平野雅章のレビュー一覧

  • 江戸・食の履歴書(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    知識の宝庫!
    和食が世界遺産に登録されたのも、上方に連綿と続いた歴史ある食と並んで、食いしんぼう江戸人たちの、美味しいものを求める飽くなき情熱があったからこそではないか、そう思えます。

    そして、現代の我々が食べているもの…
    特別な時のお膳や、食べ歩きグルメ、B級からご当地グルメまで、ほとんどが江戸時代にすでにあったというのはすごい。

    それというのも、戦国の世が終わって、安心・安定した暮らしが出来るようになったからでしょうね。
    徳川サンに感謝しないとね?

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    2016年10月09日
  • 旬の味手控帖

    Posted by ブクログ

    献立に行き詰まったときの備忘録がわり。季節に季節のものを食べる、シンプルな幸せを思いだします。見開きに一つ、春夏秋冬の旬の食材について調理、歴史、栄養効能を句も織りまぜ簡潔に述べた文章は、郵政省の機関誌に掲載されたもの。食べ方としては五行ほどに簡単にまとめてあるだけなので、料理がまったくの初めてという人には不向き。ああこんなのもあった、と子供の時分に食べたのを思いだし作ったり、母親に聞いたり、という使い方。外食派なら割烹で頼むのも手です。

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    2009年10月04日