川北省吾のレビュー一覧

  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    共同通信特派員を経て、独立し国際ジャーナリストとして活躍する川北氏が3年に渡り、世界的識者に聞いた世界政治の今を解説する9章に渡る分析。
    イランにて、アメリカイスラエルが先制攻撃を行ったところから、世界経済が大きく混乱している今だからこそ、読み応えある新書です。
    中国、アメリカ、ロシア、グローバルサウス、ヨーロッパでの移民排斥、SNSと情報工作、伝統主義の復活など、日本政治においても変化がどうして生じているのか、いろいろな背景を概観することが出来ます。
    SNSで識者が指摘しているとおり、最新の軍事的先進化のトレンドは反映されていないかもしれませんが、どうしてアメリカとロシア、中国、ヨーロッパと

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    2026年03月12日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    いまの国際情勢を読み解くのに最適。
    知恵を出し合い一つの地球を目指すビジョンはもはや無く、力により国境は塗り替えられていく。しかしプーチンやトランプ、習近平の行動原理にあるのは失地回復(レコンキスタ)という、ある意味で復讐。悪気なく押し付ける民主主義や、耳障りがよく現実味のない特権階級への反発。正当化された暴力が今までなかったわけではないが、少しずつ歪み始めた秩序への恐れも感じる。
    しかし、このレコンキスタという概念は身の回りのことで考えると案外個人の動機にも当てはまるところがあると気付かされた。大きな不満を持つ人は本来得られるべき(と本人が感じている)何かと現状のギャップを感じているのだろう

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    2026年03月11日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    オバマが世界の警察官ではないと表明してから今に至るまで流れ
    プーチン 習近平 トランプなどレコンキスタという失地回復という思想で自国拡大の考えが強まっている

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    2026年03月01日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    某SNSで見かけた絶賛の投稿をみて読んでみた。

    「レコンキスタ(失地回復)」を切り口とし、世界の研究者や政治家などに幅広く取材された内容が読みやすくまとめられており、個人的には単純に読み物として面白かった。

    文化伝統からみて「失ったもの」を取り戻すために、ウクライナ侵攻や南シナ海の埋め立てが起こっている。暮らしぶりを取り戻すためにトランプ支持や移民排除の動きが起こっている。一見バラバラに見える昨今の出来事、確かに「レコンキスタ」という観点では共通している。

    怖いのは、フィクションではなく実際に世の中で起こっている、ということ。しかも、首謀者たちは絶大な権力をもつ切れ者。あえて一般市民を攻

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    2026年03月01日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    平易な文章で分かりやすかった。各界の第一人者であろう人々(素人には分からないが)にインタビューして書かれており、生の声として伝わってきやすい。
    アメリカのトランプ支持者は一体何を考えているのか、とずっと不思議に思っていたが、生産業が衰退し格差が固定化される中、「親の代より良い暮らしができる」と希望を持たせてくれる存在(ストロングマン)に縋りたくなる気持ちが少し身に染みた。
    またロシアのプーチンがフェイスブックなどで特定の興味関心がある人々に向けて広告を流し、ブレグジットを誘発したとする記述に戦慄した。今日の日本の選挙でもこのような情報工作は当然に行われているのだろう。エコーチェンバーも含め、S

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    2026年02月23日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    これは確かに読んでおいた方がいい本ですね。
    今、世界で起きている様々な理解し難い事柄の背景を知ることができます。けっこう衝撃でした。世界を一つのテーマでくくり、俯瞰的に書籍にまとめた筆者がすごいと思いました。世界のニュースや日本の外交、防衛など、見る目が変わりそうです。

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    2026年02月21日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    各国の著名な論客によるボリュームのある内容でした。米国建国がそもそも帝国思想も内包していたというのは腑に落ちた。第3代米大統領のトーマス・ジェファーソンの「自由の帝国」という言葉は、トランプ大統領の存在が、さながらスター・ウォーズのダース・ベイダー卿の影のアメリカを体現しているかのよう(第9章)だと。

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    2026年03月12日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    共同通信の配信で地元紙にも連載されていたのだが,気になりつつ読めてなかったので新書にまとめてくれて良かった。内容はインタビューベースの硬派な取材記事で,1冊の本として通読するのはやや難しい感じがした。
    何でもかんでもレコンキスタというのもどうかと思うが,プーチンと習近平についてはしっくりくるような気がする。
    「力こそ正義」の時代に逆戻りしているのは確実で,フクヤマの「歴史の終わり」ではなく,ハンチントンの「文明の衝突」とも違う,権力者の意向に振り回される世界になっている。
    『聖人のキャンプ』の先見性。それは,後になってみればということだが,自分もひとつで良いのでそんな何かを残したいと思わせる。

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    2026年03月03日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    世界の警察アメリカが世界のバランスを保っていた時代が終わりを告げ、権威主義国家が自国の力を最大化しようとすることで均衡を保つ世界に変貌を遂げてきている。アメリカもストロングマンのトランプが手綱を握り、かつてリベラルな民主主義を推し進めていたアメリカはもう失われつつある。自国の利益を最大化してレコンキスタを狙う強国に挟まれる弱者はどのようにして自国を守っていくべきなのかを考えさせられる。

    安保理常任理事国であるロシアやアメリカが率先して国際法規を無視して強権を発動している現代は、無法地帯そのものだなあと。日本に住んでいると、日常があまりにも平和すぎて危機感が欠如してしまうが、もはや何が起こって

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    2026年02月28日
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

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    世界中で自国第一主義、排外的な勢力が急に沸き起こった様に見える昨今の国際ニュースや国内の動きがあるが、歴史は急に変動するわけではなく、連綿とした「流れ」があることを本書で再確認できました。ただ、取材が難しいため仕方ないことではあるが、中露の流れが少し説明不足な感がありました。

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    2026年02月18日