宮野真生子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大人になるほど、物事を「経験に基づく確率」で考えるようになります。
成功する可能性はどれくらいか。
失敗するリスクはどれくらいか。
もちろん大切な考え方です。
でも人生には、確率だけでは決められないことがあります。
この人と仕事をする。
この人の言葉を信じる。
この人と共に生きる。
経験値に基づく確率論で考え、最終的には誰を信頼するかという考えに切り替える事があります。
この本は、がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が、互いの人生を賭けて交わした20通の往復書簡。
偶然性を巡る対話と論理と信頼の往復の過程が最初はゆるやかにはじまり、終盤に行 -
Posted by ブクログ
濱口竜介監督の最新映画公開にあわせて拝読。
カンヌで女優賞を受賞したニュースを見た時、面白いタイトルだなと思うとともに、原作があると知り気になって予約した。
本書はイベント開催をきっかけに出会った2人の往復書簡をそのまま載せたものである。
死というのは誰もがいずれ経験するものであるが同時に、健康なうちは身近なものとしては認識しづらい。著者のひとり、宮野さんは自分ががん患者としていつ具合が悪くなりどれくらい余命があるかもわからないという状況だからこそ、そうした目線から語られることは学ぶべき点も多かった。
特に、患者という属性についての話。宮野さんは患者でありながら、患者という属性以外にちゃんと