住田祐のレビュー一覧

  • 白鷺立つ

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    ネタバレ

    凄まじく面白かったなぁ……
    ジショウとカイエンの関係がぐっとくる。
    最後は涙涙で。好きも毛嫌いもその人にベクトルが向いてる証拠なんだ。
    難しい、家族みたいな気持ちなのかな

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    2026年01月10日
  • 白鷺立つ

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    箱根駅伝を見たばかりだったので、
    恃照を山の名探偵、
    戒閻は黒田朝日
    を脳内キャスティングしてよみました

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    2026年01月10日
  • 白鷺立つ

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    涙の奥でふるふる、ユラユラ…
    背中がそわそわ、ぴしゃりとしながら半日で読み終えた
    あるはずの余韻がなくて寂しかったり
    ないはずの余白があって心地悪かったり
    これはまた読みたい。

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    2026年01月07日
  • 白鷺立つ

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    比叡山、大阿闍梨、千日回峰業。僧侶が厳しく長い年月をかけて仏になり他を救う。何のために。己が生きた証に大阿闍梨になろうとするのか。
    難しい言葉(仏教用語)が多いが、なんとか理解。

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    2026年01月05日
  • 白鷺立つ

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    ネタバレ

    憲雄は恃照に戒閻という人生の張り合いを持たせたのだと思う。憎んでいる人間の一挙手一投足というものは、好きな人間のそれと同じくらい視界に入るものである。だが作中でも恃照が言うように、憎むべき存在の戒閻に、心のどこかでは羨望の眼差しを持ち、彼の行く末を見届けたいと言う思いがあったとも考えられる。戒閻がいなければ、恃照は早い段階で自死していたかもしれない。

    戒閻は恃照を嫌い、また憎んでいたけれども、それは彼に己を重ねていたから。同じ血を流しながら、阿闍梨になれず、また死ぬこともできず、ただ残りの人生を消費しているだけの人間に、己の運命を重ねて見てしまった。故にこれまで途絶していた恵光坊流を復活させ

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    2025年12月30日
  • 白鷺立つ

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    すごい話を読んでしまったっていう感じ。
    普段歴史小説を読まない自分からしたら
    時代が遠い、思想が難解、漢字が読みにくいなどなど読者を振り落とす設定のはずなのにそれをほとんど感じさせなかった。
    嫉妬・憎しみ・執着・承認欲求みたいなすごく刺さる人間の感情のぶつかり合い。極限の人間小説だった。

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    2025年12月28日
  • 白鷺立つ

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    今回の直木賞候補作。
    これがデビュー作とは、思えない。
    とてもリズムのよい文章だった。
    運命的に出会った二人の僧は、互いの内側に自分の業を見極める。師弟でありながら対立し続ける二人。
    大阿闍梨になるため修行、その描き方もドラマを見ているかのように伝わってきた。次回作がホントに愉しみ。

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    2025年12月25日
  • 白鷺立つ

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    ネタバレ

    正直、比叡山の修行の体系を全然理解しておらず、わかってたらもっと感動したかもしれないけど、この勤行にかける熱量と、やんごとない立場に置かれた2人の僧侶の間の確執とか想念の凄さでただごとでない緊張感で全編が満たされ、小説の分量として決して多くないけど、内容の緻密な重みとその感情に強く打たれた。しかし、第1作でこんな作品が書けるとは驚いた。松本清張?直木賞?なんか賞のイメージとしてはピンとこないけど、濃密・緊密な人間関係を描いた力強い作品。直木賞レースでないと決して読まなかったであろう作品。読んでよかった。

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    2025年12月22日
  • 白鷺立つ

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     これはちょっととんでもない作品を読んだかもしれない、と読後、感嘆の息が漏れてしまいました。

     物語は十八世紀末頃からはじまります。平安朝前期に明王堂を開基した相應和尚以降、千年の歴史を持つ天台宗の荒行、北嶺千日回峰行にひとりの僧が挑むものの、行の途中で倒れてしまう。僧の名は恃照。大行満大阿闍梨にその名を刻むための行において、最後までやり遂げられなかった者は、自らの命を絶つ、という決まりがあったが、恃照には周囲には言えないある出自の秘密があり、特例として『汚名』とも呼べるような『名誉』を授かるとともに、死ぬことが許されなくなってしまう。やがてそんな彼は、ひとりの弟子を持つことに――。

     荒

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    2025年12月21日
  • 白鷺立つ

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    ネタバレ

    叡山延暦寺の密教修行、北嶺大先達大行満大阿闍梨の話で、大阿闍梨と言えば千日回峰行という特に”堂入り”の9日間、断食と断水、不眠、不臥を達成させること、また不達すると自死せねばならぬという厳しい修行を達せねばならない。そんな修行に挑むのが普通の修行僧ならいざ知らず、帝の血を受け継ぎながらも世に知らしめることのできない曰くつきの僧で、自死させること即ち帝の子を見殺しにすることになり修行決行を認めるわけにいかない。それを押して修行を始めたもんだからさて大問題。こんな流れで話が始まりその修行結果は...
    坊さんの修行話とか興味がないどころかそんなもの物語になるのかと疑ったがどっこいこれほど苦しくも目の

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    2025年11月25日
  • 白鷺立つ

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    後桜町天皇の御落胤、恃照は百日回峰行にあと一間歩けば届くところを倒れてしまい失敗した。もともと百日回峰行に失敗したものは自刃せねばならない取決めだったが、しかし帝の血筋の者を殺すわけにはいかない。そのため当行満阿闍梨とはせず、半当行満阿闍梨として扱い、生かすことになった。その恃照のもとに、同じく帝の御落胤である戒閻が弟子入りし、百日回峰行をしたいと望む。

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    2025年11月11日
  • 白鷺立つ

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    江戸時代の比叡山延暦寺。北嶺千日回峰行という仏道修行に挑む僧侶。その厳しさは命を落とすこともある壮絶なものである。難しい言葉は出てくるけど、物語はすごくシンプル、真面目さが一周回って笑えてしまうようなところもあり。ただただ面白く没頭した。好き。

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    2025年10月09日
  • 白鷺立つ

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    いやー、面白かった
    テーマが千日回峰行だったのも新鮮だったし
    ラスト30ページは圧巻でした
    こういう本に出会えるから、読者は辞められません
    今年のトップ3に入ります

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    2025年10月07日
  • 白鷺立つ

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    比叡山は今年も行きました。令和4年に初めて無動寺明王堂に、翌年は御祈祷もしていただきました。

    千日回峰行の本や漫画は読んだことはありましたが、白鷺立つは素晴らしかったです。グイグイ物語の中に引き込まれました。
     阿闍梨餅の紙袋は 阿闍梨様の絵だったのですね…

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    2025年10月06日
  • 白鷺立つ

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    自らのアイデンティティのために命を懸けて苦行に挑む2人の仏僧を描いた作品で、重厚な歴史人間ドラマとして堪能させてもらった。
    聖職者であるにもかかわらず、千日回峰行を満行して名声を得たいという、煩悩以外の何物でもない欲望を隠そうともしないキャラクター設定が面白い。
    デビュー作で熱量たっぷりにこれだけのものを描ききったのは凄いことだと思う。

    しかし読後は意外なほど印象に残らず、なぜかと考えたが、2人が憎しみ合う理由が出自と私怨というプライベート寄りの内容で、感情移入しにくかったところがあったためかもしれない。
    それは自分が時代小説を読み慣れていないからかもしれず、時代小説好きの読者であれば印象は

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    2026年01月10日
  • 白鷺立つ

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    死ぬ危険のある荒行、千日回峰行に挑もうとする「いてはならぬ存在」の僧侶二人の、猛烈に憎み合いつつも、同じようなままならぬ気持ちを抱えて修行する物語。歴史小説は普段あまり読まないのだけれど、苛烈な修行なのに静謐にえがかれたさまや、仏教でもどろどろした描写があるところ、そしてラストシーンには心揺さぶられる。個人的には、恃照は戒閻が弟子でよかった、と思いました。ほうじ茶の啜る音がきこえる気のする小説でした。

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    2026年01月10日
  • 白鷺立つ

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    初めての、住田祐さん。
    直木賞候補作で知りつつも、『千日回峰行』という比叡山で行われている数少ない人が達成した修行に興味をもちYouTubeで拝聴し、その後に読みました。

    『千日回峰行』は満行しなければ自害が待っている命がけの修行。断食、断水、不眠、不臥を貫き通す…この時点で死にかけるわ…。

    恃照(じしょう)は『千日回峰行』を成し遂げなかったことに対しての葛藤から、戒閻(かいえん)が『千日回峰行』を成し遂げようとする焦りや嫉妬が生まれる。
    こういう時は目的がすり替わっていると感じ取れた。
    そもそも「人のために生きる覚悟」や「自己」と向き合いながら行う修行なわけで、それが恃照の焦りや嫉妬が「

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    2026年01月10日
  • 白鷺立つ

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    ネタバレ

    第174回直木賞候補作

    普段時代小説は読まないのだが、直木賞候補作とのことで手に取った

    比叡山の僧の修行の話(仏教に詳しくないので言葉が間違っているかも。)ということで見慣れない単語も多く読むのに苦労したが、それでもなお面白かった

    帝の血筋を引くがその出自を公にはできないという境遇を持つふたりの行者。不退の行を完遂できなかったにも関わらず、その血筋ゆえ生きることを許された(許されてしまった、死ねなかった)師と、類まれな才覚を有しその行を誰もなさなかった最も過酷な方法で成し遂げようとする弟子。お互い憎み合いながらも、同じ境遇の師に弟子に自身を重ねずにはいられない様子が何とも興味深かった

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    2025年12月25日
  • 白鷺立つ

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    他人を思いやる行動は美しい、それを強く感じた小説だった。終盤、千日回峰行がはじまってからの物語に惹きつける力は抜群で、食い入る様に読んだ。
    大阿闍梨も千日回峰行も恥ずかしながら初めて知った。私は無神論者だが、このような過酷なことに挑んだ僧たちには敬意を払いたい。

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    2025年12月25日
  • 白鷺立つ

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    白鷺とは命懸けの「千日回峰行」に挑む修行僧を指す比喩表現だそうです
    白装束で、白い鳥のように清らかで力強くあるからだそう

    「はくろ」と読ませていますが、もちろん「しらさぎ」とも読む

    んでこの「千日回峰行」ってのがほんと命がけなのよ
    7年間かけて延べ千日間山中を1日約30〜40km歩いた上に最後は「堂入り」って言って9日間、断食・断水・不眠・不臥(横になること)で不動真言を唱え続ける、人間を超えた難行をやるんだって

    ってどこか白鷺やねん!( ゚д゚ )クワッ!!

    あんなもん朝からギャーギャーうるさいだけやないか!( ゚д゚ )クワッ!!

    めっちゃ糞まきちらすし

    わが町の市役所にもけっ

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    2025年12月18日