戸井十月のレビュー一覧

  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    チェ・ゲバラってキューバの革命家!?ぐらいの知識しかなかったけど…
    チェ・ゲバラの短くも波乱に満ちた生涯について、詳細に、かつコンパクトにまとめられた良書。
    チェって、あだ名の部分って知らんかった。
    アルゼンチンの金持ちのボンボンてことも知らんかった。
    それにしても、惜しい人を亡くした…ゲバラも著者も。
    この本しか読んでないけど笑

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    2021年10月16日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    1967年10月9日、ボリビアのとある村でひとりの男が死んだ。
    その死から30年後の1997年、遺骨は掘り返されでキューバ・
    ハバナへ移送され、遺族やかつての盟友たちに迎えられた。

    男の名前はエルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ。
    チェ・ゲバラと呼んだ方が通りがいいのだろう。アルゼンチンが
    生んだ20世紀の伝説のゲリラだ。

    若き日のチェ・ゲバラは中古のバイクで南米を旅した。そこで
    目にしたのは軍事独裁政権や、アメリカの大資本の下で抑圧
    された人々の姿だ。

    本書は若き日のゲバラのようにバイクで世界を旅し、ゲバラに
    惚れ込んだ著者によるノンフィクション・ノベルズである。

    幼少期か

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    2017年08月21日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    この本は今は無き元町通り商店街の海文堂で手に取ったことをよく覚えている。最も好きな本屋でチェ・ゲバラに出会ってしまった。革命家などというものにはおよそ興味が無かった。しかし読み始めるとあまりの衝撃に一気読みだった。悲劇的な最後が彼をより一層英雄に祭り上げるのだろう。まだまだ彼を知りたい。そう思う。

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    2016年07月29日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    フィデル・カストロとともに1959年のキューバ革命を成功させた、伝説の革命家チェ・ゲバラの伝記。
    アルゼンチンに生まれ、ブェノスアイレス大学で医学を学びながら、圧政に苦しむ国々の革命に参加して、理想を追い続けたゲバラの39年間の人生は、劇的なものである。
    ゲバラは、キューバ革命成功後も、理想主義を貫き、キューバ人として国家の指導者の責務を果たすために時に妥協もせざるを得ないカストロと袂を分かち、他の国の革命に身を投じていくが、このような革命家が他にいただろうか。
    ゲバラのそのような信念を記したカストロへの別れの手紙は、心を打つ。「・・・今、世界の他の国が、僕のささやかな力を求めている。君はキュ

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    2016年01月11日
  • 道、果てるまで―ユーラシア横断3万キロの日々+4大陸10万キロの記憶―

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    戸井の集大成としてもだが、旅行時としてもイイ作品。個人的に、戸井の五大陸走破行を映像で、文字で追ってきたので、色々な場面が浮かんできて感慨深かった。

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    2015年03月12日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    キューバの英雄、チェ・ゲバラのお話なんだけど、

    自分の理想に生き、自分の理想に死ぬ。

    冒険家で革命家で人を愛するチェ・ゲバラの魅力が満載でした(^^)

    「真の革命とは、勝利をするか、死ぬかのいずれかしかない。」

    というのが印象的でした。

    自分の国ではないのに、もっと大きなところを見て、命をかける、その心意気。
    男なら、ゲバラに惚れない理由はないヽ(=´▽`=)ノ

    2015年最初から、熱く、そして、革命の年にぴったりな本でした☆

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    2015年01月21日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    たくさんの手紙や証言の資料を元に本作は作られたのだと思うが、それを感じさせない当時のチェゲバラのいた世界にそのまま入ってしまいそうな自然な書き方がすごく読みやすかった。

    チェゲバラの本であるけど、もうひとりの英雄であるフィデル・カストロの魅力も十分に感じ取ることができた。情熱的で、理知的で、賢明で、人間的で、生まれてから死ぬまで自分を一度も偽ることのなかったチェゲバラという人間の凄さを知ることができた。

    そして、チェゲバラとフィデル以外で最も印象に残ったのはボリビア人のフレディ・マエムラ・ウルタード。
    拷問を受けても口を割らず、ボリビア人万歳といい正義の為に敵に唾を吐いて銃殺された若干25

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    2013年10月16日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    バキのゲバルの元ネタになった人で気になっていたので、
    自伝を読んでみました。

    この人の人生は少年時代の旅の話から、ゲリラ戦まで
    いくらでも映画化できるドラマチックで壮絶なものですね。

    この本を読んでからゲバラにいろいろと興味をもち、
    ネットで調べていたところ、
    ゲバラを扱っているファミコンソフトの存在を知り、
    その2Pキャラに愕然としました。

    ゲバラはともかくこんな政治の表舞台に立ってた人が
    操作キャラクターだったなんて・・

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    2012年06月10日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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     アルゼンチンで生を受けボリビアの地に散るまでの39年を追った傑作評伝。 
     喘息の発作に生涯苦しみながら、劣悪な条件下でのゲリラ闘争を続け、人民の平和を夢見た青年の純粋な行動が、どこまでも爽やかだ。
     革命に身を投じる前の学生時代、無鉄砲なバイク旅行で放浪し、悩みながら夢を探し求めるゲバラの姿は青春そのものだ。
     ゲリラ闘争に身を投じてからの苛酷の状況下でも、人懐っこい笑顔で同士や人民を魅了したゲバラ。彼の生涯を追ったジャーナリストが、かつての同士や家族に「チェ・ゲバラの最も優れた資質は何だと思いますか」と質問した時、皆、口をそろえて「人を愛する才能です」と答えたという。
     彼の残した笑顔が

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    2017年08月15日
  • 道、果てるまで―ユーラシア横断3万キロの日々+4大陸10万キロの記憶―

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    ネタバレ

    自分ではとてもできないんだけど、この旅はどうしてこんなにも力強い魅力見せつけるのだろう。大陸・原野に一人立ったときに心に訪れるだろう思いをただただ想像してしまう。それにしても全体として中国は腐ってるんだな。

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    2012年05月18日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    自分の人生に衝撃を与えた一冊。

    たまたま本屋で目があって、買ってみたが、読んでみたら、おもしろいのなんの。
    チェ・ゲバラの生きざまが簡潔に書かれているが、読み終わった日にはフィデルに傾倒してる自分がいた。いや、むしろ読み終わるとフィデルの魅力を感じざるを得ない。題名はゲバラだが、フィデル・カストロの偉大さが、鳥肌が立つぐらい身にしみる。


    まず社会に対するものの見方が変わった。社会的弱者の存在にも関心を向けることができたし、社会の中の矛盾を常に意識できるようになった。


    とにかく、この本は私のバイブルである。これを機に、キューバ革命、フィデル、ゲバラ関連の本を読み漁った。今では本気でキュ

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    2010年08月06日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    去る1月10日から公開された映画・・・『チェ 28歳の革命』と『チェ 39歳の手紙』のおかげで、便乗商戦ちゃっかりと、書店の中を、ゲバラやカストロや革命の文字が飛び交っていましたね。

    映画の予告編が放映されたり、凝った本屋では、ゲバラやカストロの演説が流されたりで、ゲバラ・ファンの私にとっては、それはそれは思いのほか痛快、あるいは思いっきり気分爽快でした。

    ところで、戸井十月が面目一新・面目躍如したのがこの本だった、と私はひとり信じて疑わないのですが、ご本人が聞いたら、お怒りになるかもしれません。

    それは違うぜ、それよりもっと前、98年の、宇宙神を信奉するカルト教団を描く『デウス』がある

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    2011年08月17日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    フィデル・カストロと共に1959年のキューバ革命を成就させ、今なお人々の心に残るチェ・ゲバラ。
    医学を目指した学生時代から、圧政に苦しむ人々のためにゲリラ戦士となり、革命成就後、
    与えられた地位を拒み、新たな革命のため降り立ったボリビアで殺害されるまでのノンフィクション本。
    その殺害された地に立った著者の想いが描かれている。 ゲバラの一生。

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    2009年10月04日
  • 道、果てるまで―ユーラシア横断3万キロの日々+4大陸10万キロの記憶―

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    壮大なるバイク紀行。
    既に亡き著者だが、行く先々で出会う地元の人々、そしていい年をした世界各地の旅人に出会い別れてゆく。
    ポストコロナ後も、このような光景は目にすることができるのだろうか。
    氏のお名前は「十月革命」由来であること、父上が西宮市鳴尾の出身ということを知って、急に親近感が湧いた。

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    2022年10月10日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を読んでキューバとゲバラに興味を持って手に取った1冊。一気読みしてしまった。

    チェ・ゲバラの一生を本当に細かく(こんな心情までは分からんでしょってとこも多かったけど笑)書いた本。
    チェゲバラは如何にしてチェゲバラとなったのか。って煽りがつきそうな本。

    ・ゲバラってアルゼンチン人なんだ
    ・喘息持ちはビックリ
    ・才能はあったが悩み苦労する等身大の人間だったんだ
    ・カストロの方が凄い人
    ・髭は蚊や虻に刺されないため、葉巻は虫を寄せ付けないため。あの風貌にもきちんと意味があったんだ
    ・グランマ号、ヘミングウェイはキューバ人、ロシナンテはドンキホーテの馬

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    2022年04月24日
  • 道、果てるまで―ユーラシア横断3万キロの日々+4大陸10万キロの記憶―

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    著者のTV番組を見て、ファンになる。
    過去の旅と今の旅が交錯する構成が、読者をいい具合に旅へ誘う。
    Webが浸透している現代では、
    お手軽に要領よく、世界中のことを知れたり、出会えたりするけれど、
    やっぱり体を使った経験は強い。
    旅って、楽しいだけじゃなくて、苦しいこともあるけれど、
    だからこそ面白いし、妙な達成感を味わえる。
    最後のエピローグを読んで、そんなことを思った。
    旅にも人生にも、前向きになれる一冊。

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    2018年08月05日
  • 道、果てるまで―ユーラシア横断3万キロの日々+4大陸10万キロの記憶―

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    4.0 ユーラシア大陸をバイクで横断する旅行記。バイクでの5大陸制覇を完遂して2013年7月に他界した著者のご冥福をお祈りします。

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    2017年04月26日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    内容(「BOOK」データベースより)
    フィデル・カストロとともに1959年のキューバ革命を成就させ、20世紀最大のゲリラとして、今なお人々の心に残るチェ・ゲバラ。医学を志した学生時代から、圧政に苦しむ人々のためにゲリラ戦士となり、革命成就後、与えられた地位を拒み、新たな解放を目論み南米・ボリビアで67年に殺害されるまでのノンフィクション・ノベル。殺害された地に立った著者の思いを描く。

    かっこいいデザインとして認識されているよう事が多いような気がするチェ・ゲバラ。チェってあだ名だって知っていました?口癖で「おい」「やあ」みたいな言葉をつぶやいていてそれが「Che」だったそうで、みずから面白がっ

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    2017年01月27日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    勉強になった。
    自伝ではないがゲバラの道程や気持ちなどが
    分かりやすく書かれていた。
    ゲバラももちろんすごいが、カストロ半端ねー!

    ゲバラは革命終了後、死んで伝説になるつもりだったのではないだろうか。。

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    2015年11月21日
  • チェ・ゲバラの遥かな旅

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    二部作の映画は消化不良で旅の方の映画は最高だったものが、両方を含むこの本でなるほどとつながった。読みやすく、熱い気持ちになる。
    すごい行動力と信念だ。と同時にカストロも偉大だと感じた。

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    2014年02月04日