本多静六のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
少し古い言い回しなど難しい部分はありましたが、お金に強い人は考え方に昔も今も共通点があるのだなと思いました。著者のお金への姿勢、人柄がとても好きになりました。
- ひとは人生において貧乏を経験すべきである。つまり「モノによって心を苦しまされる」という経験だ。早く貧乏した人は必ず後が良くなる
- 4分の1の先取り貯金など(切り詰め過ぎてごま塩で過ごした)など、切り詰め
- お金を持ているということだけで(著者が大金の募金を出した時に額が分不相応に多すぎるということで)辞職勧告を受けるというお話がありましたが、いつの時代も妬みがあるのだなと、その後に相手に家計簿(男まさりの奥様の達筆で示されたもの)を出して相手から謝らされたというストーリー
- 天丼は2杯食えぬ:1万円の生活の人が2万円にしても幸福は2倍にならないし、人生の幸福というものは生活自体よりその生活の動きの方向が上り坂か下り坂かで上向きか下向きかで決定するのだ
最近ではあまり聞かない山林での投資など
- ***借主となるなかれ、また貸主となるなかれ、貸主は金と友人を同時に失う***
- 偏狭になりやすいから気をつけること:初めは処女の如く後は脱兎(だっと)の如し:敵を油断させるために最初は静かに弱々しく振る舞い、機が熟した瞬間にウサギが逃げるような迅速さで攻めて勝利すること
- 散り花を追うことなかれ、出る(いずる)月を待つべし:過ぎ去った失敗にこだわらないこと
- 長所と交われば悪友なし
- 人の叱り方:三つ褒めて一つ叱れ
- 人生の最大の幸福は、”職業の道楽化”である -
Posted by ブクログ
『人生計画の立て方』 は以前にも読んでいる。本書を含め、本多静六先生の『私の財産告白』、『私の生活流儀』、『人生計画の立て方』の三部作は、定期的に読み返したい良書である。
本書は下記の3章からなる。
人生計画の立て方
人生計画の立て方・進め方
我等いかに生くべきか
学校の選び方と進み方から、職業の選び方、老年期の生活まで、先生が体験してきたことをもとに書かれている。
決して通り一遍のものではなく、実際に即したこと細やかなアドバイスには、驚かされる。ご自身の体験に加え、3000件以上の身の上相談をして来られた経験があってことだろう。
人生のどのステージにいる人でも、参考になることがあるはずだ。 -
Posted by ブクログ
『私の財産告白』を読むのは何回目だろうか。
最初に読んだのは、『人生と財産 私の財産告白』 (2000年、日本経営合理化協会出版局)だった。その当時は、「私の財産告白」を読むには、ほかに選択肢がなかった。今では、『私の財産告白』、『私の生活流儀』、『人生計画の立て方』の三部作は、単行本でも文庫本でも出ているので手に取りやすい。特に文庫版は、本のサイズ小さく場所を取らず、文字サイズも大きく印刷されているので、重宝している。
本多静六先生の本は、ふつうに手に入るものはほとんどを読んでいる。内容がこの三部作と重複する本も多いが、どれも魅力がある。しかし、いまも版を重ね、現役なのは、先に挙げた三部作と、三部作が一冊となった『【合本版】私の財産告白 私の生活流儀 人生計画の立て方』くらいしかない。
【合本版】もいいが、持ちやすさや手軽さ、読みやすさを考慮すると文庫版に軍配が上がる。
読む順番は、オリジナルの出版順、つまり、1.『私の財産告白』、2.『私の生活流儀』、3.『人生計画の立て方』とするのが、お勧めである。つまり、本多先生の最初の一冊としてお勧めなのは本書である。
本多先生の本がお勧めなのは、虚栄を廃し、真実を包み隠さず語っていることだ。人間だれしも、自分をよく見せたい気持ちがある。本に自分のことを書くとなると、見栄も出てくる。真実よりも、見栄を優先し、美化して書きたくなる。本多先生の本にはそれがない。
私は昔から架空の議論は努めて避けることにしている。常に真実を見、真実を語るのが私の建前である。(p87)
このように自ら言明しているが、改めて書かれていなくても、本を読めば、それが真実のみを語ったものだと感じるであろう。世に人生訓の本は数あれど、結局、真実を語ったものがもっとも役に立つ。
本多先生といえば、努力の人。「人生即努力、努力即幸福」という言葉と結びついている。
なんでもよろしい、仕事を一所懸命にやる。なんでもよろしい、職業を道楽化するまでに打ち込む、これが平凡人の自己を大成する唯一の途である。(p187-188)
本書を読めば、当たり前のことを、当たり前に行うだけでも、成功できることわかるだろう。 -
Posted by ブクログ
とある投資講座の動画を見てみたんですよ。
無料だし。
うん、面白かった。へーって感じ。
これで「私の財産告白」を紹介してたのですよ。
題名でビックリ。「私の財産告白」ってすごい題名だって思って。
大学の教授になった人が、
給料の1/4天引き貯金をして、
いくらか溜まったら、投資とか株とかに回して、大金持ちになって、
教授を引退するときに、大学に財産を寄付したって言う話。
教授になったら、
お給料を当てにした親戚の人たちが転がり込んできて、
9人を養うことになって、
先ずはひたすら節約生活を続けて、元金を貯めたそうです。
この頃は、今みたいな低金利ではなかったみたいだけど、
白米に塩をかけたご飯を食べることもあって、
子供たちに「今日も塩ご飯なの?」って言われても
心を鬼にして1/4天引き貯金を続けたみたいです。
無駄なお金は出さない とか
見栄を張ってお金をかけない とか
副業をする(副業で入ったお金は全額貯蓄にする)とか
山を買うとか(土地を買うみたいな。これは現代では合わないかも)
保証人にならないとか。
とにかくコツコツ倹約勤勉に務めたようで、
その辺は自分たち凡人と近い人だったかも。
でうまく回していけるようになったら
入ってくるお金を1/4法則で回していくのが望ましいとのこと。
1/4 生活費
1/4 交際修養
1/4 社会有用(投資)
1/4 貯蓄→奉仕(寄付等)
投資は
景気の良い時は控えめにして勤倹貯蓄して
不景気の時に投資をした方が良いとのこと。
経済を回すって言う意味で なのかな。
これはそれなりに財を成した人の意見かも。
あと、
安田財閥の祖 安田善次郎さんの話とか。
安田善次郎さんは陰徳として名前を伏せて
色々寄付とかされていたようです。
埼玉県の育英基金を立ち上げるのに
渋沢栄一さんのところに資金援助のお願いに行った話とか。
面白かったです。 -
Posted by ブクログ
日本の財産家。生き方、考え方が素晴らしい。自分もこうありたいと思ってきた。目標になる。
逝く水の如く生きたいと私も中学生の頃思ったが、この著者も同じように考えていたことに感慨を覚える。水は荒海、大河、小川等様々な姿があるが方円の器に従うところが気に入ったらしい。かつ澄み、かつ濁り、しかし自ら貫くべきものを貫いている。何事にも一切悲観せず、常住坐臥で過ごす。
給料の1/4を天引き貯金し、それがまとまった金額になれば然るべき所に投資する。貯金は雪だるまの芯と同じ。
貯金生活で一番障となるのは、虚栄心である。
何事にも時節を待つ。あせらず、怠らず、時の来るのを待つ。2割利食い、10割益半分手放し。
金を増やすだけで、減らさぬのを世間はやっかむかもしれぬが、自分は少しでも増やし、少しでも多くし、それをできるだけ効果的に使おうと苦心しているのであって、今にして金儲けが止められぬのもその志が大きいからである。
金儲けは理屈ではなくて実際である。計画でなくて努力である。予算でなくて結果である。となると、やはり根本的な心構えの問題となる。
失敗なきを誇るなかれ、必ず前途に危険あり。失敗を悲しむなかれ。失敗は成功の母なり。災いを転じて福となさば、必ず前途に堅実なる飛躍がある。
失敗の教訓を生かすか生かさないかは、実にその人の大いなる試金石であって、1度や2度の失敗ですっかり闘志を失ってしまって、何事にもすぐこれは大変だ。厄介なことだ。苦しい面倒だ。できそうもないなどと弱音を吐くようになってしまったら、もうおしまいである。
どんな小さな理想でもよろしい。それが一度実現すれば、それはその人の人生の現実となる。しかもその現実を土台として、第二のより高き理想が現れてくる。
世の中で1番ありふれて1番真剣なのが、金儲けの道である。それだけに不正でない方法、不正でない努力で金儲けに成功できる者は、どこか常人の及ばない偉さがあると、私は信じる。
人生は生ある限り、これ全て向上への過程でなくてはならない。もし老人の故を持って安穏怠惰な生活を送ろうとするならば、それはとりもなおさず人生の退歩を意味するものである。70歳で任務を務め果たしたように考えるのは僭越でもあり、軽率でもあり、人生への冒涜である。先哲先賢は、臨終の朝までいずれも道を極めることを怠らなかった。
年の功といえば、人生にとって、体験ほど尊いものはない。体験はすべての知識、学問、考察に勝る人生の収穫である。生きた知識、生きた学問、それがすなわち体験なのである。
人間は活動するところ、そこに必ず新しい希望が生まれてくる。希望こそは人生の生命であり、それを失わない間は人間も無駄には老いない。
いかなる最後を求めるか。生きられるだけは生き、日に新たなる努力を楽しみつつ、知らるる名に残り、伝わる精神に生きたいと念じている。 -
Posted by ブクログ
■ ひとことで言うと?
経済的・精神的豊かさのカギは「職業の道楽化」
■ キーポイント
- 勤倹貯蓄に努めよ
- 自発的、積極的に取り組むこと
- 一度始めたら継続すること
- 財産の増やし方
- 貯蓄で種銭を作る → 投資で大きくする
- 国家社会の大勢を利用する
- 好景気時代は勤倹貯蓄、不景気時代は思い切った投資
- 職業の道楽化
- やらされる → 進んでやる
- 職業を楽しむ(精神的豊かさ)→ 認められる → お金が得られる(経済的豊かさ)
- 人生即努力、努力即幸福
- 職業の道楽化には勉強、努力の積み重ねが必要
- 勉強、努力 → 職業の道楽化 → 人生の最大幸福の達成