飯島裕一のレビュー一覧
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1章は寿命の話。思い出すのはゾウの時間ネズミの時間。引用にも使われている。
低温でゆっくり動いて巨大だと寿命が長いとか。
中には世代交代不要の生物もあるとか、、
2章から老化。
テロメアが短くなるのが老化に関係ある、ってのは知ってたな。
フレイル って言葉は初めて聞いた。心身の衰え、、
65歳というのがそういうことを考える節目になるのかもしれない。
私のマラソン、数字上ここ数年はっきり後退しているが、
まだあがきたい。衰えたくない。鍛えることで、挽回したい。
50代から女性はめまいが起こりやすいとか。
友人もそれで苦しんでた。
年取ると睡眠は短くていい、、、まあ短くなってるなあ。
早寝に -
Posted by ブクログ
「現在」とあるが、出版されたのは2013年で、今は2015年。
特に目新しい記述はないが、以下の事が残る。
・双極性障害のこと(種類が複雑であること)
・若者の間でも「現代型うつ」ではなく、「従来型うつ(大うつ)」があるということ
・気を付けるべき医師
従来型のうつは「生存からの不安」から来て、現代型のうつは「実存からの不安」から出てくるという解説にも納得。
高度経済成長期は、ひたすら「生きる」ことだったが、現代は価値観が目まぐるしく変わり、多様化している時代。
その中で、どうしていいのかわからないことから来る「現代型のうつ」の発生のメカニズムがある。 -
Posted by ブクログ
2025年の最初の一冊。
本書は、信州毎日新聞で連載された同名の連載をまとめたものだそうだ。
前半は最近の生物学で分かってきた、寿命や老化のメカニズムの解説だった。
テロメアやサーチュイン遺伝子の話もわかりやすい。
活性酸素は細胞を傷つける「悪玉」と聞いていたけれど、免疫反応や細胞分化、細胞間の物質伝達にもかかわっているので、単純に「悪」とも言えないということを知った。
オートファジーの話も、ちょっとそれに似ていると感じた。
オートファジーは、その働きを抑制するルビコンというたんぱく質との微妙な関係の中で、人間の健康な状態を保つようはたらいているという。
それにしても、多細胞動物は個体死につ -
Posted by ブクログ
うつ病を中心にその辺縁の病気とその治療法についてまとめたものである。特に最近はやりの新型うつ病についてはその誤解の多さもあり説明が多い。
私はうつ病は、チンチンに沸騰したヤカンにうっかり手を触れた時にビクッとなる反射と同等のものであると考える。ココロも見えないが傷付く訳だがその傷を悪化させないために無気力になり行動を減らしている状態だと考える。
故にその傷がある程度癒ている、さらに、傷の原因が解消されていなければ、うつの症状て居るのがもっとも安全であるということだ。骨折して血だらけのアスリートに、「頑張れ」と言って会場に送り出す人はいないと思うが、うつの場合はこれを平気にやりがちだ。
アスリー