宮野真生子のレビュー一覧

  • 急に具合が悪くなる

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    52.

    魂の分け合いを通じて
    魂のぶつかりを見た
    そしてそれは溶け合うように見えた

    往復書簡という形式の本を初めて読んだのだけど
    ここまで心を揺さぶられることになるとは

    そして思いがけず夏の本だった

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    2026年08月30日
  • 急に具合が悪くなる

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    小説じゃない本でこんなに心を動かされたのは初めて


    選択とは、一つの道を選ぶのではなく、その先にあるあらゆる可能性を引き受けること

    例えば、標準医療の科学的根拠だって〈かもしれない〉の積み重ねでしかなく、必然なんてない。
    そんな中で、何に価値を見出し、何を信頼(=わからないはずの未来に対してあらかじめ決定的な態度をとること)するのか、どの道なら受け入れられるのか。

    そして、こういう人間だからこういう選択をするのではなく、選択を通して自己が現れてくる。

    逆に、あらゆる可能性に開かれている状況で、一つの物語を押し付けられ、生き方をその中に押し付けられていることが「不幸」であるといえる。

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    2026年08月30日
  • 急に具合が悪くなる

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    昔からなぜか死について考えることが多かったのに、自分には語彙力がないからふわっとしてたけど、哲学者と人類学者の2人の言葉でなんかスッキリした
    (ところどころ内容難しくて理解できてないけど)
    でも、読んでよかった!!素敵な2人だ

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    2026年08月29日
  • 急に具合が悪くなる

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    ネタバレ

    "関係性を作り上げるとは、握手をして立ち止まることでも、受け止めることでもなく、運動の中でラインを描き続けながら、共に世界を通り抜け、その動きの中で、互いにとって心地よい言葉や身振りを見つけ出し、それを踏み跡として、次の一歩を踏み出してゆく。そういう知覚の伴った運動なのではないでしょうか。”

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    2026年08月25日
  • 急に具合が悪くなる

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    最後のくだりで号泣してしまうくらい心に響いた一冊。
    偶然や選択の意義だったり、癌を患った宮野さんの「病気を抱えつつも日常を送る中での知見」の深さや、かなり突っ込んだ内容に対しても臆することなく言葉と思考を重ねていく磯野さんの対話が胸にきた。今私が悩んでいることにヒントをくれる一冊だったので満点にした!✨

    あと、人生の終わりが見えた哲学者の「何がなんでも今自分の考えたことを残すのだ」という執念が文章から滲み出ているのもすごかった。

    映画は内容的には違うけど、核は一緒なので合わせてどうぞ!

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    2026年08月23日
  • 急に具合が悪くなる

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    ネタバレ

     特に印象に残ったのは、宮野氏の研究対象である偶然性についての記述。

     二人が出会い、書簡を送り合う関係になったことは幾つもにわたる網目上の可能性から選択されたものであり、その偶然が哲学者宮野氏が「生」について考え、本書にて発表されたこと。そして磯野氏が伴走者として最期まで隣で考え、見届けたことは、宮野氏が偶然性についての自らの考えを残してこの世を去ることに宮野氏の答えが示されていると考えた。

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    2026年08月21日
  • 急に具合が悪くなる

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    映画を見て、原作と知り読んだ。読みながらずっと磯野さん、なぜ逃げないんだという気持ちになりながら言葉の力強さに圧倒された。
    輸送ではなく徒歩旅行のように人生を生きることの大切さ、偶然をたしなむことを強く教えられた気がした。

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    2026年08月16日
  • 急に具合が悪くなる

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    映画を観る前、観たあとに読みました。
    2人の魂の往復書簡を読んで、大変感動しました。
    死がほんとうに近くにある2人の中から出た言葉だからこそ、納得感というか、言葉の重みをズシンと感じられました。こうした2人の偶然性、そして、それを引き受ける力というかそういうもののあり方。何度読んでも胸が熱くなりました。
    映画も非常に面白く、このほんの真髄が入ってる感じを受けました。出会えてよかった本でした。

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    2026年08月15日
  • 急に具合が悪くなる

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    思い病気を患っている人、その人と出会った人、二人の往復書簡。手紙のやり取りが進む中、病気であるとかないとか超えて人として向き合い、魂の距離が近づいていく。実際にこんなことできるのか、って思うほど奇跡のような対峙の仕方で、読んでいて切なさも辛さもあるんだけどそれだけじゃないものが伝わってきた。

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    2026年08月13日
  • 急に具合が悪くなる

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    評価とかできない。言葉の力を感じる一冊。
    どんなことも哲学的にアプローチできれば、もっと思考や議論が深まって、人生が豊かになりそう。
    魂を込めて紡ぎ出された言葉にこうして触れられる本ってやっぱりいいな。

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    2026年08月13日
  • 急に具合が悪くなる

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    正直今年読んだ本の中で1番面白かった。
    哲学者と人類学者の往復書簡で、お互いが分野外の親しい人に向けて書いているせいか、哲学的だったり抽象的な内容でありながら、あまり難しさを感じずに読めた。
    2人の仲の良さは感じられるが、生活感の強い話はそこそこに、病や死とどう向き合うか、お互いの専門分野ではどうか、というところに重点が置かれていたのも良かったポイントだと思う。
    生活感が強すぎるとただの身内の馴れ合いのように見えてしまうが、弱すぎてもリアリティというか人肌感がなくなってしまうため、そこの塩梅が良かったように感じる。

    映画化で話題になっていたので読んだが、読めて良かったと思った。

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    2026年08月12日
  • 急に具合が悪くなる

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    ガン闘病者で死期が迫っている人と、往復書簡を交わす。すべての言葉が真剣。弱者に対する物の言い方じゃなく、優しい励ましなんて言わず、いつも対等に考えをぶつけてくるから、宮野さんも渾身の返信、投げかけをしてくる。そうして最後の命の使い方がこんなに力強いものになった。

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    2026年08月11日
  • 急に具合が悪くなる

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    話題書なので、読もう読もうと思いつつ、手を出せていなかった本。理由は勇気が出なかったから。タイトルから、生と死を描いた本であることが容易に想像がついた。
    なので、休日の日中明るい時間に、外でごはんを食べながら読み始めた。すごく読むことを恐れていたけれど、読んでみると、一気に読み切れた。
    生と死を描いていながらも、著者が哲学者と人類学者としての信念を持っていたからなんだと思う。読んでよかった。

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    2026年08月10日
  • 急に具合が悪くなる

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    映画の原作と思い読みました。書簡集とは思わないで読みました…
    でも、先がもう見えている私には…(病気ではない…)色々そうだね…よくわかると思うところもあり‥‥映画は多分見ない・・・

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    2026年08月09日
  • 急に具合が悪くなる

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    映画を見てから本を読んだ。ストーリーの内容は全く異なる。しかし物語の終着で得る感情は映画と本で深く共通しており、宮野さんと磯野さん(そして映画における主役2人)の骨太な精神性、揺るがない魂の繋がりに美しさが宿っていた。この先何度も読み返したい。

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    2026年08月08日
  • 急に具合が悪くなる

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    三行読んでは四行戻る…みたいにして何度も何度も読んで心に落とし込みながら進んだ。最後は圧巻だった。本当に出会えて良かったと思える本。

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    2026年08月08日
  • 急に具合が悪くなる

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    *この本を残してくれてありがとうございます。
    と心から思う。
    宮野さんが磯野さんと出会えて良かった。
    命がけで言葉を渡してくる宮野さんも、逃げ出さなかった磯野さんも尊敬する。自分が何をするべきかを己の命が求める使命感と絶対に逃すことのできないその瞬間、瞬間に適切な形で想いを言語に変えられる力には、私の魂に響くものがあった。人間ってすごいんだな、と思う。

    「くもをさがす」でも、自分のアイデンティティが病気に支配されてしまうことに言及されていた。
    そして、これが自分だと思っているものは実はいろんな偶然性からその道へと運ばれたことも往々にしてある。
    意図することが全て正義ではなくて、他者との関係性

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    2026年08月08日
  • 急に具合が悪くなる

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    乳がんが多発転移し、急に具合が悪くなるかもしれない宮野さんが、講演依頼をきっかけに知り合った磯野さんとやり取りした20通の手紙。
    学者同士の客観的なやりとりではあるが、ユーモアあり、踏み込んだ質問あり、時に粗削りな言葉を投げかけたり、「魂」という言葉まで使いながら、「正しい医療について」「良い患者について」「がんを患った人との接し方」など、徹底的に語り合う。読後はエモーショナルに揺さぶられ、思わず泣きました。
    主治医、ホスピス関係者、病気になった当事者やその知人、色んな人に読んでほしい一冊です。

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    2026年08月06日
  • 急に具合が悪くなる

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    生きてきて、出会えてよかったと思う本がある。
    私にとってそのうちの一冊です。

    たくさんの既成概念に苦しんでいるひとがいる。苦しみはいつもとても個人的なものだと思う。
    普通の枠に孤独感を持つ、怒りや孤独は深い痛みになる。
    死を迎えるひとと、生き残るひと。その二人は大きく隔てられて言葉も無くしてしまう。
    それでも、「ただのあなたと私」で繋がり続ける物語(往復書簡)です。
    病気にどう向き合うか、向き合わないか、受け入れるか、抗うか。
    病気に自分らしさを削られているひとのそばに、臨床に立つものとして、自分の考えを新たにする必読の一冊だと思いました。

    今年映画化され、そちらはまだ観ていませんが、映画

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    2026年08月03日
  • 急に具合が悪くなる

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    同タイトル映画の主演女優2人がカンヌで賞を取ったことにより、書籍の存在を知り、映画を見る前に読もうと本を手に取った。
    同時期に自分の母が急に具合が悪くなり、このテーマを読むことに抵抗を感じだが、この偶然?必然?を受け入れようと読み始めた。
    学者同士、人間同士、女性同士の深い言葉のやり取りに、引き込まれるように読んだ。彼女たちが書いていることは、たくさんの人たちも考えていることだが、彼女たちのように言語化できずにいるのだと思う。自分では言語化できなくても、魂のレベルの話だから、読みながら「ああ分かる」となった。かなり深い内容で消化不良感はあるが、読んで良かったし、また読み返したいと思う。
    読み進

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    2026年08月01日