萩原雅裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
気付きがたくさんあった!
当たり前のことだけどいつしかやらなくなっていたなと。新卒で入社した会社はミスが許されないシステムの仕事。作業は必ず綿密な手順を作成しテスト環境で検証し上司に説明し部署としてオケもらってからはじめてできるような仕事だった。日本に初導入のデバイスを、通信できるよう正しく定義する検証もやって、それをタスクに細分化してそれぞれの手順を作ったりしたのを思い出した。要はあれができればいいのだなと感じた。すべてはできないが小さな仕事からちゃんと終わるプランを作り実行し、確認し次に活かすサイクルをまわせばいいのだなと。
いい年になったが、またやり直して新しい自分になろうと思う!!! -
Posted by ブクログ
計画→実行↔中断のサイクルで回すと仕事が早くなるよ、と説いている本。
読んでるうちに、私には行き当たりばったりで実行する節があったなあと気づき。【計画】段階で「頭の中では仕事が終わっている状態」をリハーサルすると効率よくなるのは確かにな、と思った。
【中断】のところで、それまでの進捗・次やること・思考を残す、というのは出社時代によくやっていたなーと思い出した(人に話しかけられたときに、一瞬待ってもらって次やることを書き出していた)。在宅になった今でもやってみよう!
全体的に、(チャットの通知オフにするのは難しいかもだけど)今の仕事に実践しやすい形でまとまっていて良書だと思えた。 -
Posted by ブクログ
1.計画:シミュレーションの徹底
「見積もり」という予測を排し、着手から完了までの全工程を脳内でリハーサルする。完成図を先に作る「二度の創造」により、詰まりどころを事前に排除し、作業を「確定」させる。
2.実行:シングルタスクの死守
脳のスイッチングコストを最小化するため、一時に一つの作業に没入する。タスクを「検討」ではなく「入力」等の具体的な「アクション動詞」に分解し、脳が迷う余地をなくす。
3.中断:再開コストの最小化
差し込み案件等で作業を離れる際、次の一手をメモする「中断の技術」により、再開時の認知負荷を下げる。
マルチタスクなんてない。
分かるとは分けること。
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Posted by ブクログ
ベンチャー・中小企業向けの経営コンサルティングを行う著者による仕事を進める際に使用される「たたき台」の作り方を紹介した一冊。
たたき台といえば、仕事を進めるための資料となるもので、実際の企画書やプレゼン資料の前につくるものというイメージで、これで1冊の本になるのかと思っていました。
内容としては、見やすい資料の作り方とかそういう技術的なものというより、どのように作れば仕事が順調に進むかということに重点を置いています。著者は、たたき台作りを通して、仕事を進めるには、どう考え、具体的な行動にどうつなげ、明確化することが、仕事ができることだとしていますので、仕事の進め方の教科書と捉えるのがいいかと思います。
上司はたたき台の作成を依頼したことを忘れているので、その記憶を呼び起こすことも進めていますので、そういう意味では実践的であるといえます。
▼ポイントは、仕事の構造を押さえた上で、やるべきこと(タスク)をアクション動詞で明確にしていくことです。
そして、いきなり完成版を目指すのではなく、たたき台を作って、フィードバックをもらうことです。
▼「良いたたき台」の条件
①ゴール(期待する成果)が合っている、明確になっている
②検討の前提が合っている、整理されている
③打ち手の選択肢が複数検討されている
④その中から、期待する成果にも最もつながりそうな案が1つ選ばれている
▼仕事の構造方程式
現状×打ち手=期待する成果
▼全体像の把握
①期待する成果を明確にする
②現状を把握する
③打ち手の案を複数出す
④打ち手を1つに絞る
▼答えを出すための実践のコツ
①正解を求めない
②時間的制約を設ける
③「叩かれる前提」の姿勢
④判断の根拠も見せる
▼成長のサイクル
①意思決定の迅速化
たたき台の価値を理解し、議論の土台を用意する。
②構造的な整理
「現状×打ち手=期待する成果」の観点で体系的に整理する
③実行性の確保
たたき台作りのタスクをアクション動詞で具体化し、「あとはやるだけ状態」を作る。タスクリストに沿って、たたき台を作る
④品質の向上
早く叩いてもらい、感謝と深堀りで質の高いフィードバックを引き出す
▼本当に価値があるのは、たたき台そのものではなく、そのプロセスを通じてチーム全体の知恵を結集し、より良い性かを生み出すことです。そして、そのような仕事の進め方を自分から提案し、実行できる人になることです。
▼仕事ができる人は、頭が良いわけでも、センスがあるわけでもありません。ただ「仕事の構造」を押さえていて、」具体的に何をすればいいか」を明確にできる。それだけなんです。でも、この基本を知らないまま悩んでいる人があまりにも多い。「考えが浅い」と言われて自信をなくしている人。一生懸命やっているのに評価されない人。そういう人たちに、この本を届けたいと思って書きました。
<目次>
第1章 なぜ、あなたの仕事力は「たたき台」で劇的に高まるのか
第2章 良いたたき台と悪いたたき台
第3章 たたき台の「定数」を固める
第4章 たたき台の「変数」を求める
第5章 仕事の早さはたたき台を作る前に決まっている
第6章 仕事が進むようにたたき台を叩かせる -
Posted by ブクログ
看書した「たたき台の教科書」から得たもの
本書のタイトル「たたき台の教科書:頭の良さに頼らず一流の仕事をする技術」を初めて見たとき、私は正直に「頭じゃなく、何で仕事をするのか」と思った。しかし読み終えて、私の「たたかれ台」という考えが、本書の核心と深く合致していることを感じた。本書は、私に「未完成の案を、どう叩かれるように設計するか」という思考の型を与えてくれた。
たたかれ台という私の概念と本書のたたき台の一致
私はこれまで、仕事で出す資料は「全体や詳細は描ききらないが意図は伝わる」「関係者であれば明らかに何を指摘すればよいかわかる」「それをきっかけに議論が巻き起こる」を「たたかれ台」の要件だと考えてきた。本書を読んで、この要件が、著者が言う「良いたたき台の条件」とほぼ同じだと知った。
著者は、たたき台は「完成させるために書くのではなく、叩いてもらうために書く」と論じる。私の「描ききらない」は、この発想そのものだ。そして「何を指摘すればよいかわかる」は、本書で言う「構造を提示し、目的と仮説と欠落を直感的に把握できること」と一致する。さらに「議論が巻き起こる」は、本書が目指す「人対人の対立ではなく、人対案の対話を作る」という理想の成果である。
本書からの得た思考の型:叩かれるために作る
本書から私が得た最も大切なことは、「叩かれるために作る」という発想だ。以前は、私は資料を出すとき、まず「自分が正しいか」を beurre で考えていた。しかし本書は、最初の案は正しさよりも、関係者が介入しやすい構造を持っていることが重要だと説く。
この型は、私の業務で即座に使える。企画書、提案書、会議資料、業務改善案など、最初の案を素早く作ってフィードバックをもらう場面では、まず「意図は伝わるが未完成で、どこを直せばよいか分かる」状態を目指す。そして、関係者が「叩く場所」を明確に把握できるように、目的と仮説を先出しし、欠けている部分を明記する。これにより、受け手は「ご意見」ではなく、「具体的にどこをどう変えるか」を言えるようになる。
本書が教えてくれた「構造の露出」と「論点の設計」
本書の重要な教えは、「たたき台は構造を提示すること」である。私はこれを読み、「構造の露出」と「論点の設計」という言葉で捉え直した。構造の露出は、目的と仮説と欠落を明記することで、読者が「何が言いたいのか」「何が弱いのか」「何が足りないのか」を直感的に把握できる状態だ。論点の設計は、関係者が「何を指摘すればよいか」を明確に感じ取れるように、論点を事前に配置することだ。
この二つを揃えると、資料は単なる説明文ではなく、議論を発生させる媒体になる。私は本書を読んで、私の「たたかれ台」の要件が、この「構造の露出」と「論点の設計」を自然に含んでいることを再確認した。
叩き手側のマインドセットと、たたかれ台の段階ごとの変化
本書は、さらに「叩き手側のマインドセット」も重要だと説く。叩く人は「相手を否定する」のではなく、「案を精度高める」ために叩く。そして「ご意見」ではなく、「具体的にどこをどう変えるか」を言う。このマインドセットは、私の「関係者であれば明らかに何を指摘すればよいかわかる」という要件と深く関わっている。私は、次に「たたかれ台」を使う際、このマインドセットを関係者に共有し、叩く側の意識も設計したい。
また、本書は「たたき台は段階によって形が変わる」とも示す。最初のたたき台は意図は伝わるが論点は粗い。2回目以降は論点がより具体的になり、叩くべき場所がより明確になる。最終段階では、もはや「たたかれ台」ではなく、承認対象の案に近づいている。私はこれまで、この変化を意識していなかった。本書を読んで、たかれ台の要件は、特に初期段階の説明として強力だが、中盤以降は「叩く場所」がさらに細かくなり、叩き方も「全体の方向性」から「細部の書き方」に移行する、という変化を言語化すると良いと気づいた。
本書から得た最終的なメッセージ
本書から私が得た最終的なメッセージは、「たたき台は、正しさよりも叩かれやすさを設計するもの」だ。私はこのメッセージを、自分の仕事の基本原則に据えたい。企画書、提案書、会議資料、業務改善案など、あらゆる最初の案は、正しさよりも叩かれやすさを優先して作る。そして、関係者が「叩く場所」を明確に把握できるように、目的と仮説を先出しし、欠けている部分を明記する。これにより、受け手は「ご意見」ではなく、「具体的にどこをどう変えるか」を言えるようになる。
本書は、私の「たたかれ台」という考えを、より明確に、より実務的に-importantにしてくれた。私は、本書の「叩かれるために作る」という発想を、自分の仕事の型として完全に据えたい。
結び:本書が私に与えたもの
本書は、私に「未完成の案を、どう叩かれるように設計するか」という思考の型を与えた。私は、この型を、企画書、提案書、会議資料、業務改善案など、あらゆる最初の案に応用したい。そして、関係者が「叩く場所」を明確に把握できるように、目的と仮説を先出しし、欠けている部分を明記する。これにより、受け手は「ご意見」ではなく、「具体的にどこをどう変えるか」を言えるようになる。
本書は、私の「たたかれ台」という考えを、より明確に、より実務的に重要にしてくれた。私は、本書の「叩かれるために作る」という発想を、自分の仕事の基本原則に据えたい。