本多静六のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
内容が全然古くなっていないのに驚く。
健康法なども、非常に参考になる。
今は、殊更、機能を食品、並びに生活に、
求めるようになってしまったが、
それは、一歩間違えれば、どんどん自分が、
弱体化する。
生き方を極めると、これほど生活がシンプルに、
なるのかと思った。また氏の常人離れした体力には驚く。ほぼ毎日、徒歩で王子から四谷まで歩く、、、27キロである。少し速めで歩いたとしても、5時間近くかかるのではないか。
その道程、詩を歌ったり、暗唱したり、
考え事をしたりと、楽しく時間を使っている。
高齢化が凄まじい勢いで社会を覆っている。
アンチエイジングという言葉があるように、
老いを何とかし -
Posted by ブクログ
『私の生活流儀』を読むのは初めてではない。
そしてまた、繰り返し読むだろう。本多静六先生の『私の財産告白』、『私の生活流儀』、『人生計画の立て方』の三部作は、何度も読むに値する数少ない名著である。
前著、『私の財産告白』は、蓄財と処世について説いたものだ。本書はその姉妹編で、家庭生活の方法を説いたものである。「健康長寿法」、「暮らし方・考え方」の二編からなる。今の世でも通じる、普遍的な生活のヒントがたくさん書かれている。
たとえば、「働学併進」の生活という考え方である。働学(労働と学問)、つまり体と頭を両方とも働かせていれば、元気に働き続けることができる。本多先生がどれくらい、体を動かして -
Posted by ブクログ
一番印象に残った言葉は、
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いかに不得手なことでも、一所懸命やれば上手になれ、好きにもなれ、天才にはなれなくとも、まず天才に近いものにまではなれる。
「天才マイナス努力」には、「凡才プラス努力」のほうが必ず勝てる。
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お金の「財産」だけではなく、人生の「財産」価値観という部分にまで踏み込んでいて、とても良かったし、学ぶことが多かった。
どれだけ投資するかとか、何に投資するかという部分は、時代によっても違うし、個人個人で違うだろう。
でも、この本が安心できるのは、解説に書いてあるとおり「応用解」ではなく、「一般解」であるところ。
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Posted by ブクログ
自分よりも100年前に生まれた人が、その時代のクセに影響を受けることなく書かれた本という気がする。「この御義理と申すのが、どうも文字通り義理に適っていないのだからはなはだ困りものである」この面倒さを昭和26年に言い、かつ「社交生活の眼目は相互の実意を通わせ合うにある。一切はその精神を主にし、形式は従に」とまで言い切る。これは立派である。令和の時代になっても形式が重要視されるケースがいかに多いか。最近そういう考え方と戦ってばかりいる気がする。「人生即努力、努力即幸福」という処世観、これが86歳時の結論、到達点なのだろう。自分は現在55歳。無理はしないが、だからといって成長を拒むような遠慮はしない
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自分よりも100年前に生まれた人が、その時代のクセに影響を受けることなく書かれた本という気がする。「この御義理と申すのが、どうも文字通り義理に適っていないのだからはなはだ困りものである」この面倒さを昭和26年に言い、かつ「社交生活の眼目は相互の実意を通わせ合うにある。一切はその精神を主にし、形式は従に」とまで言い切る。これは立派である。令和の時代になっても形式が重要視されるケースがいかに多いか。最近そういう考え方と戦ってばかりいる気がする。「人生即努力、努力即幸福」という処世観、これが86歳時の結論、到達点なのだろう。自分は現在55歳。無理はしないが、だからといって成長を拒むような遠慮はしない