石川拓治のレビュー一覧

  • 茶色のシマウマ、世界を変える
    日本初の全寮制インターナショナル高校を作った小林りんさんの話。
    初めて予約までして本を買った。それくらい小林りんという人は興味深い人だった。
    本を読んでやはりこの人は特別な人だと思った。才能はもちろんだが、情熱が、だ。
    到底自分には真似できない。でも読むととてつもないエネルギーをもらえる。
    世界を変...続きを読む
  • 茶色のシマウマ、世界を変える
    新卒採用の最終プレゼン、『生涯で成し遂げたい社会貢献』がお題だった(当時)。私は、「生涯を通してやりたいことはまだ分からない。でも、それを見つけた時に実現できる人になる」とプレゼンした。
    いまを走り続けて7年が経ち、点と点が少しばかり線となるのを実感しながら、生かされている意味を探している。いつか、...続きを読む
  • 茶色のシマウマ、世界を変える
    この本は、ISKAというインターナショナルスクールを日本で開校した小林りんさんのそこに至るまでの物語である。
    筆者の石川は、客観的に解釈を挟みながら具体的にストーリ仕立てにしているために非常に感情の移入がしやすくテンポよく読むことができる。

    この本を読めば、熱意というものがどれほど大切なのかを考え...続きを読む
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    私が レストラン山崎 を知ったのは、
    原田マハさんのエッセイ フーテンのマハ を読んだときであった。
    マハさんの文章は奇跡のリンゴなるものの冷製スープをぜひ飲みたい、とそれはそれは強く思わせた。

    そしてこのたび、弘前旅行を決断し、レストラン山崎の予約が取れた。
    せっかくなので、関連書籍を読もうと思...続きを読む
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    この本を読んでいると、無性にりんごを丸齧りしたくなる。

    本書では、木村さんのりんごとの向き合い方を通して、人間と自然との関係を改めて考えさせてくれた。りんごも人間も、科学に頼り切りになってしまえば、己の力は衰えて行くことがわかった。りんごも人間も、苦労してこそ強く、味わい深くなるのだろう。

    無農...続きを読む
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    すべての生態系でのビミョウなバランスで自然は成り立っている。そんな全体像を人間が把握しきれるわけないよな。
    そう考えると、データ、人工知能などというけれど、本当にすべてを掴み切れるのか?農薬で成り立つリンゴ栽培の世界を考えているだけはないのかと思う。
  • 茶色のシマウマ、世界を変える
    この本を読んで、初めて小林りんさんを知りました。学校を作るという壮大なプロジェクトを成し遂げたパワフルさに圧倒された。Tedでもスピーカーとして登壇されていて、プレゼンが素晴らしかった。
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    農薬や肥料を使わないでリンゴを育てる。そんな奇跡にチャレンジした木村秋則さんの話。それは決して平易な道のりではなく、リンゴは枯れ、収入は無くなり、木村さんは命を絶とうというところまで追い込まれる。まさにその時に目にした野生のドングリ。そこから逆転していく。苦労をともにした奥さん、子供さん、どんなに喜...続きを読む
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    正直見くびっていた。
    才能ある農家が無農薬でのリンゴ栽培を果たした話でしか無いと。

    でも、木村さんは徹底的に調べ研究し、自らの力で奇跡のリンゴを育て上げた。学者のようでありながら、百姓を地で行くような方だった。

    無農薬を始めてからの長い年月、家族を困窮させるほどの失敗続きに、死まで考えるほどの絶...続きを読む
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    肥料不足がニュースになっている昨今、「農薬も肥料も使わないリンゴ」を作った農家、木村秋則さんの記録です。非常に読みやすく、2~3時間で読み終われるボリューム感ですが、考えさせられますね…。

    まず、今我々が食べているリンゴは品種改良を重ねたもので、昔のリンゴとは別物だということ。その結果野生の力を失...続きを読む
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    本書は、2006年12月にNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で放送した、青森県のりんご農家・木村秋則氏による無農薬のリンゴ作りへの挑戦を描いた回の反響があまりに大きかったことを受けて、その後、ノンフィクション・ライターの石川拓治(1961年~)氏が、1年半に亘る追加取材を行い、それをまとめ...続きを読む
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    青森のりんご農家木村秋則さんの無農薬無肥料でのリンゴ栽培への挑戦について詳細が記載された名著。

    1
    ・リンゴは本来温州みかんほどの大きさで、料理の材料そして酒の原料であった。
    ・19世紀初頭にアメリカで品種改良され、現在の大型リンゴとなった。
    ・日本には1860年に苗木が持ち込まれ、その後全国で...続きを読む
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    すごいよこの方。ここまで自分が信じた新しい考えを貫けるなんて。諦めそうなときにこの方のことを思い出したい。
  • 天才シェフの絶対温度 「HAJIME」米田肇の物語
    一流料理人のドキュメンタリーとしても楽しめるが、それ以上に修行への取り組み方、独立(転職)のタイミング、努力の基準をどこに置くかなど、転用して活かせる金言が多い。

    「これで完璧だと思ったら、それはもう完璧ではない。この世に完璧というものはない。ただ完璧を追い求める姿勢だけがあるんだよ」
    「1年間で...続きを読む
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    相当な努力と覚悟がある上で、木村さんはどうすれば農薬なしでのリンゴ栽培方法に気づくことができた。
    人為的なやり方には限界があったんだな。

    経験や知識を捨てて、心でリンゴと向き合う木村さん。心からか。自分は何かに邪心がなく向き合えるているかな。
  • 茶色のシマウマ、世界を変える
    2021.54
    日本で初めての一条校の、全寮制のインターナショナルスクール、ISAKを設立した物語。
    政策起業家研究として。

    法律を変えるということではなかったが、どうがんじがらめに見える結び目を解くか?は、信頼と情念というまとめ方な気がした。
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    「木の実」がリンゴと言われていたことからアダムとイブが口にしたと考えられている果物の一つ、リンゴ。人が食べやすく大量に生産できるように品種を改良し肥料を与へ、そして農薬で虫や病気からりんごの木を守る。他の果物と違うところは、農薬を使用せずにリンゴは育たない、それが常識でありそれが事実だった。その常識...続きを読む
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録



    ひとつのものに狂えば、いつか答えに巡り合う
     どういう解釈をしたら正解なのかわからないけど、結局答えを見つけるのは自分次第なんだと思う

    他から与えられたものしか利用できない人が増えてしまった
    青森ってトウモロコシも有名だったことは知らなかった
    タヌキにできそこないのとうもろこしを置いてくるよ...続きを読む
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    小川糸さんのエッセイに出てきたので読んでみた。
    まるでドラマを見ているかのように、青森のりんご農家・木村秋則さんの壮絶な人生が綴られている。不可能と言われていた、無農薬+無肥料でりんごを作ることを達成し、多くの人に知られるようになるまで。

    恐縮ながら、木村さんやりんごを無農薬で作ることの難しさに対...続きを読む
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
    久々に読んだワクワクするドキュメンタリー。探究心旺盛な農家が不屈の闘志を持って挑んだ壮大なる挑戦。元気をくれます。