ナビッド・モディリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ僧侶になるまでの生活、僧侶としての生活、僧侶から俗世間へ戻ってからの生活、病に侵されてからの生活。1人の人間の半生を描いた本です。
まず全体を通して強く受けた印象として、俗世間から離れた世界で僧侶として仏教の戒律を守り、即物的な快楽に溺れることなく過ごす雲の上のような存在でありながらも、人を愛する心が強く、こんなに人間味に溢れた人がいるだろうか、という事でした。
私には想像もつかない、いわゆる一般的には経験することのない世界を生きてきた人だと思いますが、それぞれの境地における心情やそこで得た知恵を余すことなく、これでもかという程に、読者へ優しく諭すように与えてくれる本でした。
とりわけ特 -
Posted by ブクログ
タイトルと表紙のイラストに惹かれてこの本を手に取った。私は人と衝突したとき、「自分が間違ってるかも」と折れやすいタイプなので、この本から得られることがあるかわからなかった。
けれど、実際に読んでみると、自分の頭の中の声を疑うべきときは他人と衝突した時だけでなく、自分自身を否定して傷つける声もまた疑うべきだと説かれていた。そしてどのような思考によってそれをできるようにするのかも。
著者とは全く違う人生を歩んでいるけど、一度は感じたことのある怒り、悲しみ、戸惑い、不安などが鮮明に書かれていて、そのような苦しみにどう対処したら良いのかが寄り添うように書かれていると感じた。
本を読み進める中で -
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Posted by ブクログ
深淵な森のなかでうずくまっている男性の絵と、「私が間違っているかもしれない」というタイトルに惹かれて拝読。
誰かの懺悔をつらつらと読み進めるのかと思いきや、内容は全く違っていた。
教えがいっぱい詰まっていた。
巷でベストセラーとなっているメンタル啓発本をいくつか読むよりも、この本一冊で事足りる気がする。
スウェーデン出身の、輝かしいキャリアを積んでいた20代の著者が、ある時期を境にタイのジャングルで森林派の仏教僧侶として生活を初める。
17年間の僧侶生活を引退後、母国スウェーデンに戻って社会復帰しようとするが、厳しい現実に直面してうつ状態となる。その後、家族の支えもあり、生きる道を見つけてい -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「私が間違っているかもしれない」
他人の言動に対する受け取り方として感情的に受け取りがちで、客観的事実ではないことを言い聞かせるために、「私が間違っているかもしれない」と心の中で唱えることは自分自身のためになる。
また、過去や未来について思考しがちなので、現在に集中して思考する。そのための手段として、瞑想はとても有効だなと感じる。
よく真面目すぎると言われることが多く、それによる生きづらさを感じることも多い。
だから、「自分が見ている」という言葉で真面目すぎる自分の生き方を肯定してもらえたような気がして、とても救われた気持ちになった。
他人からの評価や見られ方、面白みではなく、私自身が私を -
Posted by ブクログ
◯ 自分自身のことも、他人のことも、嫌いにならないように努める(237p)
◯ 私たちはお互いに永遠に一緒にはいられない。(中略)このことを心に留めておくと、他人や人生に接する方法は、1つしかないことがわかる--優しく、大切にすることだ。(307p)
◯ 相手から切り出されるのを待っていては、あなたはいつまで経っても赦し、和解し、前に進むことができなくなる。(311p)
◯他人に感謝の気持ちを伝えることが重要になってきた。人は、自分がどれくらい周りの人に感謝されているかをよくわかっていないものだ。(323p)
★エリートビジネスパーソンがすべてを捨て、厳格な戒律を守る僧侶になった。簡単 -
Posted by ブクログ
エリートサラリーマンだった著者が、天命を受けたかのように突然タイの仏僧になる話。
この著者がとにかく俗っぽくて、親近感が湧く。
瞑想してても雑念だらけだし、17年間の修業のうち割と時間が経っても長時間の瞑想も眠ってしまうし、結構頻繁にイライラもするし、寺に来たタイ航空のCAに興奮するし、移った寺で尼さんがいるのに感動するし。読んでて笑ってしまうぐらい、普通の人。
だからこそ、そこで共有される知見がスッと入ってくるのかもしれない。
私は間違っているかもしれない、そのスタンスで人に接していく。簡単なようで、とても難しい。
状況は何も良くならないし、不幸なだけのこともあるし、相手が理不尽なこと -