深尾葉子のレビュー一覧

  • 日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路

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    的を獲た現代の「日本人論」である。

    海外で生活をして、外から内=日本を見てみると、どうしても腑に落ちないことや、おかしなこと、
    また、国内で生活をしていても、「生きにくい」など、適応できない理由を探すために、
    何冊本を読んだか解からない。ただ、「答え」を探すために、、、。
    ほぼ、全滅であり、また、日本人以外の著者も多く書いているが、どうも実感がわかない。

    しかし、この本は、「なぜ?」「どうして?」に対する自分が納得できた、数少ない理論である。

    やはり、そうだよな~。と思うことが書かれていた。

    一つだけ補足すれば、
    「専業主婦はアメリカから入ってきた」という内容があったが、
    正確には「ア

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    2017年02月20日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    タガメは、田んぼでカエルを前足でがっちり押さえ、消化液を注入し、骨と皮になるまで吸いつくすと。それは、現代社会の女性にあてはまり、世の男たちはカエル男となって、タガメ女に吸いつくされていると。どんな人がカエル男で、タガメ女なのか、チェックの質問などあるが、自分を含めて、いろいろ周囲の人を当てはめてみると、やっぱりと思う部分も多く納得。現代社会の男女の構図が見え、社会面をにぎわせた事件も当てはめていたりしておもしろい。これから結婚する人なんかにもお勧め。

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    2013年05月16日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    昔から映画「Shall We Dance?」で手紙を読むシーンで心がゆさぶられて泣いてしまう。桐野夏生小説のグロテスクな社会のタブーを垣間見る面白さ。この感覚の根底にある社会の「箍」を、若干ラディカルな視点で鋭く分析して、幸せに生きて行くことを真剣に考えるように問題提起をしている。

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    2013年05月08日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    タガメは、水田などに生息する大型の水生昆虫で、その特徴的な捕食方法で知られています。彼らはカエルなどの獲物を強靭な前足でがっちりと捕らえ、消化液を体内に注入します。そして、溶けた獲物の肉をチューチューと吸い上げ、最終的には皮と骨だけを残します。
    ​本書は、「ある種」の女性と結婚することの危険性を示唆しています。それは、このタガメに例えられるように、夫の経済力、家事労働力、そして最も重要な自尊心といったものがチューチューと吸い取られ、皮と骨しか残らない「カエル男」になるというものです。
    ​「タガメ女」は、特に専業主婦に多い傾向があるようです。これは現代においてはある意味当然でしょう。今は昭和とは

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    2025年11月07日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    乳母日傘との訣別が、肝要。そう、二千年の埋葬をしないと、この地の文明は、消え去るな。

    ほんと、公家好きな国民性を持っているもんな、我々は。稚児さん文化もあるしな。その上、貧乏でも公家なら我慢するってか。いつまで続くかな。

    ジャニオタなんか、その代表例の一つか。つまり、ジャニー喜多川は、その変種のタガメ男ってことになるのかな。差し詰め、ジャニタレは、コドオジってところか。

    悲しくも、身につまされる気するな。三つ子の魂百までね。ヤダヤダ。

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    2024年10月23日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    キャッチーなネーミング。前半は、いるいるそういう女といったユーモアある考察から、後半は学者らしい演繹的手法による「箍」の考察
    10年程前の出版で事例の古さは否めないが、深尾教授にはぜひ新バージョンを執筆していただきたく思いました。
    一読して損はないと思います。
    本人が意識しているか、無意識かはわからないが、さまざまな箍を嵌めて、嵌められて生きていることの弊害。危惧すべきは、親から子への箍の伝播。

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    2022年01月30日
  • 日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路

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    先に読んだ「タガメ女」の本とペアになっている本。
    前作同様、サクサク読めた。当時のテレビ番組とかCMを例に上げてあるので、これから少し時代が下ると、??と思ってしまう読者もいるかもしれない。例に登場したドラマ『半沢直樹』の続編が今、放送されているのは、興味深い偶然だった。
    途中にあげてある「カエル男」の話もだけど、最後の方、少子化から脱出したフランスの話とか、そこら辺のところが未来に向かう話として、すごく参考になった気がする。
    これが発刊されたのが7年前。もうまもなく10年になろうとしてるのに、相変わらずの政府なんだなあ・・。

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    2020年08月20日
  • 日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路

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    日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路 深尾葉子 講談社

    日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体に続いて出された続編である

    深尾さんは東洋史を収め現在大阪大学経済学の研究者であり
    民族博物館や東大の情報学や国際日本文化研究センタなどの属すタレントである

    福島原発事件後には「魂の脱植民地化」を提唱する
    守備範囲の広い人間関係学者と呼びたいような人なのだろう

    この「カエル男の末路」と「タガメ女の正体」の二冊と併せて
    東大の安冨歩さんが書いた「マイケル・ジャクソンの思想」を読みつなぐと

    深く腑に落ちる内容である

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    2019年10月17日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    いろんな観点が興味深かったが、内容はそんなに濃くないような気がして、最後はあんまりしっくりこなかったなぁ・・・

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    2018年10月12日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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     日本の男女間の現状をかなり過激に分析した社会風刺本。タイトルと冒頭をちょっと読むだけで人によっては相当な嫌悪感を抱く内容。事実関係だけをみれば多くの論調には賛成せざるをえないし、皮肉を込めた描写には思わず笑ってしまうこともある。しかし本著の本質は、そういった現実について環境問題を絡めた社会的歴史的分析をしている点にある。そしてその視点は今回取り上げられた問題だけでは済まない奥深さを秘めていると思われるのだ。著者の専門領域から「魂の植民地化」というキーワードを提唱して、広く警鐘を鳴らしている。最後まで読んでこうしたメッセージを読み取らないと単なるミソジニー論で終わってしまうこととなるだろう。

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    2014年03月12日
  • 日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路

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    前著のタガメ女に続き面白い内容だった。昨年流行った半沢直樹をカエル男の例えにしたり、自己啓発を行う事が現実逃避であると指摘している点は興味深かった。また、タガメ女、カエル男が後の世代に継がれていくことが毒親にも繋がると思い、この2つのテーマは何かしら結びつきそうだ。

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    2014年01月31日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    前半はデータ、後半はエピソード重視なので信憑性は読む人次第。自殺者の大半は男性という事実からの理論展開は、見逃せない。前半の愉快な切り口から、後半の怖い事例を挙げて紹介している辺りが妙。

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    2013年12月09日
  • 日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路

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    流行りものなので、珍しく購入。
    バカバカしいけど、笑って読める。

    全体的に、理論的とは思えない。あちこち継ぎ接ぎした感じの話。
    多分第一作で叩かれたので、それに対して後付けで理論をくっつけたと思われる。第一作を読んでないので想像ですが。

    ただ、それなりに楽しめる。私は男なら現実逃避カエルで、でもタタミ女だから結婚できないのね、なんて共感できたりして。

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    2013年11月28日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    話題になっていたので、読んでみました。


    前半は、「いるいる、こういう人」と思いながら、面白おかしく読んでいましたが、後半は、根の深い社会問題であることに気づかされました。

    特に、子育て中の身にとっては、タガメ女が育てた子どもの将来が心配でなりません。タガメ女の子、子タガメが増殖する社会になってしまったら、と考えると恐ろしいです。


    学者や専門家の方々が世直しの議論をするより、実際に社会生活を送っているタガメ女、その周囲の人、タガメ女を生みだした社会構造に関わる全ての人たちが、胸に手を当ててみるきっかけとして、存在価値がある一冊だと思いました。


    ところでタガメ女……「箍」がはめられた

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    2013年09月22日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    友達に薦められて読みました。タガメを箍にかけて、社会問題を解きほぐすあたりに視点の斬新さを感じました。

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    2013年08月21日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    箍女(タガメ)の研究所。男を箍にはめる女は、息子や娘も箍にはめ、箍女の再生産がなされる。箍女自体も自ら同種の間で箍にはめる。箍だらけで八方ふさがりの世の中が生きづらい。箍を外すためには自分で考えろ!と。ヒントを言うと、また、新しい箍になると。箍女の由来を60年代に求めているが、60年代以前はどうだったかを言及してもらいたかった。

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    2013年06月05日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    「タガメ女の害」というように、タガメ女は普通の女と区別されているけれど、どんな女の人もみんなタガメ女の部分を少なからず持ち合わせているのでは?と思った。内容的には納得できる内容。

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    2024年08月14日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    タガメ女とカエル男、どちらを先に読むか。とりあえず出版順にこちらを先に読むことにした。
    で、一気に読んじゃったよ・・。

    問題は「箍(たが)」なのね?!
    考えてみたら、母がそこからある意味はずれてる人だったからなあ・・。それ故にぶつかる部分もあったけど、今思えばああいう母だったから救われてるところもあったかもしれない。

    とりあえず、物理的にも私はこの「タガメ女」とは一線を画すとは思ってるけど、状況次第ではそういう人生を歩んでた可能性もあるかもしれない・・ね。
    母を反面教師としてたら、自分でこの箍にはまろうとしてたかも?

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    2020年08月20日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    タガメ女とカエル男。日本のいわゆる一般的な家庭のイメージにありがち過ぎて怖い。本書はそんなタガメ女がどうということでなくそういう社会通念として縛られている皆の考えを改める必要があるという提言書。

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    2019年06月12日
  • 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

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    おもしろいなーとか、なるほど!と思ったりもするのですが、「すべて悪いことはタガメ女のせい」みたいな結論が安易すぎやしないかと思います。

    それにしても、日本のサラリーマンは、毎月少ないお小遣いで頑張っていますよね……。
    著者は「タガメ女はカエル男に愛はない」と言い切っていますが、そんなことはないと思いますよ(愛がない人もいるかとは思いますが)。

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    2016年01月19日