石川拓治のレビュー一覧
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【私なりの要約】
日本初の全寮制インターナショナル高校のISAK(アイザック)をつくった小林りんという人の物語。
小林りんは、自身が高校生のときにカナダのピアソンカレッジというインターナショナルスクールに進学し、そこで英語を身につけ、そして様々な国籍の友人を作った。夏休みに友人の祖国であるメキシコを旅した際、そこで初めてスラム街を見て衝撃を受ける。世界の圧倒的な不条理、矛盾、悪を目の当たりにして、そしてそれを他人事ではなく、自分の世界のなかに落とし込んだ。
世界を変えたい、という夢を持った。
その後、東大に進学・卒業して、国際的な大企業や、ベンチャー企業、政府機関など、短い期間で職を転々と -
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茶色のシマウマ、世界を変える
小林りんさんの話。
何も決まってない状況から全寮制のインターナショナルスクールを一条校として作っていく話。
圧倒的な行動力。
自分が強い意志を持ったから、周りが無理に思える事にも共感して協力したんだ。
だけど、自分で全部やらなければと思ったら周りがついてこなくなるし、自分もいっぱいいっぱいになる。
権限委譲、そして人を信じて任せることは大切。
そして自分を突き動かしてるのは紛れも無い幼少期の原体験である。
ちゃんと考えながら意思決定をしたから綺麗なキャリアになったんじゃ無いと思う。
自分の原体験に基づいて、自分のコンセプトなのか在り方だけは裏切らないよ -
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三つ星シェフになるまでの修行、苦労、思考についてかかれたドキュメンタリー。幼少期のエピソードは蛇足だが、本質を捉えようとする考え方、徹底的に追求する姿勢は学ぶべきところがある。あやふやで惰性ですごすのではなく、目標を定めて優先順位をたて、余計なものは限りなく削ぎおとしたような生き方。忙しくて学ぶ時間がなかったり、新メニューを考える時間が取れないなら、赤字になろうがランチをやめてでも時間を創り、常に変革を続ける姿勢はすごい。つまるところ、全てを極めて全てを表現する。究極を目指す先に達成感や感動が生まれるということ。料理だけでなく、技術に関係する世界は皆これに尽きるのだと思う。誰にでも真似できない
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日本で初めて高校生を対象とした、全寮制インターナショナルスクールを作った女性のお話し。
この作品の主人公である小林りんさんは、自身の留学体験や国際機関で働いた経験などから、世界を貧困から救うリーダーを育てるための学校を作る事を計画する。
小林氏が作る学校とは日本の学校教育法に適合した「一条校」であり、主にアジアの途上国から生徒を受け入れる事が目的だ。留学中に見たメキシコのスラム街や、ユニセフ在職中に出会ったフィリピンのストリートチルドレン、これらの問題を根本的に解決できるのは教育である、という信念に基づいての行動である。
作品中でも解説されていたが、このまま地球の人口が増え続ければ、今以上 -
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自伝ではないので、ちょっと著者の主張入れ過ぎじゃない?というところは置いておいても読み応えありました。
本当に彼女あっての奇跡の物語である。
ー 彼女のようなキャラが生まれたこと。
ー 本文にもあるようにConnecring the Dotsであること。彼女の経歴・キャラからこの奇跡へのたどりついたとも言える
ただ、普遍的に言えることは、
ー 正しい志あるところに人が集まる
ー 日本の省庁も捨てたもんではない( 某教育委員会は想定内としても) 彼らも日本のこの現状をかえたがっている。
ー 本物のリーダーがいれば、日本もまだまだ変えられるんだ( そこはそれこそ他の国に比べれば恵まれている。)
と -
購入済み
映画での感動が蘇ります!
絶対不可能といわれることへの果敢な挑戦。挫折を乗り越えて掴んだ大いなる希望。困難に耐えて主人公を支えた家族と友人たち。映画での感動が蘇るコミックです。リンゴ栽培の話だけれど、あらゆる分野で同様にがんばってる人々にも読んでほしいし、また、そういう人たちを偏見で
邪魔している人々にも読んでもらって考え方を変えてほしいな、とも思います。 -
Posted by ブクログ
新たなジャンルのノンフィクションだか、感動した。無農薬栽培の9年目にしてリンゴの花が満開になった時の木村の行動に思わず涙が出そうにぬる。
危険から守り給えと祈るのではなく、危険と勇敢に立ち向かえますように。
痛みが鎮まることを乞うのではなく、痛みに打ち克つ心を乞えますように。
人生という戦場で味方をさがすのではなく、自分自身の力を見いだせますように。
不安と恐れの下で救済を切望するのではなく、自由を勝ち取るために耐える心を願えますように。
成功のなかにのみあなたの恵みを感じるような卑怯者ではなく、失意のときにこそ、あなたの御手に握られていることに気づけますように。
(ラビンドラナート・タゴー -
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