【感想・ネタバレ】勝海舟と幕末外交 イギリス・ロシアの脅威に抗してのレビュー

あらすじ

幕末、日本近海ではイギリスとロシアが激突していた。クリミア戦争ではカムチャツカ半島も戦場になり、アロー戦争では清国と英仏の講和に介入したロシアが広大な領土を清国から得た。「日本の味方はどの国か」を巡って幕府内では親英・親米・親露の各派が対立。そして、ついにロシアは日本に触手を伸ばし、対馬を占領、軍事基地を築きはじめる。植民地化の危機が迫るなか、独自の知見と人脈を持つ勝海舟が動く。

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Posted by ブクログ

本書は「勝海舟を巡って」ということ一辺倒なものではない。幕末期における対蘭関係、対露関係、対米関係、対英仏関係というものや、それらの関係が錯綜した中での幕府の外交というものを、また諸外国による当時の“対日アプローチ”というようなものを考える、広く深い内容になっている。実に興味深い!!

「幕末期の日露関係」というようなことが非常に詳しく語られている本書…非常に有益だ!!

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2015年01月14日

Posted by ブクログ

幕末の外交を史実を元に記されて、各国の思惑がわかりましたが、延々と述べられるだけで何が言いたいのかがわからない結末でした。

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2019年01月21日

Posted by ブクログ

幕末に対馬を巡って、露英仏とどうやり合うか、幕府の中にでも、親露派、親英派がいて、また親米派もいて、誰が誰と交渉するか、それが、ロシアや中国、アメリカの状況によって、変わって行く。世界の中の日本で虎視眈々と領土が狙われていた状況をどう乗り切ったのか。それに勝海舟が深く関わっていたという。
でもタイトルと違って、勝海舟はほとんど出てこないし、ロシアが退去した時の状況がほとんど描かれていないのにちょっと欲求不満が残りました。

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2017年09月14日

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