田中正明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昭和28年(1953)年に発売されたパール判事の講演録や論文などが収められている本が、約55年ぶりに復刊しました。
パール判事は、「東京裁判」を否定する判決書を書いた方です。
まだ一回しか読んでいませんが、「東京裁判」を否定する、すなわち、先の大戦における日本の無実を主張する一方で、日本の極端な西欧化を憂いていたように感じます。
巻末に収められている、編者、田中正明さんへのお手紙は、パール判事の暖かな人柄が表れているように感じました。
日本が、先の大戦で負けてから、すでに65年が経ちました。
その当時のことが、いろいろな形で、世に送り出されています。
それらのどれが真実 -
Posted by ブクログ
小林よしのりによる尽力によって再版された一書。
東京裁判において唯一A級戦犯全員無罪を唱え、世界対戦という悲惨な時代においても真理を追及したパール判事が戦後15年を経て日本各地を講演した講演内容を主とする。
講演内容には日本の再軍備、核保有、ガンジー主義についてが特に多く語られる。
現在の日本においては核保有の是非についても議論があるが、イデオロギーのような主張と衝突でありパール判事の魂とは乖離しているのが現実だと思う。
現代思想に身を置く日本人は本書を通じて改めてパール判事の魂に耳を貸すべきであり、事実を理解し真理を追及するべきだろう。
そして一般の民間人にありながらパール判事の声 -
Posted by ブクログ
ネタバレ南京事件。敢えてここは南京事件といい、南京大虐殺とか南京大屠殺とは言わずにおく。
虐殺とはなんだろう。戦時中において、兵士同士が殺しあうのは、戦時法規上も合法である。兵士ではない市民などを無差別に殺すことは戦時中といえども不法行為とみなされる。南京大虐殺というからには、南京において、日本兵が、兵士ではない一般人の多くを殺戮したと言うことである。これは本当か。南京大虐殺だ!といって、この事件が世間一般に初めて知らされたのは、南京占領から九年後の、日本が敗戦し、連合国によって裁かれた極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判においてである。それまでは、南京戦を戦った当の相手国の国民党軍(蒋介石軍)も、中 -
Posted by ブクログ
『南京大虐殺』などといわれているこの問題。
30万人もの一般市民が日本軍によって虐殺されたと主張する中国に
対し、その主張の矛盾を指摘し実際にはこのようなことはなかった
ことを証明する一冊。
全く関心を持っていなかった頃、やはり漠然とこういうことはあっ
たんだろうと思っていました。なにせ、日本軍の侵略は悪だったと
いう教育を受けてきておりそれを疑うこともしてなかったのですか
ら。しかし最近この手の本を読むにつけ、当時の日本のやってきた
ことと中国、韓国が主張していることの矛盾が目に付くようになっ
てきました。いや、鼻につくといった方が適切かもしれません。
この本を書かれた田中正明氏について -
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