あらすじ
朝鮮出兵を経て成し遂げられた徳川の天下統一。そんな、日本をはじめとする諸国が平和を希求し、新たな国家形成と国際関係をさぐる時代に現出した「日本の大航海時代」。東アジアのみならず東南アジアをも舞台に交錯する人びとの理想、理念、思想、そして政治と欲望。戦乱と「鎖国」のはざまに二つの精神の邂逅がもたらした、自由と寛容さを追求する時代の実像を大胆に描き出す。
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Posted by ブクログ
そら「大胆に描き出す」とあるけど、ここまで「大胆に描き出す」とは思わないだろ、普通!
憶測に憶測を重ね、全てを藤原惺窩に好意的に描いている。
もはや、どこに、どこまで、資料的裏付けがあるのかさえわからない。
「講談社選書メチエ」は以前に購入していたシリーズなので安心して買ったのだがなあ。
藤原惺窩を褒め称える際に、知名度のある家康が使われているだけじゃねえか。
数少ない有益情報
・「貿易立国島津家」の再確認(だよなあ。貿易の利。それも膨大な利を理解できていなければ、琉球を征服しようとは思わないよな。
・文禄の役で流れたが、秀吉からルソンへ服従を求める親書が商人の手によって届けられている!
(こっちがもう少し早ければ、「唐入り」では無く、南海覇公ルートがあったんじゃねえの?惜しー!
この二点については、関連書籍を探していきたいと思う。(ちょー気になる