宮野真生子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
濱口竜介監督の最新映画公開にあわせて拝読。
カンヌで女優賞を受賞したニュースを見た時、面白いタイトルだなと思うとともに、原作があると知り気になって予約した。
本書はイベント開催をきっかけに出会った2人の往復書簡をそのまま載せたものである。
死というのは誰もがいずれ経験するものであるが同時に、健康なうちは身近なものとしては認識しづらい。著者のひとり、宮野さんは自分ががん患者としていつ具合が悪くなりどれくらい余命があるかもわからないという状況だからこそ、そうした目線から語られることは学ぶべき点も多かった。
特に、患者という属性についての話。宮野さんは患者でありながら、患者という属性以外にちゃんと -
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ネタバレカンヌ国際映画祭で話題になった映画の原作本。哲学者の宮野真生子さんと文化人類学者の磯野真穂さんが交わした往復書簡。
宮野さんは乳がんを患っており、その病気が進行していく中で、『急に具合が悪くなるかもしれない』ことを軸に「生きること」「死ぬこと」「病気になること」「他人との関係」などについて二人が率直に語り合っていた。読む前から宮野さんが42歳の若さで亡くなっていたことは知っていたので、闘病記的なものかな、と思っていたら全然違ってて、人はどうやって他者と生きるのか、みたいな内容だった。ただ、哲学者と文化人類学者のやりとりだけあって、文章が難しかった。
しかしながら全体を通して医療従事者との関わり -
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ネタバレ濱口竜介監督の映画が話題で読んでみた。末期がんを患う哲学者と医療人類学者の、死の1−3か月前の往復書簡。磯野真穂さんといえば、「コロナ禍と出会い直す」が話題で、医療者の常識に対して医療人類学の観点から批判的に捉えている人だと思っていたが、本作はとても面白かった。どうしても出版されているものなので綺麗事に感じるやり取りも多かったのだけれど、明らかに具合が悪そうな人を目の前にした際に、私達が陥るアンタッチャブルなコミュニケーション不全を分析し、その先へと思索を重ねていく往復書簡はとても臨場感があって、ライン=動的な応酬であった。濱口監督の映画の中で、どのように表現されているのか、映像の中に宿る表現
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Posted by ブクログ
乳がん末期の哲学者と文化人類学者の往復書簡。
少し前にポッドキャストエキスポというイベントに行き、たまたま磯野さんがお話しされいるのを聴いたのだがそれが面白かった。その後に興味を持ち磯野さんのポッドキャスト、からだのシューレを聴いてみたところ、本が映画化されカンヌ映画祭で賞を獲ったというお話をされていた。気になって読んでみた。
哲学者の視点で、患者になりきってしまうことへの抵抗、出会いのこと、死に接しても未来を見て生きること、お互いの関係性の大切さが書かれていた。宮野さんの専門である偶然性を軸に、偶然であるが故に、出会いとは、生きるとはなんなのかということが書かれていた。
時間が限られて来てい