石川拓治のレビュー一覧

  • 土の学校

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    林檎の栽培は無農薬に適さないと多くの人に言われているにもかかわらず約10年を経て無農薬の林檎栽培に成功するというまるでフィクションのような話は、感動の実話であった。農業に限らず、不可能を可能にする力強さにも溢れ筆者の勇気に深く感謝する。

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    2022年03月05日
  • 天才シェフの絶対温度 「HAJIME」米田肇の物語

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    クロード・レヴィ・ストロースはいう「料理とは自然を文化に変形する普遍的手段だ。」食は、素材、季節、そして調理法、盛り付けによって成り立っている。それは、人類の作ってきた文化である。家庭料理から、レストラン、そして高級料理までを含めて成り立つ。そして、その極みもあるはずだ。
    大阪で、フランス料理の開店から1年5ヶ月の史上最速で、ミシュラン三つ星を獲得したシェフ 米田肇。プロフェッショナル仕事の流儀にも出演した。その尋常でないこだわり方 温度計ではかり、定規で測るような緻密で見える化しようとする料理法に驚いた。米田肇は「食は希望」という。「食は五感を使う、最高のエンターテインメント」「何をしたいかが大切」という思いから「料理とは温度による食材の変化をコントロールすること」と言って、正確に食材の温度をはかり、何時間もかけて調理する。その素材のうまさを最大限引き出すために。どうしたら、美味しさを感動に変えるかを貫く。美味しさを求め、もがき苦しむ米田肇。
    「これで完璧だと思ったら、それはもう完璧ではない。この世に完璧というものはない。ただ完璧を追い求める姿勢だけがあるんだよ」ミシェル・ブラス。米田肇へのアドバイス。
    小学生の頃の作文に「ぼくは、将来、料理人になることが、夢です。いちりゅうの料理人になりたいです。料理人になるなら、やっぱり、フランス料理を作りたいです」と書いた。その時は、まだフランス料理さえ食べたこともないにも関わらずだ。それを、着実に実現して行くのである。さまざまな問題にぶち当たる。自分の頭で考え抜く。問題を解決するのは自分でしかない。ただし料理を作るとは、自分の仕事だけしたらいいわけではない。常に自分に問いかける。そして三つ星シェフになった今でも悩む「日本人なのに、なぜフランス料理をやるのか?」そして、何のために料理を作るのか?「いちりゅう」とは、常に問いかけることによって、自分のポジションを確かめる。
    一つの料理を作り出す時にも、計算し尽くし、その上でも悩み、もがき続ける。今という一瞬の時間。100種類以上の野菜を使った「地球との対話 ミネラル」。野菜の良さを全て引き出した味を構成する。いやはや、すごい男がいるものだ。命をかけて料理をしている。その凄みに圧倒された。

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    2021年03月13日
  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    小林りんさんの、ISAKを作り上げるまでのドキュメント。実際にお会いできるのが楽しみだ。自身が日本の閉塞的なコミュニティにあわないと飛び出し、日本人としてのアイデンティティに、目覚める。日本に戻り、リーダーシップを育てる、全寮制インターナショナルスクールの開校にもっていくエネルギー。たしかに、情熱とその背景にあるストーリーが、ヒトモノカネを動かしていく様を感じられる。不動産から金融まで、プロ達を味方にしていくのは、何だろう。それは、やりたいという純粋な気持ちなんだと思う。やりたいことをやってほしいと、ちょうど会社のトップから聞いたところだった。哲学でも、死を意識して初めて、過去のやってきたことと、これからやることつながると学んだところだった。それが、りんさんのストーリーで一つにつながる。すごいな。

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    2018年11月01日
  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    圧倒的なパワーと、ピュアなエネルギが心を打ちました。いつか自分の子どもにも伝えたい内容がたくさんつまっていました。

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    2017年10月29日
  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    ISAKという国内初の寄宿制のインターナショナルスクールが軽井沢にできるまでのストーリーと小林りんさんの半生がわかりやすくかかれた本。これまで断片的にしかしらなかったことを知れて非常に興味深く一気読みしてしまった。りんさんの行動力にただ単に感嘆するとともに谷家衛さんの先見性に脱帽。この学校から将来どんなチェンジメーカーが現れるか本当に楽しみ。と、同時に自分自身のこれまでの人生にむなしさを感じてしまった。いかに外に開かれた人になれるか、やるしかないし、遅すぎることはないと信じたい。ただ、りんさんをここまで動かしているのは高校生時代の留学に原点があり、その原体験が全てともいえる。自分自身にそこまでの原体験があったのか問われると難しい。

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    2016年09月23日
  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    日本初の全寮制インターナショナル高校を作った小林りんさんの話。
    初めて予約までして本を買った。それくらい小林りんという人は興味深い人だった。
    本を読んでやはりこの人は特別な人だと思った。才能はもちろんだが、情熱が、だ。
    到底自分には真似できない。でも読むととてつもないエネルギーをもらえる。
    世界を変えるエネルギーというのは、これほどでないとならないのだ。

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    2016年04月15日
  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    新卒採用の最終プレゼン、『生涯で成し遂げたい社会貢献』がお題だった(当時)。私は、「生涯を通してやりたいことはまだ分からない。でも、それを見つけた時に実現できる人になる」とプレゼンした。
    いまを走り続けて7年が経ち、点と点が少しばかり線となるのを実感しながら、生かされている意味を探している。いつか、自分の運命なのだと後付けする日を想像して、いまを一生懸命つくろう。

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    2016年04月13日
  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    ネタバレ

    この本は、ISKAというインターナショナルスクールを日本で開校した小林りんさんのそこに至るまでの物語である。
    筆者の石川は、客観的に解釈を挟みながら具体的にストーリ仕立てにしているために非常に感情の移入がしやすくテンポよく読むことができる。

    この本を読めば、熱意というものがどれほど大切なのかを考えさせられる。

    その一方で、小林さんの経歴をものすごいエリートで自分は世界に対して何もできないでのはという虚無も感じた。

    以下引用
    「外国などというものは、明日というものが存在しないように本当はどこにも存在しない。人は、「今」を生きるしかない。同じように人は、「ここ」を生きることしかできない。

    「「世界を変える」という時の"世界"とは基本的に、自分の精神が形作った世界」///世界を変えるためには、まず本当の世界を知らなければいけない。世界をその目で見て、自分と違った考え方の人がいることを知り、自分の考えの間違いに気づき、その後の自分の新しい世界観を構築しなければならない。

    人間が集団を作る限りその内部にヒエラルキーが存在するのは、自然なこと。

    今の自分にできることと、自分がやりたいことはそう簡単には一致しない。その時に、我慢してできるようになるまで待つか、その時にもっとも面白い道を選ぶか。

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    2016年04月10日
  • 天才シェフの絶対温度 「HAJIME」米田肇の物語

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    本当に限界まで突き詰める姿勢がないと、料理人の頂点には立てないんだと感じた。
    全力で料理に向き合い、己の人生に向き合っている男だと感じた。

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    2026年07月21日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    ネタバレ

    いままで不可能と言われていた農薬を使わずのリンゴ栽培に挑んでいくストーリー。
    数々の失敗や家族を貧困に巻き込みながら何年も辛い時期をすごして諦めかけましたが自然のあるヒントをきっかけで自然と共存する事て可能にする事に成功した実話。
    諦めない気持ちや自然との共存の大切さを学べる

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    2026年06月17日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    農薬を使わずに腐らないリンゴ。現代のリンゴは農薬に依存している。木村さんの人柄が垣間見えてほっこりしつつ、若い時のかなりの技術屋志向の話や、農薬を減らす過程での研究者顔負けの泥臭い試行錯誤の繰り返しの話を聞いて、こういう世界もあるのかと興味がわいた。無農薬て畑を害虫の楽園にすることは収益を悪化させて家族を困らせるだけでなく、近隣にも悪影響が及ぶ為、木村氏は村八分に近い扱いを受けていた。本当に自死を選ぼうとする間際に偶然の発見によって気づきを得て、人生が好転し始める。「死ぬくらいならバカになれ」読み始めた当初に思った以上に壮絶な人生だったからこそ、木村さんの人柄に深みを感じる。

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    2026年05月17日
  • 天才シェフの絶対温度 「HAJIME」米田肇の物語

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    フェルマーの料理で紹介されていたシェフの唯一の本なので、読んでみた。主人公の激動の人生と、フランス料理について知ることができた。

    異常なほどこだわり、やり抜くことの難しさ、勝負どこの出方について、感じるものがあった。

    改題された文庫だが、タイトル一つで印象も全く異なる。

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    2025年10月14日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    無肥料無農薬でリンゴを栽培する。そんな不可能に挑戦し、成し遂げた男の壮絶な半生を描いたノンフィクション。木村さんの恐るべき探究心と粘り強さには感服するが、やはりこれだけの苦労に耐え、不可能を可能にする人は普通ではない。貧窮に耐え、それでも無農薬リンゴを作るまではと諦めない。バブル真っ盛りのあの浮かれた時代にこんな理不尽な苦労をしている家族がいたなんて‥。
    それでも家族7人を貧乏のどん底に陥れた責任を感じ、無農薬でいくことを決意してから6年目に、首を吊って死のうと山奥に入る。そこに神様がいたんですね。神ってほんとにいるんですね。そう考えないと木村さんがそこで天然のイキイキしたどんぐりに出会い、肥沃な土の存在を知ったことがたまたま偶然、のこととは思えない。今までの苦労、努力、忍耐を全部見てたんだ〜!

    木村さんとその家族のすばらしさが石川拓治というルポライターの手で瑞々しく描かれている。彼の筆力のおかげで2度涙を落としそうになった。木村さんが「もうやめよう」と言ったとき、娘が「そんなのやだよ。何のために今まで貧乏を我慢してきたの?」というところと、畑一面の白い花を奥さんと一緒に眺めるところ。泣ける。

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    2025年04月17日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    養分たっぷりの土で育まれるりんごの生命力こそが無農薬栽培の肝であったと、気づくまでの途方も無い数のトライ&エラー。周囲に馬鹿にされたり酷評されても絶対あきらめない執念、信念に神が応えてくれた映画のようなストーリー。木村さんのりんごを食べてみたい。

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    2024年12月22日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    私が レストラン山崎 を知ったのは、
    原田マハさんのエッセイ フーテンのマハ を読んだときであった。
    マハさんの文章は奇跡のリンゴなるものの冷製スープをぜひ飲みたい、とそれはそれは強く思わせた。

    そしてこのたび、弘前旅行を決断し、レストラン山崎の予約が取れた。
    せっかくなので、関連書籍を読もうと思い、手に取ったのがこの本であった。

    旅行当日までなかなか時間が取れず行きの飛行機で読んだ。

    日本の、そして青森のリンゴの歴史
    リンゴと農薬の切っても切れぬ関係
    そんじょそこらの野菜や果物の無農薬とはわけが違う無農薬りんごの難易度
    そして、木村さんの壮絶な無農薬りんごへの挑戦の日々

    あやうくな〜んにも知らずに、奇跡のリンゴを食べるとこでした。
    読んで良かった!!
    花が咲いたくだりで飛行機の中に関わらず号泣。
    東北地方は晴天で窓から見える雪をかぶった八甲田山や着陸直前に見え始めた岩木山が、
    もうこれでもか!と私の旅行気分をもり立ててくれた。


    念願のレストラン山崎へ。
    時期じゃないから、奇跡のリンゴと友達りんご?のフルコース。
    そもそも、りんごだとかなんだとかの前に、すごーく好みの味のフレンチでした。
    そして、りんごの冷製スープ。
    スープなのに、こんなにりんごの味と香りが、ちゃんと食事の味に馴染みながらも、感じられる、見事なお味でした。
    他のお料理も はーい!奇跡のリンゴつこーてますよ!!どお?どお??! みたいな感じではなく、
    しっとりりんごが寄り添ってる感じで、高感度高い。
    久しぶりにあ〜、また来たい。これは。と思わせられた美味しいお料理でした。


    お会計のとき、店の入口に フーテンのマハ と この本が並べてあった。
    もう、私は、まんまとしてやられたわけです笑


    兎にも角にも、せっかくの旅行、予備知識を蓄えていくなら、必読の一冊です。
    文章も説明臭くなく、読みやすいです。


    さて、岩木山を眺めながら、木村さんに思いを馳せることとしようかな。

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    2024年02月17日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    この本を読んでいると、無性にりんごを丸齧りしたくなる。

    本書では、木村さんのりんごとの向き合い方を通して、人間と自然との関係を改めて考えさせてくれた。りんごも人間も、科学に頼り切りになってしまえば、己の力は衰えて行くことがわかった。りんごも人間も、苦労してこそ強く、味わい深くなるのだろう。

    無農薬のりんごを入手するのは今の私には難しい。りんごの丸齧りの夢は未来に託した。代わりに今は美味しいアップルパイを食べよう。

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    2023年10月23日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    すべての生態系でのビミョウなバランスで自然は成り立っている。そんな全体像を人間が把握しきれるわけないよな。
    そう考えると、データ、人工知能などというけれど、本当にすべてを掴み切れるのか?農薬で成り立つリンゴ栽培の世界を考えているだけはないのかと思う。

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    2023年10月01日
  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    この本を読んで、初めて小林りんさんを知りました。学校を作るという壮大なプロジェクトを成し遂げたパワフルさに圧倒された。Tedでもスピーカーとして登壇されていて、プレゼンが素晴らしかった。

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    2023年08月15日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    農薬や肥料を使わないでリンゴを育てる。そんな奇跡にチャレンジした木村秋則さんの話。それは決して平易な道のりではなく、リンゴは枯れ、収入は無くなり、木村さんは命を絶とうというところまで追い込まれる。まさにその時に目にした野生のドングリ。そこから逆転していく。苦労をともにした奥さん、子供さん、どんなに喜ばれたでしょうか。

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    2023年01月28日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    ネタバレ

    正直見くびっていた。
    才能ある農家が無農薬でのリンゴ栽培を果たした話でしか無いと。

    でも、木村さんは徹底的に調べ研究し、自らの力で奇跡のリンゴを育て上げた。学者のようでありながら、百姓を地で行くような方だった。

    無農薬を始めてからの長い年月、家族を困窮させるほどの失敗続きに、死まで考えるほどの絶望は読んでいても辛かったし、9年越しに花を咲かせたリンゴの木々の美しさは想像するだけで目が潤んだ。

    ふと思ったこと。リンゴの葉に自分の歯をあげたというほど歯を無くされていたようだけど、肝心のリンゴはどのようにして食べていたのだろう…

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    2022年09月29日