上垣外憲一のレビュー一覧

  • 勝海舟と幕末外交 イギリス・ロシアの脅威に抗して

    Posted by ブクログ

    本書は「勝海舟を巡って」ということ一辺倒なものではない。幕末期における対蘭関係、対露関係、対米関係、対英仏関係というものや、それらの関係が錯綜した中での幕府の外交というものを、また諸外国による当時の“対日アプローチ”というようなものを考える、広く深い内容になっている。実に興味深い!!

    「幕末期の日露関係」というようなことが非常に詳しく語られている本書…非常に有益だ!!

    0
    2015年01月14日
  • 戦国日本の資源戦略 秀吉・家康が求めた鉛、硫黄、硝石

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    序章   ポルトガル船の東アジアへの出現
    第1章  ポルトガルの大砲と硝石、硫黄
    第2章  九州の硫黄をめぐる攻防
    第3章  文禄・慶長の役と三成、長政、そして家康
    第4章  御座船と「ふすた船」~海軍力の問題
    第5章  大戦争で、硫黄が最大の利権に
    第6章  平和の海の構築へ
    第7章  家康のフィリピン外交
    終章   家康の平和

    <内容>
    私的にはギリギリ☆3つかと。話の多くが「仮定」「推測」ばかりで、もしかしたら学術論文ではもうすこしちゃんとした資料にあたっているのかも知れないが、新書ではちょっと読者を舐めているのかと感じた。三成も嫌いなのかも知れないが、かなり批判的な文章だ。まあ、硫黄と硝石が日中のポイントで、これに倭寇関係が絡み、それが秀吉の朝鮮侵略にも大きな影響があった、と言うことは理解した。

    0
    2026年10月03日
  • 戦国日本の資源戦略 秀吉・家康が求めた鉛、硫黄、硝石

    Posted by ブクログ

    着想としてはいいと思う。だから評価は星3つとした。

    しかし、着想と事実(少なくとも史実)とは違う。着想が事実に繋がるなら、本著は星4つにも5つにもなるが、繋がらなければ2つにも1つにもなる。

    それにしても比較文化学というのは、これで論説として成り立つのか?もし成り立つのなら、なんてあやふやな学問なのか、と疑ってしまう。かつて幾ばくかでも憧れた学問だけにより気にかかるし、やはり史学を選んで良かったと感じた。

    質実な印象がある中公新書にしてはトンデモ本の感がある。文春新書のラインナップの方がふさわしい様な。

    旭屋書店なんばCITY店にて購入。

    0
    2026年09月12日
  • 勝海舟と幕末外交 イギリス・ロシアの脅威に抗して

    Posted by ブクログ

    幕末の外交を史実を元に記されて、各国の思惑がわかりましたが、延々と述べられるだけで何が言いたいのかがわからない結末でした。

    0
    2019年01月21日
  • 鎖国前夜ラプソディ 惺窩と家康の「日本の大航海時代」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    そら「大胆に描き出す」とあるけど、ここまで「大胆に描き出す」とは思わないだろ、普通!
    憶測に憶測を重ね、全てを藤原惺窩に好意的に描いている。
    もはや、どこに、どこまで、資料的裏付けがあるのかさえわからない。
    「講談社選書メチエ」は以前に購入していたシリーズなので安心して買ったのだがなあ。
    藤原惺窩を褒め称える際に、知名度のある家康が使われているだけじゃねえか。

    数少ない有益情報
    ・「貿易立国島津家」の再確認(だよなあ。貿易の利。それも膨大な利を理解できていなければ、琉球を征服しようとは思わないよな。
    ・文禄の役で流れたが、秀吉からルソンへ服従を求める親書が商人の手によって届けられている!
    (こっちがもう少し早ければ、「唐入り」では無く、南海覇公ルートがあったんじゃねえの?惜しー!
    この二点については、関連書籍を探していきたいと思う。(ちょー気になる

    0
    2018年10月14日
  • 勝海舟と幕末外交 イギリス・ロシアの脅威に抗して

    Posted by ブクログ

    幕末に対馬を巡って、露英仏とどうやり合うか、幕府の中にでも、親露派、親英派がいて、また親米派もいて、誰が誰と交渉するか、それが、ロシアや中国、アメリカの状況によって、変わって行く。世界の中の日本で虎視眈々と領土が狙われていた状況をどう乗り切ったのか。それに勝海舟が深く関わっていたという。
    でもタイトルと違って、勝海舟はほとんど出てこないし、ロシアが退去した時の状況がほとんど描かれていないのにちょっと欲求不満が残りました。

    0
    2017年09月14日