大野晋のレビュー一覧
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すぐに活かせるのか難しいですが、文章の骨格を作るため、アイデアを羅列し、整理する。
そして推敲すること。
頭の中だけで組み立てないで、書き出して整理する手間を惜しまないのとが、逆に早く文章を作り上げるコツなのかもしれないと思いました。Posted by ブクログ -
日本語の文法にかんする著者の考えが比較的わかりやすく説明されている本です。
著者はまず、助詞の「は」と「が」のちがいという問題に取り組み、「既知」と「未知」という枠組みによって両者を区別するという意見を提出します。従来の研究では、「は」と「が」のそれぞれが一つの文のなかでどのような機能をもっている...続きを読むPosted by ブクログ -
「は」と「が」の違い。係り結びはなぜ発生して、また消滅したか。日本人は過去・現在・未来と直線的にはとらえていない。どうして活用形が発生したのか。などの興味のある話題が述べられている。Posted by ブクログ
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いくつか納得のいかない説明はあるものの、ほとんどが目から鱗。日本語を勉強し始めて、インターネット検索に行き詰りを感じていたところだっただけに、今回の巡り合わせはおおいにありがたい。Posted by ブクログ
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本をよく読むようになって、おかしな文章に違和感を持つようになった今、これを読んで、何がどうしておかしいのか、理解できるようになった。「味は口と未の組み合わせで、未は~」などの説明に、日本語のひとつひとつの単語に意味があることを気づかされた。Posted by ブクログ
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日本語は天然自然に伝わるものではなく、
伝えたいことを正確に伝えるためには、一義的な日本語を使わなければならない。
仕事でも行きてく上でも読んでおきたい一冊です。ハとかガの意味なんて、初めて考えました。
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#2017年35冊目Posted by ブクログ -
日本語について何か本を読もうとすると、この人の本は、一度は読むことになると思う。
その人の自叙伝的内容の本書は、日本語に限らず、学問に対する心構えを学ぶのにもとても良い。Posted by ブクログ -
大野晋先生の切り口は面白い。
「もののあはれ」、「ものさびし」、「ものいひ」などの「もの」の付く古語の意味を正確につかむために、「もの」という言葉にスポットをあてて突き詰めていく。
現代では、「もの」と言われれば、「物体」としての「もの」くらいしか思い浮かばない。
しかしながら考えてみると現代でも、...続きを読むPosted by ブクログ -
ちょこちょこ読んでいてやっと読み終わった!!やっぱり回答者の方すごいなあ。日本語の歴史というか、言葉の流れについて考えさせられました。これは◯、これは×、と単純に答えているのじゃないところがやっぱり一番良いなあと。Posted by ブクログ
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春の うきうきした感じを言ふためにこれを出した。それからすればこれは納得できる訳だと思ふ。では、大野晋編著「古典基礎語の世界 源氏物語のもののあはれ」(角 川文庫)にどうあるか。結論だけ記せば、「『源氏物語』以前のモノノアハレは専ら『人の世のさ だめのあわれさ』に限られていた。ところが『源氏物語』で...続きを読むPosted by ブクログ