天堂里砂のレビュー一覧
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同じ時間軸の中で、それぞれの思いや葛藤を丁寧になぞっていくような作品。
多崎さんの好きなところは、脇役がいないところ。
物語の派手さよりも登場人物の心情に重きをおいているから、合わない人もいるかもしれないけど、個人的にはとても好き。
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友人に誘われて行ったハイキングで、うっかり何かを
踏み壊してしまった次の日、主人公は女になっていた。
連続短編3話、ですが、ものすごく明るいというか
前向きというか、それでいいのか!? な家族です。
主人公本人も、それ振られてるよね? なのに
望みがある! と筋肉マッチョに頑張ってますし。
3話...続きを読むPosted by ブクログ -
妖怪部にしつこく勧誘される彼に、先輩は囁いた。
曰く、視えるだろう?
中編2本で、囁いた先輩がどういう人なのかも分かります。
しかし妖怪大好き同級生はすごい…。
これだけスルーするのも、好きなものを追いかけるのも。
大概の人が通る葛藤が1話目。
向き合い始めたとたん、な2話目。
自分が欲するもの...続きを読むPosted by ブクログ -
こ・・・、怖かったよ・・・?
結構バリバリのオカルトファンタジーやったよ。
だって、怪我をした神宮寺さん(しかも結構な重症ぽい)を治療するために来た久美さんは、
「木綿糸でざくざく縫う」
ねんで!?
傷口を縫い合わせるって、ブラックジャックか!!
治療方法が昔すぎるわ!!
・・・イヤ、怖いのは...続きを読むPosted by ブクログ -
前半の流れに、ちょっとこれは好みから外れてしまうかなーと思ったものの、謎の二人組の過去が明かされるあたりから結構面白くなってきました。続刊に期待。
あと、イラストがいいねw この方はイラストレーターに恵まれているなぁ。このレーベルはその差が激しいな、って思うことが。Posted by ブクログ -
穂月も成長したし、虎太郎も過去のわだかまりから抜け出せたし、もちろんラスボスはあの人だし。
やっぱりハッピーエンドで、いろいろ丸く収まったけれど、うまく収まりすぎという気がしなくもない。
内省と戦い、静と動にもっと落差があったら、もう少し楽しかったのかなとか思う。
また、新しいシリーズに期待したい。Posted by ブクログ -
穂月にもやっと自立の兆しが…。
しかし、そのことに対する虎太郎の反応が意外だった。
穂月の祖先の陰陽師と虎太郎の出会いの話も、少し物悲しさもありつつ、心温まる話でよかった。Posted by ブクログ -
一応、丸くは収まったかな?
パパッと読めちゃう軽いものでした。
物足りない・・・・
最終巻としてはもうちょっと濃いのが欲しかったです。Posted by ブクログ -
楽に読める。謎って言っちゃえばそうなのかも知れないが、とりあえずこれまでのモヤモヤをなんとかつなぎ合わせて、つじつまを合わせた感じ。
主人公の動きは相変わらず無鉄砲であり、行き当たりばったり感があるが、なんとか落ち着くところに落ち着かせている。
著者があえて意図したのかもしれないが、いつでも続編を作...続きを読むPosted by ブクログ -
完結編?
とりあえず、これまでの問題に片を付けただけ。
大団円を目指していたのだろうけれども、なんとな尻つぼみで、流れで強引に終わらせた感じ。
本筋だけシャンシャンと終わらせた感が・・・
続編を書きたいのかもしれないけれど、読み終わって「だから何っ?!」とツッコミを入れたくなった。Posted by ブクログ -
虎太郎がウチに来た理由、過去編が短編で入ってて良かった!
ずっと穂月と仲良しなお話が読みたい。
特に急展開なことも無かったし、パワーアップなことも無かったので、虎太郎の巻な感じかなPosted by ブクログ -
商店街の何でも屋としてほそぼそと生活している引きこもりの半人前陰陽師穂月。
ドSな陰陽師とあるが、どうもわがままなお子ちゃまが周りに当たり散らしているようにしか見えなかった。
なにか過去の事件が原因で引きこもりになったようなので、それがわかれば共感できるのだろうか?
鏡ヶ原遺聞がおもしろかったので、...続きを読むPosted by ブクログ -
アカを舐める妖怪がイラストがあることによっていい意味で気味悪さMAX(笑)
お話しに出てくる妖怪がかわいかったです。Posted by ブクログ -
結構最初からだいたいの展開は分かってしまうのですが、
キャラクターが好みで、最後まであっという間に読んでしまいました。
主人公の父親に関してのもやもやは解決したようだけれど、
母親に関しては今後も関係してくるのかな?Posted by ブクログ -
木霊とイモリが可愛すぎる。とってもキャラが濃い妖怪たち秀一のやりとりが面白い。軽い読書にはピッタリ。Posted by ブクログ
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夢の上1に続き2。一つの物語軸を複数の人に分けて語るというのは何も目新しいことではない。
それは複雑に絡み合った話であればあるほど、面白みをますものだろうというのも分かる。
しかしこのお話は若干シンプルな物語軸であるのに面白い。それは多分キャラクターの個性が強く、そのキャラクターの目線が話仕事に異な...続きを読むPosted by ブクログ