ジャッキー・ヒギンズのレビュー一覧

  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    ネタバレ

    動物が持っている感覚を調べることで人間との同一性や違いを解説する。五感だけでなく12の感覚を持つとも考えられているとのこと。時間感覚や方向感覚、平衡感覚、身体感覚など、言葉として◯◯感覚というものがあるものは認識されている感覚だが、まだ言葉になっていない感覚もたくさんあるかもしれない。そんな生物の感覚機能に驚きを感じた。そして人間の感覚機能って実はすごいものだとも驚いた。

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    2025年12月06日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    学生の時、人間には5つの感覚(視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚)があると教わった。
    第6感としてテレパシーのような不思議な能力も話題になってきた。

    だから、12の感覚って何?というのが最初に抱く興味。
    内耳は音を感じる以外に平衡感覚を感じているし、筋肉は自分の身体が何処にあるかを知らせる役割も持っている。
    他にも正義感、罪悪感、喪失感など、いろいろな感覚を定義することはできる。

    ただ「感覚とは何か」が定義されていないので、感覚の数を数えることに科学的意味はない。
    本書の原書のタイトルにも12という数値は入っていない。
    時間感覚や方向感覚といったテーマで12章に分けて書かれているので「12の感覚」としただけと推測される。

    書かれていることは興味深く、知らなかったことが沢山出てくるので面白い。
    だが、文字だけで400ページぎっしり書かれた本なので、じっくり読むにはしんどい。


    盲目の生物は沢山いる、嗅覚の乏しい生物も多くいる。
    しかし聴覚のない生物は見つからないと聞くと「おー、そうなんだ」と思ってしまう。
    まあ、終始こんな感じで読み進めた。

    イヌやゾウの嗅覚は凄いと聞くが、人間だって動物の中では割と嗅覚が良い部類らしい。
    そして、嗅覚も2つの鼻孔で匂い発生源の立体的な位置を判断している。
    目や耳と同じで鼻も2つの情報を比較している。

    視覚、聴覚、嗅覚など、それぞれの感覚の受容体の種類と量が必要だが、情報の違いを区別して認識する脳機能も重要だ。
    どちらも欠如しているものがあればそれは認識されない。


    ウサイン・ボルトは100mを9.58秒で走った。チータは100mを5.95秒で走る。
    チータは加速・減速の身体能力が凄いが、その能力は直進時も方向転換時も変わらない。
    これは平衡感覚がとても優れており、身体バランスの調整能力が凄いことを示している。
    走る時には頭の上下動もなく、そのため獲物を捕らえる視点も動かない。

    人は走るのは遅いが二足歩行をするために平衡感覚は優れているそうだ。


    方向感覚といえば渡り鳥。
    全く特徴のない海の上を進行方向を間違えずに飛び続けられるのはなぜ?

    昔、人が海を航海するときは空(星や太陽)を見て進路を決めていた。
    渡り鳥もそうだろうという仮説もあったが、調査が進み、雲って空が見えなくても正しい方向に飛び続けることがわかった。
    そこで、磁場を感じ取る磁覚を持っているのでは?という説が有力になっている。

    磁気感覚は人が持っていないこともあり、感覚器官がまだ特定されていない。
    鳥の優れた視力を考慮して、目で磁場を見ている?という仮説も生まれている。
    今鳥たちの方向感覚の狂いを観測することが増えてきているそうだ。
    原因は人で、人間が人工的に電磁波を創り出して地球規模で利用しているからだ。


    最後の12章の「マダコと人間の身体感覚」はとても面白かった。
    私は、人間の科学技術はまだまだで、アリと同サイズで同等機能のロボットが作れないじゃないかと良く思う。
    これはアリの小さなサイズがロボット化を困難にしている要因だ。

    だがサイズ的には大きくても、タコのロボットを作るのはもっと難しそうだ。
    タコには骨格がなく、その動きは複雑極まり、自由自在に体型も変えられる。
    タコ型ロボットのイメージは、ターミネータに出てくる自由に形を変えられる液体金属ロボット。
    今の科学では骨格の無いロボットを作るのは無理っぽい。

    タコは人間の3歳児並の知能があると言われ、知能レベルはイヌやネコに近くイルカより賢いとされている。
    鏡に映る自分を認識したり、道具を使ったり、ビンの蓋を回して開けて中身を手に入れたりする。
    タコとヒトを無理矢理比べようとしているが、タコの持つ能力はまだまだ分からない事が多いんだなと思った。

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    2025年11月26日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    「特別な人」について書かれている。
    例えば痛みを感じない人。いつも熱さを感じている人。この本のもうひとつのテーマは、普通でない感覚があったりなかったりしている人達について知ることができる。そして、理解のない社会に対しての問題提起でもある。

    動物についてなら、驚いたり興味を持ったりしてこうして本を手に取る。それだけではなく、そこから人間、人に対しての理解が進むこともできるこの本は良書だといえる。まさに何かを感じる感覚からそう思い、感想を書き記す行動しているのではないか。

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    2025年10月31日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    触覚、快楽と痛み、平衡感覚、身体感覚は特に面白かった。
    全体的にはサラッと、軽く触れているものばかりで、もっと深掘りして知りたい人には物足りないと思うけど、導入にはいいのかも。

    タコの話は別で本を借りたので、それをじっくり読もうかな〜。

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    2026年05月23日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    四色型色覚者すげぇ!かっちぇー!
    白って200色あんねんどころの騒ぎじゃないじゃん
    コンチェッタ・アンティコさん

    日本の病理学者「刺青博士」福士政一博士
    人間の皮膚を丸ごと剥いで保存した…!

    日本人の先生が何人か出てきてうれしい

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    2026年05月17日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    痛覚と快感は一つの間隔の裏表で、触覚は自他の境界を確立する重要な感覚でもある。他人の体に触れる事をタブー視する近年の文化は危うさを孕んでいるとの指摘は興味深い。
    他にもフェロモンを扱ったパート等に特徴的だが、どの章も人間と動物の感覚の近似を取り上げているので、人の理性や知能を強調して自然な(=動物的な)人間観から離脱することが正しい進化であると考えるような社会学的意見(人間は誰しも男性と女性の間を自由に行き来できるというような世界観)へのカウンターとしての切り口を提示することになる。実際、フェロモンを巡る研究では露骨な政治的批判さえ珍しくないようだ。学問の自由とはどうあるべきかとの論点も浮上する。
    タコの身体感覚では、手足が独立した意識を持ち動き回る感覚はどのように意識されるのか、という難問にぶつかる。
    犬のよりも人間の嗅覚の方が優れている部分もある等、驚くべき近年の発見も紹介されており刺激的である。

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    2026年04月03日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    生物が持つ、「五感」どころではない感覚についての研究と人間への応用について、一般人向けに解説したような本。
    専門的な内容を、専門用語を交えつつも、
    読みやすく説明している。全体のボリュームはあるが、興味のある章だけ読むことも可能で、全部読まなくても生命の神秘を感じることはできる。
    文章は390ページあり、注と出典だけで40ページ近くある。翻訳本としてはだいぶ読みやすい気はするが、説明文の類いに慣れていない人には見た目の圧が強そうだ。

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    2026年03月09日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    巻末の引用の量がすごい

    - ハイライト1
    雨は、あらゆるものの輪郭を浮き彫りにする。それまで見えなかったものに色のついた毛布をかけるのだ。断続的で切れ切れだった世界の代わりに、絶え間なく降り注ぐ雨が、連続的な音響空間を作り出す……いつもは私が触れない限りベールで覆われている世界が、突如、自ら私の前に姿を表すのだ

    - ハイライト2
    - ムスクはサンスクリット語で「睾丸」を意味する言葉
    - ヒマラヤのジャコウジカの香嚢(こうのう)という分泌腺から取る物質

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    2026年02月12日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    丁度モンハナシャコについてテレビで観て僅かに知っていたこともあり、思い出しながら読み進めることが出来た。
    また、痛覚については久坂部 羊の無痛症に関する本を思い出しながら読んだ。

    興味がある人達には人間との比較や人種や病気のことなど掘り下げた話があり楽しく読めると思う。

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    2026年01月17日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    一般的に人間の感覚というと五感となる
    本日では12の超感覚について紹介されている
    確かに、方向感覚や、フェロモンや、時間感覚など、様々な感覚が存在する
    学者によると20や30種類くらいの感覚があるとも言われているらしい
    特にフェロモンの章は興味深かった
    誰にでも好まれる匂いを作るのは難しいのかもしれないが、おる特定の人に好まれる匂いというのは確実に存在するとのこと
    匂いだけの恋活を試みたりという面白い実験がされているのも興味深かった

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    2025年10月22日