住田祐のレビュー一覧

  • 白鷺立つ

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    千日回峰行なんてやってみようと思うのは、解脱した人でなく、嫉妬も妬みも怒りも持つ俗っぽい人なんだなあ
    それがエネルギーになるのか
    俗っぽい人達の話なのに、妙に読後が清々しいのが面白い

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    2026年04月21日
  • 白鷺立つ

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    とても読み応えがあった。
    反目し合っているようで、実は自分でも気付かないような深い部分でお互いに理解し合っているようでもあり、人の心理とは実に複雑なものだと改めて感じた。

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    2026年04月17日
  • 白鷺立つ

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    北嶺千日回峰行は、失敗(行不退)となれば自死が避けられない荒行だ。成功すれば僧侶としての格は上がる。帝の血を引く恃照(じしょう)は比叡の立場としては死んでもらっては困る状況ではあるが恃照は最後の最後で行不退となる。特例で死なずにすんだ恃照である。そしてこの同じく帝の血を引く戒閻(かいえん)が比叡の預かりとなる。反目し合う恃照と戒閻であり、特に戒閻は自分の血を呪うかのように荒行へと入っていく。この二人の関係はライバルと言えるのかもしれないが、なかなか普通には理解できない極限状態の中での人間関係である。そこにもしかすると何かを超えたものがあるのかもしれない。

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    2026年04月07日
  • 白鷺立つ

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    承認欲求と憎しみのお話。

    お坊さんも人間関係、老い、病、死、避けられない苦しみと向き合って生きているんですよね。当たり前ですけど。修行で克服できるものでしょうか。
    仏道修行の意味って何でしょうね。
    救いでしょうか。
    悟りでしょうか。
    「自分とかないから」でしょうか。

    最後は、伝統よりも最初の1人になれって感じでしたね。
    要するに、人生、何でもありやなと。
    ただ、強い意志がある事が条件かもしれないですね。

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    2026年03月27日
  • 白鷺立つ

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    私の好きな作家には、松本清張賞を受賞してデビューした方が結構いる(筆頭は青山文平)。ということで、その受賞作となると期待が高い。その思いに応える叡山の僧侶の世界が舞台の力作。作者は会社員とのことだがどのような背景をもとにこの世界を描けたのか驚きだ。

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    2026年03月24日
  • 白鷺立つ

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    デビュー作⁉︎未婚の天皇の子と愛人との隠し子の二人が主人公。淫らな朝廷に生臭坊主の世界というタブーをさりげなく背景に、周囲の思惑と運命に翻弄されながら自分の存在証明に命をかける。名を残すことが、そんなに大事かと一市井人には理解できないが、運命次第で御簾の向こうに座ってた主人公達とは違うか。憎み合った二人の終盤、感情揺すぶられてしまった。「人の値打ちなどというものはそうそう変わるものではあるまい。変わるとすれば相場であろう」白鷺というのは、千日回峰行達成者の異名なんだ。次の作品楽しみ。

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    2026年03月18日
  • 白鷺立つ

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    直木賞候補と云うことで、めんどくさそうやなと思いながら読んだら、めんどくさいことに間違いはなかったけど、引き込まれた。ムチャ煩悩に惑わされてるやん、坊さん。恃照と戒閻、すごい!

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    2026年03月13日
  • 白鷺立つ

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    抑えた筆致の中にも熱量が感じられる。今まであまり読んだことがないタイプの物語で面白かった。レビューが難しい。

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    2026年03月10日
  • 白鷺立つ

    購入済み

    スゴすぎる新人

    比叡山を舞台にした僧侶の世界がこれ程すごいと初めて知りました。過酷な修行とその後見えてくる世界。朝日新聞の書評は嘘ではなかった。

    #深い #タメになる #切ない

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    2025年10月08日
  • 白鷺立つ

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    天明飢饉の傷痕いまだ癒えぬ比叡山延暦寺に、失敗すれば死といわれる〈千日回峰行〉を成し遂げようとする二人の仏僧がいた。
    歴史に名を残すための闘いは、やがて業火となり叡山を飲み込んでいく。比叡山に生きるしかなかった二人の運命と過酷な千日回峰行の描写にページをめくる手が止まらず一気読みでした。次作も楽しみな作家さんです。

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    2026年06月28日
  • 白鷺立つ

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    仏道の厳しい修行を舞台に師弟の反目を描く物語。
    僧にも関わらず、欲や妬みが強く少し辟易とするも、それが人間らしさなのかと感じる一冊でした。

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    2026年03月10日