戸井十月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ゲバラの過激な生き方は、現代には合わないかも。
チェ・ゲバラは、現在公開されている映画の影響もあり知名度が上がっているようです。
以前、「モーターサイクル・ダイアリー」という若き日のゲバラの南米大陸旅行を題材とした青春映画を見て興味を持ち、原作本を読んだりしました。けれども彼の人生についてはよく判らなかったので、手っ取り早く知りたいと思いこの本を読んでみました。
彼は一般的に「革命家」と呼ばれています。カストロとともにキューバ革命を成功に導いた指導者としての評価によるものですが、彼の志は「南米大陸の統一」という更に高いところにあったようです。
このような意思を持つようになったのも、若い頃の南米旅行の影響が大きく、当時の民衆の悲惨な生活を目の当たりにしたことにあります。同じ状況を見ても彼の感受性の強さというのは、他の人達とは違うものだったのでしょう。
また、彼は几帳面な性格であったらしく、日記や手紙や数多くの著作を残しています。そのお陰で、私たちは彼の理想とする社会や、その社会を実現するための反政府活動の意義を知ることができます。
彼の時代は、今のようにビデオやネットといった自分の意見を世界に発信できるメディアが発達していない時代でした。
テレビや新聞は政府に握られており、メディア戦略が取れなかったため、どんなに彼の理想が高いものであっても、一般人の「ゲリラ=社会の悪者」という見方を覆すのは難しかったのでしょう。
理想の社会を実現するために、コンゴやボリビアでの反政府活動を支援した彼ですが、キューバのようには上手くいかず、結局暗殺されてしまいます。国によって民衆の考え方が違い、彼の活動が受け入れられなかった事が失敗の原因だったようです。
そういう意味では、彼は「急ぎすぎた人生」を送ったのかもしれません。まあ全てが穏便に上手くいったら、本や映画が作られることも無かったでしょうね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレカストロと共にキューバ革命を成し遂げた稀代のゲリラ。
それがチェ・ゲバラ。
名前ぐらいは知っていた。
本当にその程度の知識しかなかった。
なぜか、このタイミングでチェ・ゲバラという人物に興味を持ち手にするとになりました。
チェと仲間達が何を成し遂げ、何を目指したのか。
志し半ばでこの世を去る事になったが、彼の意思を受け継ぐ多くの若者がいる限りチェにはきっと悔いは残っていなかったのだろう。
説明
内容紹介
ゲバラの一生を描くノンフィクションノベル。
カストロと共にキューバ革命を成就させたチェ・ゲバラ。今も思いを持つ人は多い。オートバイで旅し、ゲバラ射殺の地に立った著者が描くその一生。
※商品のカバーが異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
内容(「BOOK」データベースより)
フィデル・カストロとともに1959年のキューバ革命を成就させ、20世紀最大のゲリラとして、今なお人々の心に残るチェ・ゲバラ。医学を志した学生時代から、圧政に苦しむ人々のためにゲリラ戦士となり、革命成就後、与えられた地位を拒み、新たな解放を目論み南米・ボリビアで67年に殺害されるまでのノンフィクション・ノベル。殺害された地に立った著者の思いを描く。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
戸井/十月
1948年東京生まれ。小説家、ルポライター。バイクを駆って各大陸を巡り、TVドキュメンタリーを制作する。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
Posted by ブクログ
フィデル・カストロと共に1959年のキューバ革命を成就させ、20世紀最大のゲリラとして、今なお人々の心に残るチェ・ゲバラ。
若き革命家としては知っていたし、Tシャツによくプリントされてるぐらいの認識でしかなかったが...
"チェ"とはアルゼンチン、コルドバ地方の言葉で、人に呼びかける時には親しみを込めて使う符牒のようなもので、友人と話す時に"チェ"を連発するゲバラを観察していたニコが、それを面白がってニックネームにしたそうで。ゲバラ自身もこれを気に入り、この時以降、自ら"チェ"と名乗るようになる。
エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナは、25歳の春にチェ・ゲバラとなったのだ。
たった12人の若き闘士達によって始められたキューバ解放の戦争は勝利のうちに終わったが...
全ての始まりであった。
医学を志した学生時代から、革命成就、全ラテンアメリカ解放を目論み、ボリビアで67年に殺害されるまでのノンフィクション・ノベル。