佐藤香苗のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ子供が苦手だ。
そもそも、うっすらとすべての人間が苦手で、大の大人とのコミュニケーションでさえままならない私にとって、それ以上に予測不能な行動をする小さな存在なんてもってのほか、という感じである。学生時代に行った教育実習で、(数歳しか変わらない、そこそこ意思疎通できるはずの)高校生との数週間の関わりにさえ四苦八苦したことを今でも夢に見る。
だからこそ、子供たち、そして彼らと関わる全ての人間は、この世で最も尊重されるべき存在であると思う。私がどんなに勉強しても、仕事ができるようになっても、けして立ち向かえなかったことと日々戦う人。そして、希望や未来そのもの。だから、小さな子供がいる先輩が急に休 -
Posted by ブクログ
初めての、菰野江名さん。
読書YouTuberさんオススメで、書評がとても良かったので買いました。
主人公・文乃は公立保育園に働いてたが休職し、再就職先に選んだのが新宿にある24時間体制の保育園『つづきの保育園』に勤務することになる。
そこで出会うパパ・ママたちは共働きや在日外国人、シングルマザー…と様々な事情を抱えている。子どもといっしょにたくさんの時間を過ごしたい。だけど一緒に過ごすだけだと生きていけない。だから働く。そんなジレンマを抱えながら仕事をしている彼らを見ると、時間にもお金にも余裕がない時代なんだなぁと悲しくなる。
印象深い、成也くんのママ・真栄城さん。大切な人を亡くした状態 -
Posted by ブクログ
ある事情から夜に眠れなくなってしまい、休職していた保育士の文乃。昼夜逆転した生活リズムであれば眠れるようになり、東京新宿にある24 時間営業の「つづきの保育園」で働くことに。この保育園では、飲食業界、医療関係者、夜の仕事、シングル、深夜手当で生計を立てる外国人など、さまざまな事情から夜に働かなければならない親たちのために子どもを預かる、“夜間保育” を行っていた。
デビュー作からずっと追い続けている菰野さん。1年間に1作品と出版される本は少ないけれど、確実に上達している(上から目線で申し訳ないけれど)気がするし、どんどん読み手心をくすぐる作品を出してくる。
今回の舞台は24時間営業の認可保 -
Posted by ブクログ
小さい子どものいる(もしくは育てた)親御さんに強くお勧めしたい。
尊い日々だと理解していながら、感情任せに怒ってしまうことが続いて、後悔したり悩んだりしてた時にこの本に出会って、一晩で読み切った。
多様な家庭の事情を色眼鏡で見ず、
多角的に丁寧に掘り下げることで見えてくるあたらしい世界。
親も子も、みんな生きるためにがむしゃらだ。
第三者からの助言は、時に厳しくて、時にありがたい。
「でもさ、大人は夜が素敵って知ってるじゃない。いずれ勝手に知るんだとしても、たまにはこっそり、子どもにこういう世界もあるよって教えてあげてもいいと思うのよね。夜って怖くないよとか、静かに過ごす時間の楽しさ -
Posted by ブクログ
ネタバレここは夜間保育園__。
「諦めないで。大丈夫。代わりに私たち保育士がいるんですよ」
「夜間保育園」とは知っていますか?
夜間保育園とは、夜に働く人のための保育園。
(ex)外国から来た人、飲食、医療従事者、シングルの親、夜の仕事
私は、子育て経験もないので、本作で、初めて夜間保育園を知りました。
本作は、24時間体制の保育園で夜間保育士として働く文乃が主人公として描かれている。
実際、保護者や子どもなどの問題はたくさんあり、厳しい現実の描写もあった。
かなり細かい描写があって、これは取材の賜物だなと圧巻されました。
本作は、連作短編集で読みやすい作品です!
最後の章 「ほし組 内 -
Posted by ブクログ
ネタバレ良すぎた。
夜の世界も保育経験もないから
自分ごとに落とすというか、客観的に眺めてる感じで読めた。
子どもを育てるって、悩みの集約だと思う。笑
「妊娠」とか「出産」「子育て」を意識し始めた瞬間から悩みスタート。笑
それは、多分自分が死ぬまで続くし、なんなら死んでも
現世に残した子どもを心配する。
親ってすごいよなー
この作品も、そもそも夜に子どもを園に預ける
とか
夜泣き問題
とか
色々な悩みに直面する。
この作品を読んだら、夜泣き解消しますよ!
夜子どもを預けることに、正当性を感じられますよ!
って、そんなことじゃなくて。
すっきり解決しないのがいい。
だってきっと
本当の子育てだ