甘糟智子のレビュー一覧

  • スピルオーバー――ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか

    Posted by ブクログ

    -SARS もしもSARSが逆のパターンで、発症前の感染力が強かったとしたら、二〇〇三年のアウトブレイクは効果的な対応が功を奏した例とはならず、もっとずっと暗い物語になっていただろう。
    もっと暗い物語はまだ語られていない。もしも語られるとしたらたぶんこのウイルスではなく、別のウイルスについてだろう。「次なる大惨事」はたぶんSARSとは逆で、インフルエンザのように症状が現れる前の感染力が強いパターンだろう。それによってウイルスは、死の天使のように軽やかに都市間や空港間を移動することだろう。 (本文より抜粋)

    コロナウイルス禍はやがて終息を迎えるだろう。しかしウイルスはコウモリや齧歯類や

    0
    2021年11月21日
  • パンデミックのとき科学は 未知のウイルスに挑んだ研究者たちの記録

    Posted by ブクログ

    2020年に始まったコロナウイルスによるパンデミックに関連した科学者たちの奮闘を描く。

    前半はパンデミックを止めるため、または科学的好奇心からウイルスに迅速かつ真摯に立ち向かう科学者たちの努力が綴られる。人類が一体となって立ち向かう姿に、映画さながらの感動を覚える。
    後半はウイルス起源に関する考察で、ここに興味のない人(わたし)には冗長。全体として星4つ。

    本書を読んで考えさせられたこと。
    ①コロナに対する、特に初期段階での日本の科学的貢献度の低さ。悲しくなる。
    ②イギリスの決断の大胆さと迅速さ。時に批判を浴びるが、圧倒的。翻って日本の対応の遅さ、保守的な選択。心配になる。
    ③真に世界が一

    0
    2026年08月28日
  • ナイス・レイシズム なぜリベラルなあなたが差別するのか?

    Posted by ブクログ

    著者はこれでもか、というほど白人に染み付いた差別の根を深く赤裸々に暴いていく。途中、まるで自虐だと感じて一旦は読むのをやめたが、少しずつ少しずつ読み進めるうちに、ようやく著者の言いたいことが分かってきた。そうして初めて、レイシズムの恐ろしさにようやく気付いた。出口氏の解説がまた、私たちの隠れた部分を適切に指摘されていて、はっと気付かされます。

    0
    2023年07月07日
  • スピルオーバー――ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか

    Posted by ブクログ

    ウイルスの異種間伝播(スピルオーバー)

    エボラ、エイズ、SARSコロナなどのウイルスがなぜ動物からヒトへ飛び移ったのかを、社会人類学的なフィールドワーク的現地調査で明らかにしていく

    やはり物語は現場で動くのね
    重厚で面白かった、、、

    コロナ禍にピッタリ。

    0
    2022年01月02日