、内容はそんなに濃くないような気がして、最後はあんまりしっくりこなかったなぁ・・・

    0
    2018年10月12日

    Posted by ブクログ

     日本の男女間の現状をかなり過激に分析した社会風刺本。タイトルと冒頭をちょっと読むだけで人によっては相当な嫌悪感を抱く内容。事実関係だけをみれば多くの論調には賛成せざるをえないし、皮肉を込めた描写には思わず笑ってしまうこともある。しかし本著の本質は、そういった現実について環境問題を絡めた社会的歴史的

    0
    2014年03月12日

    Posted by ブクログ

    前半はデータ、後半はエピソード重視なので信憑性は読む人次第。自殺者の大半は男性という事実からの理論展開は、見逃せない。前半の愉快な切り口から、後半の怖い事例を挙げて紹介している辺りが妙。

    0
    2013年12月09日

    Posted by ブクログ

    話題になっていたので、読んでみました。


    前半は、「いるいる、こういう人」と思いながら、面白おかしく読んでいましたが、後半は、根の深い社会問題であることに気づかされました。

    特に、子育て中の身にとっては、タガメ女が育てた子どもの将来が心配でなりません。タガメ女の子、子タガメが増殖する社会になって

    0
    2013年09月22日

    Posted by ブクログ

    友達に薦められて読みました。タガメを箍にかけて、社会問題を解きほぐすあたりに視点の斬新さを感じました。

    0
    2013年08月21日

    Posted by ブクログ

    箍女(タガメ)の研究所。男を箍にはめる女は、息子や娘も箍にはめ、箍女の再生産がなされる。箍女自体も自ら同種の間で箍にはめる。箍だらけで八方ふさがりの世の中が生きづらい。箍を外すためには自分で考えろ!と。ヒントを言うと、また、新しい箍になると。箍女の由来を60年代に求めているが、60年代以前はどうだっ

    0
    2013年06月05日

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