石川拓治のレビュー一覧

  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    圧倒的なパワーと、ピュアなエネルギが心を打ちました。いつか自分の子どもにも伝えたい内容がたくさんつまっていました。

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    2017年10月29日
  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    ISAKという国内初の寄宿制のインターナショナルスクールが軽井沢にできるまでのストーリーと小林りんさんの半生がわかりやすくかかれた本。これまで断片的にしかしらなかったことを知れて非常に興味深く一気読みしてしまった。りんさんの行動力にただ単に感嘆するとともに谷家衛さんの先見性に脱帽。この学校から将来どんなチェンジメーカーが現れるか本当に楽しみ。と、同時に自分自身のこれまでの人生にむなしさを感じてしまった。いかに外に開かれた人になれるか、やるしかないし、遅すぎることはないと信じたい。ただ、りんさんをここまで動かしているのは高校生時代の留学に原点があり、その原体験が全てともいえる。自分自身にそこまで

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    2016年09月23日
  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    日本初の全寮制インターナショナル高校を作った小林りんさんの話。
    初めて予約までして本を買った。それくらい小林りんという人は興味深い人だった。
    本を読んでやはりこの人は特別な人だと思った。才能はもちろんだが、情熱が、だ。
    到底自分には真似できない。でも読むととてつもないエネルギーをもらえる。
    世界を変えるエネルギーというのは、これほどでないとならないのだ。

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    2016年04月15日
  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    新卒採用の最終プレゼン、『生涯で成し遂げたい社会貢献』がお題だった(当時)。私は、「生涯を通してやりたいことはまだ分からない。でも、それを見つけた時に実現できる人になる」とプレゼンした。
    いまを走り続けて7年が経ち、点と点が少しばかり線となるのを実感しながら、生かされている意味を探している。いつか、自分の運命なのだと後付けする日を想像して、いまを一生懸命つくろう。

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    2016年04月13日
  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    ネタバレ

    この本は、ISKAというインターナショナルスクールを日本で開校した小林りんさんのそこに至るまでの物語である。
    筆者の石川は、客観的に解釈を挟みながら具体的にストーリ仕立てにしているために非常に感情の移入がしやすくテンポよく読むことができる。

    この本を読めば、熱意というものがどれほど大切なのかを考えさせられる。

    その一方で、小林さんの経歴をものすごいエリートで自分は世界に対して何もできないでのはという虚無も感じた。

    以下引用
    「外国などというものは、明日というものが存在しないように本当はどこにも存在しない。人は、「今」を生きるしかない。同じように人は、「ここ」を生きることしかできない。

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    2016年04月10日
  • 天才シェフの絶対温度 「HAJIME」米田肇の物語

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    フェルマーの料理で紹介されていたシェフの唯一の本なので、読んでみた。主人公の激動の人生と、フランス料理について知ることができた。

    異常なほどこだわり、やり抜くことの難しさ、勝負どこの出方について、感じるものがあった。

    改題された文庫だが、タイトル一つで印象も全く異なる。

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    2025年10月14日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    無肥料無農薬でリンゴを栽培する。そんな不可能に挑戦し、成し遂げた男の壮絶な半生を描いたノンフィクション。木村さんの恐るべき探究心と粘り強さには感服するが、やはりこれだけの苦労に耐え、不可能を可能にする人は普通ではない。貧窮に耐え、それでも無農薬リンゴを作るまではと諦めない。バブル真っ盛りのあの浮かれた時代にこんな理不尽な苦労をしている家族がいたなんて‥。
    それでも家族7人を貧乏のどん底に陥れた責任を感じ、無農薬でいくことを決意してから6年目に、首を吊って死のうと山奥に入る。そこに神様がいたんですね。神ってほんとにいるんですね。そう考えないと木村さんがそこで天然のイキイキしたどんぐりに出会い、

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    2025年04月17日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    養分たっぷりの土で育まれるりんごの生命力こそが無農薬栽培の肝であったと、気づくまでの途方も無い数のトライ&エラー。周囲に馬鹿にされたり酷評されても絶対あきらめない執念、信念に神が応えてくれた映画のようなストーリー。木村さんのりんごを食べてみたい。

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    2024年12月22日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    私が レストラン山崎 を知ったのは、
    原田マハさんのエッセイ フーテンのマハ を読んだときであった。
    マハさんの文章は奇跡のリンゴなるものの冷製スープをぜひ飲みたい、とそれはそれは強く思わせた。

    そしてこのたび、弘前旅行を決断し、レストラン山崎の予約が取れた。
    せっかくなので、関連書籍を読もうと思い、手に取ったのがこの本であった。

    旅行当日までなかなか時間が取れず行きの飛行機で読んだ。

    日本の、そして青森のリンゴの歴史
    リンゴと農薬の切っても切れぬ関係
    そんじょそこらの野菜や果物の無農薬とはわけが違う無農薬りんごの難易度
    そして、木村さんの壮絶な無農薬りんごへの挑戦の日々

    あやうくな〜

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    2024年02月17日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    この本を読んでいると、無性にりんごを丸齧りしたくなる。

    本書では、木村さんのりんごとの向き合い方を通して、人間と自然との関係を改めて考えさせてくれた。りんごも人間も、科学に頼り切りになってしまえば、己の力は衰えて行くことがわかった。りんごも人間も、苦労してこそ強く、味わい深くなるのだろう。

    無農薬のりんごを入手するのは今の私には難しい。りんごの丸齧りの夢は未来に託した。代わりに今は美味しいアップルパイを食べよう。

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    2023年10月23日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    すべての生態系でのビミョウなバランスで自然は成り立っている。そんな全体像を人間が把握しきれるわけないよな。
    そう考えると、データ、人工知能などというけれど、本当にすべてを掴み切れるのか?農薬で成り立つリンゴ栽培の世界を考えているだけはないのかと思う。

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    2023年10月01日
  • 茶色のシマウマ、世界を変える

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    この本を読んで、初めて小林りんさんを知りました。学校を作るという壮大なプロジェクトを成し遂げたパワフルさに圧倒された。Tedでもスピーカーとして登壇されていて、プレゼンが素晴らしかった。

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    2023年08月15日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    農薬や肥料を使わないでリンゴを育てる。そんな奇跡にチャレンジした木村秋則さんの話。それは決して平易な道のりではなく、リンゴは枯れ、収入は無くなり、木村さんは命を絶とうというところまで追い込まれる。まさにその時に目にした野生のドングリ。そこから逆転していく。苦労をともにした奥さん、子供さん、どんなに喜ばれたでしょうか。

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    2023年01月28日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    ネタバレ

    正直見くびっていた。
    才能ある農家が無農薬でのリンゴ栽培を果たした話でしか無いと。

    でも、木村さんは徹底的に調べ研究し、自らの力で奇跡のリンゴを育て上げた。学者のようでありながら、百姓を地で行くような方だった。

    無農薬を始めてからの長い年月、家族を困窮させるほどの失敗続きに、死まで考えるほどの絶望は読んでいても辛かったし、9年越しに花を咲かせたリンゴの木々の美しさは想像するだけで目が潤んだ。

    ふと思ったこと。リンゴの葉に自分の歯をあげたというほど歯を無くされていたようだけど、肝心のリンゴはどのようにして食べていたのだろう…

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    2022年09月29日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    肥料不足がニュースになっている昨今、「農薬も肥料も使わないリンゴ」を作った農家、木村秋則さんの記録です。非常に読みやすく、2~3時間で読み終われるボリューム感ですが、考えさせられますね…。

    まず、今我々が食べているリンゴは品種改良を重ねたもので、昔のリンゴとは別物だということ。その結果野生の力を失い、農薬に頼らないと実をつけられない弱い植物になってしまった…ということが説明されます。
    その上で木村さんが無農薬に挑み、失敗を積み重ねていく…。正直、かなり闇雲なチャレンジにも思えたのですが、最後には正解を引き当て、今では色々な人から教えを乞われる存在になっています。

    本著を読んで感じたのは「信

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    2022年09月09日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    本書は、2006年12月にNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で放送した、青森県のりんご農家・木村秋則氏による無農薬のリンゴ作りへの挑戦を描いた回の反響があまりに大きかったことを受けて、その後、ノンフィクション・ライターの石川拓治(1961年~)氏が、1年半に亘る追加取材を行い、それをまとめて書籍化したものである。2008年に出版、2011年に文庫化され、累計40万部を超えるベストセラーとなった。また、2013年に映画化され(出演:阿部サダヲ、菅野美穂)、フィレンツェ映画祭で、同映画祭唯一の賞である観客賞を受賞した。
    私はノンフィクションを好んで読み、興味のある新刊はその時点で入手する

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    2022年07月22日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    青森のりんご農家木村秋則さんの無農薬無肥料でのリンゴ栽培への挑戦について詳細が記載された名著。

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    ・リンゴは本来温州みかんほどの大きさで、料理の材料そして酒の原料であった。
    ・19世紀初頭にアメリカで品種改良され、現在の大型リンゴとなった。
    ・日本には1860年に苗木が持ち込まれ、その後全国で広まったが害虫の問題が大きく青森以外では栽培をやめた。
    ・青森では養蚕ができなかったため仕方なしにリンゴを栽培し続けた。

    2.リンゴの木を必要としているのは人であり自然の摂理に従うなら本来は枯れるしかないものを生かしているのは人間の都合。

    3農薬散布とは畑の生態系を力ずくで押さえつけて無菌状態に

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    2022年02月21日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    すごいよこの方。ここまで自分が信じた新しい考えを貫けるなんて。諦めそうなときにこの方のことを思い出したい。

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    2022年01月14日
  • 天才シェフの絶対温度 「HAJIME」米田肇の物語

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    一流料理人のドキュメンタリーとしても楽しめるが、それ以上に修行への取り組み方、独立(転職)のタイミング、努力の基準をどこに置くかなど、転用して活かせる金言が多い。

    「これで完璧だと思ったら、それはもう完璧ではない。この世に完璧というものはない。ただ完璧を追い求める姿勢だけがあるんだよ」
    「1年間で3年分の修業をするつもりでやった」
    「「95パーセントまでは誰だって努力できる」と彼は言う。みんな成功したくて努力してるのだ。95パーセントまでは誰だって努力する。けれど成功するのがほんの一握りの人でしかないのは、ほとんどの人が95パーセントで力を抜いてしまうからだ、と」

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    2022年01月04日
  • 奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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    相当な努力と覚悟がある上で、木村さんはどうすれば農薬なしでのリンゴ栽培方法に気づくことができた。
    人為的なやり方には限界があったんだな。

    経験や知識を捨てて、心でリンゴと向き合う木村さん。心からか。自分は何かに邪心がなく向き合えるているかな。

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    2021年08月21日