加藤喜之のレビュー一覧

  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    ネタバレ

    アメリカで巨大な影響力を誇る福音派。その福音派の歴史を概略している本書
    独特の終末論的な世界観を持っていたが故に黎明期には政治と離れた距離を保っていたが、段々近づいていくことに。
    さらに、キリスト教国であるはずのアメリカに無宗教者が増えてもいる現状。それによってさらに分断が激しくなっていくことに。
    無宗教者が集団になることは難しいと考えると更に福音派とそれ以外といった形での分断が激しくなってしまうのではないだろうか。

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    2026年03月29日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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     福音派(原理主義)と言われる人たちがどのようにしてアメリカ社会に蔓延してきたかがよく分かった。オバマ政権から白人の怒りや鬱憤がたまってきていること。白人福音派の大多数はトランプを支持していること。福音派と議論すると自分たちの善以外は悪魔の仕業になるから、議論にならないこと。BLMに対して、福音派は非常に冷淡であることなど結構エグいな〜アメリカ社会と思った。
     ラッシュドゥーニーがキリスト教復興のための布教から政治活動のための布教へと静かに舵取りをし、現在そうなっていることが一番印象にのこった。さらっと出てきてめちゃ大きな影響与えてるから影のアメリカ社会を舵取りをした人だと思う。
     やはり、国

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    2026年03月21日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    歴史的な起点から、政治に関わり、矛盾だらけで軋轢を生みまくる現状までが網羅的に書かれていた。なぜそんなふうになるのかという事情を少し理解しつつ、根深すぎてどうしょうもないという気分にもさせられた。

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    2026年03月10日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    トランプ大統領が再選されたころから、福音派に対する関心が高まったように思う。時期を得た出版だが、決してジャーナリスティックでなく、学術的な著作だ。1920年代頃からの歴史と政治との交点が体系的に記されている。福音派とよばれているものには幾つもの会派があるので、内容はなかなか複雑で、完全には理解しきれなかった。
    神の奇跡や聖書の無謬性を信じ、終末論を持ちだして自己主張をする人たち。それが『古きよきアメリカ』の美化につながるとき、人種や男女差別や中絶・同性婚問題と結びつき、政治を動かそうとする力がはたらく。それが既に1970年代には見られたというのは、ちょっとした驚きだったし、一神教の強さと柔軟性

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    2026年02月22日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    福音派キリスト教信者であれば、ある程度馴染みがあるエバンゲリスト達ですが、そうでない読者にとってはそれぞれの違いや政治と宗教の繋がり、イスラエルに対する考え方など分かりにくいかもしれない。

    著者が福音派キリスト教との繋がりがイマイチ見えないので、どういう立ち位置で書かれているのかを知りたいところである。

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    2026年01月19日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    アメリカの政治とキリスト教との関係を読み解いていくと、アメリカの近現代史を知る事が出来ると、まさに感じる一冊。
    その中で福音派については、存在は知っていたレベルだったが、色々な意味で怖さを感じた。

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    2026年01月19日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    アメリカの宗教の一派として存在している福音派だが、どのように政治と関わってきたかを知ることができ、別視点からアメリカを見ることができる。
    時々、中絶反対や同性婚反対、黒人の人権に対する抗議でもを見かける。その発生の根底が福音派が絡んでおり、「だからこんな事態が起きたんだ」と福音派の思想を通して理解できる。

    現在のトランプも福音派に傾倒しているのもあり、政治動向や行動原理が少し見えてくる。

    また、1950-現在まで10年を区切りに福音派と政治を展開しているので、アメリカの近代史も把握できて概要書として手に取りやすい一冊だ。

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    2026年01月12日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    トランプさんがアメリカ大統領に再選されてから1年。
    中絶禁止、反同性愛、白人至上主義、わたしが福音派から連想する乏しいイメージはそんなところです。
    福音派にとって今は終末なのか、だからイスラエルに帰結するのか、宗教とはかくも排他的なのか。
    アメリカの歴史を宗教から紐解くというのはとても興味深く、宗教というのは良くも悪くも人間を統制するのに1番役立つものなのだろう。

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    2026年01月08日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    トランプ大統領の自国ファースト、独裁的な政策に疑問や憤り、恐れを感じていました。
    本書を読む事で、宗教観と政治思想には想像していた以上に強い相関関係が存在する事に新鮮な驚きがありました。
    日本人は、宗教観よりも倫理観を大事にしているという感覚があるのですが、そこにアメリカとの隔たり、違和感をを感じてしまう要因があるのではないかと思いました。

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    2026年03月29日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    アメリカの政治と「福音派」と呼ばれるキリスト教の一派が、どのように絡み合って今のアメリカを動かしているのか、アメリカ建国の頃から第二次トランプ政権までを網羅した力作。これを読むと、トランプの荒唐無稽な行動の原理がわかる。理解できるかは別問題だが。

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    2026年03月25日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    卒業した大学がプロテスタントで、当時週1のキリスト教学が必修だった。教授は年配の女性牧師で、自分は神の声を聞いたことにより教師の道に進んだと言っていた。私は「何らかの脳の作用による幻聴だろう、狂信的な先生だ」と解釈していたが、本書に出てくる「回心」というのがそれだとすれば、ブッシュもクリントンも同じような経験をしていて、キリスト教徒のアメリカ人にとっては特におかしなことではないどころかポジティブに受け取られるらしい。一般的な日本人の感覚とはかなりのズレがあるような気がする。
    南部などの保守的な州では地動説や中絶、同性愛を認めない人がいるのは前々から知識として知っていたが、それはごく一部で、日本

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    2026年03月19日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    現代のアメリカを覆う深刻な社会的分断の背景にある宗教勢力「福音派」について、その前史としての1920年代から40年代にかけての原理主義運動から説き起こし、アメリカの社会や政治、文化に大きな影響を及ぼすようになっていった経緯をたどり、その実態を明らかにする。
    本書は福音派というレンズを通したアメリカ現代政治史という感もあり、第2次トランプ政権となり混乱や分断が深まる今のアメリカを理解するのに有益な内容であった。
    特に、「ディスペンセーション主義」という福音派に根ざす思想について知ったのは大きな学びだった。ディスペンセーション主義は、できる限り聖書の記述を文字通りの意味で読もうとする考え方で、それ

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    2026年03月14日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    ネタバレ

    たとえクリスチャン(立ち位置によるけれでも)で、聖書に慣れ親しんでいても、原理主義というのはわかりずらいが、クリントンやオバマですら福音派を無視することができなかったのかと、驚かされることばかり。

    健康保険制度を充実させたオバマケアにどうして共和党があれほど反対するのかと思っていたが、人口妊娠中絶を保険適用することが、原理主義者にとって「殺人」を容認することにつながり、受け入れられないとのこと。

    この本を正しく理解するのに、私の知識が不足しているが、福音派にとってのイスラエルというものがどういうものかなど、アメリカで起こっている分断の底にあるものが、おぼろげながらわかった気がする。

    親鸞

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    2026年03月09日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    自由主義でフレンドリーで合理的、なんていう夢物語みたいなアメリカ人のイメージが吹っ飛んだ。なかなかの強烈な内容。建国以来キリスト教にがんじがらめに縛られて荒唐無稽な終末論への信奉と進化論の否定が当たり前みたいにある中であれだけの発展を遂げている科学や宇宙開発って。リベラルと宗教とのすごい矛盾を孕んだ国、アメリカ。揺り戻しを繰り返す社会政治を左右する福音派。福音派も一枚岩ではなくいろいろな考え方の人がいて、他の宗派も様々あって、信者と未信者の世界観は決して交わらないから人種、教育、同性愛や中絶などにおける認識の対立に終わりは見えず、移民、貧困などの社会問題に、峻厳な原理主義的姿勢で堕落した世俗に

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    2026年03月07日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    アメリカ政治と宗教(福音派)の結びつきの歴史について解説された書籍。アメリカがイラン攻撃に踏み切った今、この本の内容とトランプ大統領の言動が少し理解できた。先進的な国であるはずのアメリカがこれほど宗教的な考え方(進化論の否定など)に縛られていることがびっくりだった。若い世代は大きく変化していくだろうが、どのような国になっていくのか、世界もどのように変わっていくのか・・、自分もこの流れを見極めていかないといけないなと思った。

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    2026年03月02日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    福音派(エヴァンゲリカルズ)の理解を通じて、建国以来キリスト教の影響を大きく受けているアメリカ合衆国。人工中絶や学校教育における進化論の扱い、イスラエルの支持などがアメリカ大統領選挙の争点になるのか?なぜアメリカは善悪二元論に基づいて覇権国家として行動するのか?そういった疑問が福音派とよばれる集団の影響を大いに受けているという現在のアメリカの抱える事情が理解できました。

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    2026年03月01日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    アメリカ、特にトランプ氏の発想や、アメリカ社会がどこに向かおうとしているのかなどに漠とした不安を感じる昨今、福音派という言葉は聞いたことがあるが実態よくわからなかったものについて、もう少し知りたいと思い読んでみた。
    もともとアメリカ自体に対して、関心が薄かったこともあり、出てくる人物なども自分の中で追いきれない人も多く、面白くはあるが読み進めるのは結構大変だった。

    とはいえ、全く非宗教者の日本人である私の目からは、はてなマークだらけであった世の中の流れも、単に経済的とか地政学的なことだけでなく宗教的な部分も加味するとそういうことかと腑に落ちる部分も多かった。
    また、もともとアメリカに対して宗

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    2026年02月25日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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     自分が理解出来ない考えであっても、その考えの存在自体は認めなければならない。
    頭では理解出来ても感情が、体が拒絶してしまう。

     福音派(特に原理主義が強い一派)に対してはどうしてもこういう思いを抱えてしまう。それは他の宗教や主義、政治体制等諸々の事象に対しても言える事だが。

     話は逸れるが、2026年の衆院選は旧立憲と旧公明の拙速さが大きな蹉跌を生んだ。二党の思惑はともかく、「中道」の精神は「自分が理解出来ない考えであっても、その考えの存在自体は認めなければならない」事だと思うからだ。

     HONBAKO堺本店にて購入。

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    2026年02月22日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    「日に日に世界が悪くなる 気のせいか そうじゃない」(朝ドラ『ばけばけ』主題歌『笑ったり転んだり』より)

    ⚠️長いです↓

    こんな世界になってしまった訳を知りたくて、『福音派』(中公新書)を読んでみました。「俺って、アメリカのこと知らないんだな〜」と思いました。また、私が呑み会

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    2026年02月19日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    人名が多すぎてやや読むのが大変だったが、かなり勉強になった。最後まで読んでも、それなりに多数の非白人が福音派に転向した理由はよくわからなかった。それにしても、この先の日米外交(どころか、あらゆる外交全般)はこの思想に駆動されるのかと思うとさすがに頭がクラクラする。

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    2026年02月15日