加藤喜之のレビュー一覧

  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    福音派キリスト教信者であれば、ある程度馴染みがあるエバンゲリスト達ですが、そうでない読者にとってはそれぞれの違いや政治と宗教の繋がり、イスラエルに対する考え方など分かりにくいかもしれない。

    著者が福音派キリスト教との繋がりがイマイチ見えないので、どういう立ち位置で書かれているのかを知りたいところである。

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    2026年01月19日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    アメリカの政治とキリスト教との関係を読み解いていくと、アメリカの近現代史を知る事が出来ると、まさに感じる一冊。
    その中で福音派については、存在は知っていたレベルだったが、色々な意味で怖さを感じた。

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    2026年01月19日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    アメリカの宗教の一派として存在している福音派だが、どのように政治と関わってきたかを知ることができ、別視点からアメリカを見ることができる。
    時々、中絶反対や同性婚反対、黒人の人権に対する抗議でもを見かける。その発生の根底が福音派が絡んでおり、「だからこんな事態が起きたんだ」と福音派の思想を通して理解できる。

    現在のトランプも福音派に傾倒しているのもあり、政治動向や行動原理が少し見えてくる。

    また、1950-現在まで10年を区切りに福音派と政治を展開しているので、アメリカの近代史も把握できて概要書として手に取りやすい一冊だ。

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    2026年01月12日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    トランプさんがアメリカ大統領に再選されてから1年。
    中絶禁止、反同性愛、白人至上主義、わたしが福音派から連想する乏しいイメージはそんなところです。
    福音派にとって今は終末なのか、だからイスラエルに帰結するのか、宗教とはかくも排他的なのか。
    アメリカの歴史を宗教から紐解くというのはとても興味深く、宗教というのは良くも悪くも人間を統制するのに1番役立つものなのだろう。

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    2026年01月08日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    ネタバレ

    福音派というグループは、歴史上かなり前から存在していて、そのゆるい定義のもとに、時代ごとにさまざまな団体や個人が政治に影響力をもたらしてきた。ただし、大きな概念での福音派という中にも、右寄り左寄りの団体がいたり、目指すものや信条が少しずつ違う宗派だったり、決して統一した一つの団体や宗派ではなく、複雑な構造なおかつ流動的な存在でもある。ニュースで眼にする団体や個人の立ち位置が理解でき、常に「誰がトランプの裏にいるのか」という問いにもある程度解を得ることができたと思う。 いずれにせよ、日本人の私が思う「アメリカ」とは全く前提も定義も違うものを信じているアメリカ人がものすごい数いる、ということを改め

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    2026年01月05日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    アメリカ社会における伝統的白人社会を基盤として社会や政治に大きく影響を与えているキリスト教福音派の歴史とその特徴について網羅的に解説した新書。アメリカを知るには必須の著作です。

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    2025年12月18日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    キリスト教の書物と言うより、現代の米国の政治・社会をキリスト教の観点から分析した好著。キリスト教福音派とは何なのか?原理主義者が「福音派」のグループに含まれ、その右派としての活動を強めていったこと、それが現在のトランプの岩盤支持層になっている背景が良く分かった。その一方で福音派左派と言われる人たちもいて、「クリスチャン・トゥデイ」はその流れの雑誌でありラインホルド・ニーバー、ディートリッヒ・ボンヘッファーは福音派からは容共産主義と批判されているという!
    彼らはトランプに対して批判的らしいが、マスコミの報道では全く取り上げられていない。カーターが大統領選で勝利した1976年は「福音派元年」と呼ば

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    2025年12月16日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    とても面白い。宗教右派、特に過激で排他的な言動を厭わない福音派が、アメリカ政治や社会に与えた影響に関する良書。
    特に人種問題や中東、中絶、同性愛の問題が蔓延るアメリカにおいて、過去にも分断を煽ってきた歴史があり、現在はトランプの存在がそれを正当化してしまった様相すらある。
    被害者意識の強いアメリカの白人にとっては、自身に響いてしまうストーリーが、福音派の言葉にはあるんだろうな。きっと。
    より穏当な、リベラルな意見にも耳を傾ける、そんな集団に変わる事を期待したいものの、原理的に難しいのだろう。

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    2025年12月07日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    トランプ大統領来日記念、アメリカをもっと知ろーのコーナーー!(わー)

    と言うわけで、トランプ大統領の支持基盤でもあるキリスト教「福音派」について学びます
    ちなみ「ふくいんは」と読みます
    地味に読み方とか書かかれてるのうれしいでしょ?
    うーん、この親切設計レビューね

    「福音派」です
    めちゃめちゃ簡単に言うと「聖書ガチ勢」(分かりやすいw)
    終末論を信奉する人たちで、アメリカの人口の二十五%近くを占めるとされています
    多っ!

    政治的には(かなり幅があるんだけど)、中絶禁止、同性愛禁止、イスラエル支持なんかで知られているよね

    超保守的で「古き良きアメリカの倫理観」を取り戻そう!みたいな主張も

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    2025年10月29日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    保守右派といわれるものはどこでもそうだが、「古きよき」を掲げ、過去虐げられてきた人々や様々な問題に関する先人の努力・解決を直視しないどころか、自分の目線の届かないところでの大量殺戮・貧困・人権侵害には目をつぶり、自己中心的な世界を押し付ける。しかし、人間は不安という避けがたい苦悩に向き合い、共に生きることが必要な生き物なはずではないか。

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    2025年10月28日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    副題に「引き裂かれるアメリカ社会」とあるが、
    福音派がどのように成立してきて、誰の活動によって拡大し、どの時点で政治に介入するようになり、どの大統領を支持したかというような、福音派の政治・宗教運動の解説であり、その背景で福音派がアメリカ国民をどのように取り込み、アメリカ社会をどのように変えてきたのか?という疑問点にほとんど触れていなかったのが残念だった。キリスト教による道徳律の復興、古き良き価値観に立ち返ることを希求していたはずの福音派が支持し選び出した大統領が、史上まれに見るモラルを欠いた行いをしているとは、なんという皮肉だろうか。

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    2026年01月12日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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     アメリカで福音派がなぜ政治的な力のようなものをもっているのか、そのことが分かりました。

     独身の頃集っていた教会は「福音派」でした(と言っても、アメリカのそれとは違いますが)。
     本書でも「福音派」が政治に関わっていくのに非常に大きく関わった伝道師としてビリー・グラハムについて述べられています。
     彼が大統領の就任式の際の祈祷会に呼ばれるのは、彼がそれほど素晴らしいキリスト者だからだと、集っていた教会の牧師は言っていました。そして、それをそのまま信じていましたが、ああ、そんな背景があったのだと分かりました。
     そして、どうして「福音派」がトランプ大統領を支持するのかも。
     一キリスト者とし

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    2026年01月10日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    本書で取り上げれている福音派というのはプロテスタントの一派であり、そのなかでもアメリカで独自の発展を遂げたもののことだが、大雑把なイメージでいえばトランプ政権の支持者である。本書の副題からも、そのあたりの同時代的なテーマを期待して読む人も多いかもしれない。

    たしかにトランプ政権の背景にある福音派についての概略も豊富に書かれている。が、主題となるのは福音派そのものの発展の歴史であり、本書は戦前から紐解いていく。トランプ政権の支持者たちに福音派が多数いるのは現実だが、福音派すべてが支持しているわけではないことも、順序立てて説明されている。福音派も一枚岩ではない。

    福音派はそもそもの始まりとして

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    2026年01月10日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    なかなか馴染みのない内容だったので私には難しく感じましたが、アメリカにおけるキリスト教、福音派の変遷がとても詳しく書かれており、とても勉強になりました。

    日本にいると宗教の問題があまり表に出ないですが、世界的には日本はまれで、宗教問題を知らないと、世界情勢がよく飲み込めないように思います。

    この本を読んで、アメリカの背景が少し理解出来たように感じましたー

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    2026年01月01日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会 加藤喜之

    イエス・キリストの教え、聖書が絶対、という原理主義が、
    呼び名を変えて福音派として、アメリカ政治にいかに影響を与えているかが
    書かれている新書。
    何だか暗澹たる気持ちになる。

    福音派といえば中絶禁止、同性婚反対。
    ダイバシティ&インクルージョンなどもってのほか。
    家父長制的な社会こそが望ましい。
    そうでない人は許さない!

    なんで人の性癖や信条まで入り込むんだろう、と思う。
    個人の自由だろうと。
    自由の国アメリカで。
    ただ、途中から分からなくなってきた。
    同性婚カップルがパーティを開こうとケーキを注文したら、
    半同性婚の店主が断ったと頃、

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    2025年12月26日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    非常に学びになり、おもしろかったです。
    福音派、なんとなくわかっていたつもりでしたが、より理解が深まりました。
    キリスト教だから、福音派だから、プロテスタントだから、みたいな分かりやすいグループで今までは考えようとしていたのですが、かえって混乱しちゃってましたね。
    当たり前といえば当たり前ですが、どれも一枚岩ではないわけです。
    強いテーマに思える、同性愛・人種主義・中絶に対する考え方でさえもグラデーションであるということが分かりました。
    他、特に印象的だったのは、社会の変容の結果、相対的に白人の優位性が失われて、現在、白人が被害者ムーブをしているといったところです。
    これもよくある構造ですが、

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    2025年12月21日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    福音派という切り口での分析で非常に興味深く、勉強になりました。昨今fanaticの度が増してるなと思ってましたが、さもありなんという感じで腹落ちしました。
    また、日本も同様の状況に陥りつつあるような気がして、寒気を覚えた次第。
    ただ、この本でも解き明かしていなかったように思いますが、白人男性至上主義ですよね?選挙制度の歪みがあるにせよ、この流れで大統領が選ばれていくというのはまだ納得できず。女性、白人以外の男性などを合わせても「少数派」ということなんでしょうか?
    ここのところが何とも?で、やっぱり詰まるところ、経済が相当に悪くて、その辺を上手く擽る人物に傾くということの方が少なくともトップを選

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    2025年12月01日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    宗教についてあれこれ考えれば考えるほど、ほぼ無神論者的な自分には理解不能な部分があってそこが逆に面白いと思うことがある。
    こんな情報や科学が発達した現代においても福音派とか原理主義と言われる強硬派の人たちの考えの変わらなさとかってすごいし、何ならアメリカの大統領までをも当選させる力を持ってたりして気持ち悪いなとか思って結構あっという間に読めた。
    宗教って作り話から真実を生み出す科学だな、と。

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    2025年11月08日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    ネタバレ

    pivotでアメリカ政治に影響を与えてきた宗教団体として福音派が紹介されていて、興味を持って読んでみた。
    本書は、原理主義から始まった福音派がどのように政治的影響力を拡大し、トランプ政権の強力な支持基盤へと変化していったかを描いている。

    特に印象的だったのは、「終末論」に基づく善悪二元論が、アメリカ社会の分断を深めているという指摘。リベラル派を「悪」とみなす構図が政治の対立を激化させ、民主主義の根幹を揺るがしているという点が恐ろしかった。

    日本でも宗教と政治の関係はあるけれど、福音派のように“信仰が政治そのものを動かす”ほどの影響力はまだ感じない。ただ、議員数削減や代表制の変化次第では、価

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    2025年11月07日
  • 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会

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    トランプ大統領自身は福音派なんかな?
    あとトランプ大統領が大統領になれたのは福音派の力が大きいのだろうけど、登録済みだった有権者のうち福音派は何パーセントくらいいたのだろう?

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    2025年10月15日