川北省吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現代社会が概観できる良い本でした。
アメリカロシア中国の立ち回りの話は既知のものでしたが、ここにBRICSが入ると見え方が変わって面白かったです。
ウクライナロシア戦争やアメリカイラン戦争を当たり前に世界全体の問題だと捉えていましたが、これもある種ポジショントークなんですね。
考えてみれば腑に落ちるところもあって、目の前の家族が餓死するかどうかのときに、見えないところで起きてる出来事なんて気にしてられないです。
あるところでは戦争が起きてきて、あるところでは日々の食事すらままならない状況がある。
そして、世界の中心で語られるテーマは戦争である。
何も言える立場にないですが、人類はまだまだ歪だな -
Posted by ブクログ
プーチンのロシア、周近平の中国が、2012年から今の姿を形作ってきていたという分析になるほどと思うと同時に、全然自分の認識が対応できていなかったなと呆然とするばかりである。2011年の東日本大震災、自分の個人的な課題などの事情があったにせよ、やはり2014年のロシアによるクリミア併合はもっと非難されるべきことであったなとつくづく思う。2013年にアメリカは世界の警察官でないと宣言していたオバマにとっては決して対応できないタイミングだったんだと思う。強者は好きなように力を振るい、弱者は耐えるしかないと言われるとそれはたまらないなと思う。アメリカにも媚を売りながら、中国ともけんか腰ではなく対等に、
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Posted by ブクログ
世界は長い歴史をとおして、戦争を反省し人権の尊重を学んだ、と思っていたのに、いつのまにそれとは逆に進んでいたのだろう?
本書は点でバラバラに知っていただけの歴史的事実を、線でつなげるように物語を読むようにわかりやすく教えてくれる。同時に、物語化によるわかりやすさが、権力の乱用や差別の正当化に用いられていることも。
民主主義のはずのアメリカと日本で強権政治を支持する人が増えている理由と、支持する人たちが感じている恐怖不安のようなものも少しわかった。賛成するかどうかは、さておき。
他にも、普段あまり情報が入ってこない南半球の国々が協力して力をつけている話も興味深かった。南半球のことより北半球のこと -
Posted by ブクログ
ネタバレ界隈で話題になっている新書。
国際情勢や政治、社会に少しでも関心がある方は、読む価値があります。
著者の川北省吾氏は、共同通社入社後、世界各国で海外特派員を歴任されてきたジャーナリストで歴史的洞察とキーマンへの取材を組み合わせた文章力が素晴らしい。
キーワードは「レコンキスタ」、失地回復です。「失われたもの」という感覚が、現代の様々な動きを生んでいるという指摘は鋭いものがあります。
例えば、ここに書かれていませんが、女性蔑視的な思想を持つ人々の動機を分析すると、「男性が従来持っていた優位性や権利が失われた」という被害意識が根底にあるのです。
これも一種の失地回復です。普通に考えれば、女性を蔑視 -
Posted by ブクログ
1.この本を一言で表すと?
なぜ「力こそ正義」の時代になったのかを解説した本。
2.よかった点を3~5つ
・「アメリカには世界を統べる責任がある」と考える一群の政策エリートが現れた。その代表が「ネオコンサバティズム」(p23)
→アメリカのネオコン思想が問題があったというのがよくわかった。「奢り」というのがいずれ身を滅ぼすという事かと思う。
・第3章リバンチズム「大ロシア」再興の野望、第4章百年国恥—中華民族の偉大な復興
→中国とロシアの領土拡大をしたがる思想がし理解できた。
・ご都合主義への怒り(p169)
→途上国の本音の部分がよく理解できた。
・本来任務である平和の問題に関し、安