ジョー・キャラハンのレビュー一覧

  • 瞬きすら許さない

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    久しぶりに最高!

    休職明けの警視正キャットが未解決の失踪事件の捜査をともにすることになったのは、ロックという名のAIの捜査官だった。
    ベテラン刑事とAIが見せる警察小説の傑作。


    まずは英文独特の言い回しがなく、とてつもなく読みやすい。
    話の緩急のつけ方、さらっとしているが骨太な人物背景と登場人物の成長、絶妙な伏線の張り方など、まさに優等生。
    圧倒的なリーダビリティでぐいぐい引っ張る。

    警察小説としてはオーソドックスな展開で未解決事件の謎を追うごとに物語が深まっていくという流れで、びっくりするようなどんでん返しなどないのだが、たぶん一番の焦点はもちろん事件の捜査にAIを活用するところだと

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    2026年06月24日
  • 瞬きすら許さない

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    人間×AIのバディというSFではよくある設定だけれど、LLMの爆発的な普及の影響でとても解像度高く現実感をもった作品になっている。
    最終的に直感というAIの合理性とはかけ離れていそうな判断が噛み合うところや、長年の経験から育った職業倫理がAIの行動規範と合致してタッグを組む展開は熱かった。
    ミステリとしては割と分かりやすく解を出してくれるけれど、逆に直感と統計のどちらが先にそれに辿り着くか、はたまた協力して辿り着くか、という展開を楽しませる話運びも楽しめた。

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    2026年06月10日
  • 瞬きすら許さない

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    かなり面白かったです。AIの解釈に些か疑問を感じる部分もありましたが、本作が2023年刊行と言われると確かにまだChatGPTも登場したばかりで、AIが自律して反抗しうると考えられなくもないと思いました。
    実は4部作ということで、第2部を非常に楽しみにしております。

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    2026年06月06日
  • 瞬きすら許さない

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    読み終わってみれば面白かったのだが、解説にもある通り、過剰に登場人物の深掘りをしているな、という感じで、話の進みが重たい。キャットとAIのロックの不協和音、自組織との噛み合わない感じも長く続く。
    とはいえ、書きたいところは書けたのではと思うし、今回これだけ掘り下げたら、次回からはもっと文章が軽くなるのでは、と期待している。

    羽生さんの昔の本でも、直感はこれまでの経験から出しているから、70%ぐらいの場合は正しい一手になる、といった事が書かれていた気がする。

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    2026年07月20日
  • 瞬きすら許さない

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    ネタバレ

    冒頭から不穏な雰囲気なので、先を進むことに躊躇したものの謎が解ければなるほどといったところ。

    AI捜査官と人間臭すぎる警視正というバディはありがちかなと思うもののその対比がこの物語の面白さでもあるのか。

    人種差別という視点がつきものだが、母親という視点での描かれ方は、海外ものとしてもあまり違和感がなかった。

    ただ、犯罪と動機については腑におちないところもあるかな。

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    2026年07月16日
  • 瞬きすら許さない

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    ネタバレ

    AIの判断ミスで旦那を失った警視正キャットと、警察の偏見で兄を有罪にされたオコネド教授がつくった人工知能のロック。
    水と油のようなコンビが行方不明者の事件を追う。

    直感を信じ、現場に足を向け、被害者家族にも直にあうキャット。
    数字と統計を信じ、ネットワークから情報を仕入れ、被害者家族にもZoomでいいんじゃないかと主張するロック。

    どっちもどっちなんよー。キャット大人になりなさいよー(笑)って、ちょっと突っ込みたくなるけど、映画化しないかなぁー。おもしろそう。

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    2026年07月11日
  • 瞬きすら許さない

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    人工知能捜査体のロックと、自らの堪に従って動く刑事のキャットがバディとなり、事件解決を目指す話。

    AIに肯定的か否定的かと言ったら、キャットは間違いなく後者で、ロックのやることを非難したり、ロックのことを「それ」と呼んだりしており、読んでいて(何もそこまで嫌わなくても...)と思った。
    ただ、ロックにしたらキャットの自分に向ける感情なんて気にすることではないから、別に良いんだろうけど。
    そんな2人(正確には1人+AI)が一緒に事件の捜査をするって...どうなってしまうのかという心境で読み始めた。

    捜査は地味に進んでいく。(地味過ぎて少し眠くなってしまった。)
    キャットが夫を亡くしていること

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    2026年07月09日
  • 瞬きすら許さない

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    直観派の刑事と最新のAIがバディを組むという近未来警察ミステリ。
    近未来と書いたが数年先の未来ではない。もう今でも最先端テクノロジを惜しげもなく使えば可能なのではないかと思われるような直近の近未来だ。すぐそこにある未来だからこそイメージしやすく、自分の職場でこういうAIがバディだったら仕事も楽だし効率上がるだろうな。いや、待てよ、これだとマネージャーは部下が不要になるんじゃね?とかいう具合に想像できる。少なくとも近々ホワイトカラーはAIに職を奪われる未来が来るだろう。本作を読んでいると「AIすげ~!有能すぎ!」と思うが最大の魅力はそこではない。最先端でありながら英国警察ミステリの伝統を踏襲した

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    2026年07月08日
  • 瞬きすら許さない

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    AI時代のバディもの。
    キャットがロックに言う言葉(時には窘める)が良い。
    警察の職務内容について問われて、”でもそれが人間のおかしなところなのよ、ロック。不可能だからといって、挑戦を辞めることはないの”など。
    面白かった。続編あるようなので読みたいです。

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    2026年06月28日
  • 瞬きすら許さない

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    ネタバレ

    A Iというハシリモノというか旬というか…を取り入れた目新しいバディ物?と思いきや、いや、どうしてどうして。ちょっとドタバタしてるかなあ、息子に過保護じゃないの?などと思いながらもいつのまにか先を読み進めさせる筆力もなかなかなら、ロックもなかなか魅力的。
    最終章が実によく、ホロリとしてしまう。これは第二作も追いかけたくなってしまうではないか。

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    2026年06月12日
  • 瞬きすら許さない

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     タイトルが好みだったのと、創元推理だったこと、帯に小島秀夫とあったので、よし取り敢えず読んでおこう……と購入。展開は割と予想がつきやすいが、人物の描写が良い。素直な性格の人物が多いので、登場時のセリフや行動からどういう人物か推測しながら読むと、大体当たっていたりする。被害者の苦しみを思うと辛い……。あと、AI捜査官のロックが可愛い。続編も翻訳されるなら読みたいかも……。

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    2026年06月04日
  • 瞬きすら許さない

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    海外ドラマを見ているかのような臨場感と展開。
    内容とは逸れるが、レイプが日常茶飯事のように描かれていて怖い。泣き寝入りするしかないのもおかしい。

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    2026年06月04日
  • 瞬きすら許さない

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    女性のベテラン警察官が
    AIを活用するのではなく
    直感かデータか
    お互いに反発しながら
    行方不明事件を追っていくのが
    斬新で面白かった。
    そして
    人間が人間たらしめる感情や欲こそが
    犯罪を引き起こし
    物事を複雑で面倒なものにしているわけで
    これほど厄介なものはないなー
    とつくづく思った。
    果たしてAIに
    痛み、喜び、悲しみなどを
    学習させたらどうなるのだろう。

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    2026年06月03日
  • 瞬きすら許さない

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    AI捜査官と刑事のバディ。こういう設定をすんなり理解できるのは現代の特権だよなあ。おもしろくて一気読みした。ところどころ未回収のような気がしないでもないけれど、キャラクターもみんな良くて最後まで引き込まれた。これがデビュー作なのか。たのしかった。

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    2026年06月02日
  • 瞬きすら許さない

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    AI捜査官と刑事のコンビということで、正直読み始めは半信半疑だったのだが、面白くて一気読みした。
    キャットはどこか応援したくなるキャラクターで、彼女を取り巻く上司や部下も色々ありながらも結局実直で、安心して読んでいられる。
    AI捜査官の登場で、いかにも近未来的な内容かと思いきや、がっつり人間の倫理観を問うような事件内容だったり、母と息子の関係がリアルに描かれていたりと、読み応え十分だった。読み終えた後に著者自身もパートナーを癌で亡くしたと知ったが、そんな中で本作がデビュー作だというのだから様々な思いが込められた作品なのだろう。
    ぜひ続編も読んでみたい。

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    2026年05月30日
  • 瞬きすら許さない

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    ネタバレ

    2026年の18冊目は、ジョー・キャラハンの「瞬きすら許さない」です。
    舞台は、イギリス中部ウォーリックシャー警察のキャット・フランク警視正です。キャットは、少し前に夫をガンで亡くし、1人息子のカムと暮らしています。(ここが結構ポイントかもしれません。)
    仕事に復帰したキャットは、人工知能捜査体(AI)のロックを捜査に取り入れた未解決事件捜査のパイロットプロジェクトの指揮を執ることになります。かつては、SFの世界の話で有ったものが、現実に有り得るものと捉えられる所に、技術の進歩を感じます。
    AIを信用せず、直感を重視するキャットと正論では有るものの、場の空気を読めないロックは、事有る毎に対立し

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    2026年05月30日
  • 瞬きすら許さない

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    面白かった!
    絶対それ伏線やろはよ気付いてーーっていうストレスはあったものの、何というか、結果としては(読者に)優しいサスペンスだったかな。

    辛いことがあっても生きていくんだと、自分の感情と闘いながら前を向くキャットとカムの姿にジンとしつつ、ハッサンたち憎めないメンバーの成長が楽しみにもなったので、シリーズ全4作全部翻訳されることを期待!

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    2026年05月22日
  • 瞬きすら許さない

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    主人公とAI捜査官の掛け合いや連携プレイが見事だった。高性能なAIにも苦手な領域や意思決定ができないなどのデメリットはあれど、それを凌駕するほどの活躍を見せていたと思う。とてもいいコンビが生まれた。この難解で複雑な事件の真相を解き明かすのは人間なのか、AIなのか、先が読めない展開にハラハラしながら十分に楽しめた作品だった。

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    2026年05月20日
  • 瞬きすら許さない

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    ネタバレ

    イギリスの作家、ジョー・キャラハンのデビュー作。

    夫を亡くした警視正のキャットは、上司からAIを用いた警察捜査のプロジェクトリーダーを任される。過去の未解決事件の再捜査を行うため、さっそく若者の失踪事件を調べはじめたチームだったが…

    AIをバディとした警察小説。SFに寄りすぎず、現代警察小説のベースは残したままなので、SFが苦手でも全く問題なく読めると思う。持ち運びできるスーパーpcが相棒みたいなもの。

    ただAIを生かした捜査と、昔気質の直感を対比させたかったのか、キャットはあんまりにもAIを毛嫌いしすぎだろうと。過去はどうあれ、プロジェクトだし警視正なんだから、もっと上手く立ち回るのが

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    2026年05月18日
  • 瞬きすら許さない

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    イギリスのウォーリックシャー警察に務めるキャット・フランク警視正は25年間の警察人生で培った「直感」と「現場」を重要視する警察官。
    休職明けの彼女はAIを捜査に使用するパイロットプロジェクトチームを率いることになる。
    まずは未解決の失踪事件をAIであるロックとチームの面々と再捜査することにしたが、無関係と思われていた2件の失踪事件に繋がりがあることが判明する。

    ・感想
    話の筋も展開も素直で特にひねりはなかったので読みやすかった!

    面白かったんだけど私にはポリコレが強すぎたかもしれない…。配慮するのも大変だねという第一印象。まぁアジア人は透明化されてるけど。

    あと登場人物がみん

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    2026年05月09日