四島祐之介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白くて一気に読んでしまった。解説にもある通り、B級感のあるホラー&ミステリーです(世にも奇妙な物語に出てきそうと言った方がイメージしやすいかも)。賛否が別れそうなラストですが、個人的にはゾクゾクする終わり方で好き。
ただ、文章や設定が変(?)な部分が所々あったのが気になったけど、デビュー作ということで少し甘めの評価。例えば関西人キャラがいるわけでもないのに突然『茶をしばく』という文章が出てきたり、鼻ギプスをしてるのにフルフェイスのメットを被ったり。肝心の大穴もその一つ。『直径10m程の、傾斜がついたすり鉢状で底が見えない大穴』とあるが、仮に傾斜を45°とすると(勾配100%)、単純計算で深 -
Posted by ブクログ
タイトルと表紙のイラストに興味を抱き購入しました。
『アナヅラさま』の都市伝説をモチーフとしたホラーとミステリーを掛け合わせた小説で、若い女性の失踪事件が続くなかで、恋人を探して欲しいと主人公の穂香の探偵事務所に依頼がくることで『アナヅラさま』が実在するのではと興味を抱き真相を突き詰めていく。その中で失踪には性暴力や虐待が根底にあることを知り、穂香の探偵チームは事件の糸口を探し出していく。
内容的にはミステリーだがコミカル的でスピード感を持って読み進めることができる。
『アナヅラさま』とは誰もが内心に秘める忘れてしまいたい事を証拠も無く抹消したい思いが表現されてるのではないかと思う。
3代目 -
Posted by ブクログ
ある地方都市で最近にわかに囁かれるようになったアナヅラさま。
アナヅラさまは、「穴」と「面」のマジどおり、顔が穴になっていて、顔面にぽっかりと真っ暗な底なし穴が空いている。
どんな大きなものでも容易く飲みこみ、消し去ってしまうというこの都市伝説は、二十年以上も前からどこかの村で不思議な失踪が相次いだせいで噂されるようになった。
そんななか、女性が相次いで行方不明になり、探偵の小鳥遊穂香は捜査依頼を受けて調査をするが…。
アナヅラさまという都市伝説からオカルトなのかと思っていたが、次々と獲物を物色するシリアル・キラーであった。
それが思わぬかたちで…という驚きの結末になっているところが伝説な