白石正明のレビュー一覧

  • ケアと編集

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    とてもよかった。精神科看護に携わる者として、読まねばならぬ本だった。文字で見ると本当にありえない酷いことだと思うけれど、つい人を変えようとしてしまいがち。幸せであってほしい、が社会に適応できたら幸せなはず、になり、社会適応できるようにと相手を変えようとしてしまう。摂食障害を否定はしないけれど、どこか自分の中でも悪いこと、修正させなければ、との思いが湧いてきてしまう。向谷地さん、発想がすごいな、包容力が桁違いだなと思う。べてるの家のことは知っていたけど、実に表面的にしか知らずにいた。この本を読んで、読まねばならない本が増えた。あとで、リストアップしなければ。
    本の評価は星5つなのだが、自分への反

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    2025年07月11日
  • ケアと編集

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    “同じ“〝質〟の上にあるけれど、〝量〟が違うからこそ大変なのに、そこは軽くとらえられて 「自分にもある」で終わってしまう。質的に近いと、量の問題が無視されてしまう。しかし当事者の日常生活の困難は、なによりその「量の違い」に大きく左右されているのだから、結果として具体的な困難がうまく伝わらないことになる。
    「わかるからこそ、わからない」――発達障害者の「わかられにくさ」には、単純にわからないという問題と、「共感されるけれど正しく理解されない」というこの問題のように、いくつかのレベルがあるように思う。”(p.154)



    “成長という言葉も、教育という言葉も〝善きもの〟とされているが、「現在のま

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    2025年07月04日
  • ケアと編集

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    面白かったー!まだまだ読んだことないシリーズケアをひらく本はあるので、少しずつ手に取りたい気持ち…。
    自分は現在を刹那を大切にしたいと思っているし、進歩観的な価値観・時間に対して疑義を持つようにしているけれど、それでもそういったものに縛られているのも事実で、それに限界も感じたし、自分がドツボにハマっていることも気づいてはいたけれど、どうしようかと思っていた。友人に何を言われても素直に受け取れなかったのに、本という媒体を通して受け取れてうれしい。良かったです、今このタイミングで読めて。

    「信じる」問題は扱いがむずかしい。普通は「信じる/信じない」の二項対立となって埒が明かない。ふしぎなのは、信

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    2025年06月15日
  • ケアと編集

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    ケアに関する書籍は多いが、そういった書籍を手掛けてきた有名編集者が過去の担当書籍をふりかえりながら、ケアと編集を記した内容。朝日新聞などメディアで知った方も多いかもしれない。

    個人が前面に出ることも多い、ビジネス書などの編集者のノウハウ書が多いが、専門書の編集者のものは貴重だと思う。

    編集も、文章の編集だけではなく、いろいろな仕事やプライベートのアレンジにも応用できることと思うが、ケアを類書と違った視点で読みたい人にはマッチするかもしれない。

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    2025年05月06日
  • ケアと編集

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    話があちこちにいくので内容はまとめにくいけど、医療・福祉系の雑誌編集者だった著者が、これまで出会った人々や学びを分かりやすく伝えてくれる本。

    精神科領域で働いている人なら誰もが知っている"べてるの家"。そこでの取り組みや、それがなぜケアとなっているのかなどを著者なりに検討している。

    科学から発展してきた医療に対して、福祉やケアにおいては、科学的なものだけでなく、障害をどのように捉え直すかなどのいわゆる編集的な視点が必要であると述べている。

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    2026年03月07日
  • ケアと編集

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    看護・介護の本をたくさん手がけてきた
    編集者さんが書いた本です。

    べてるの家の話が興味深かった。
    前に読んだことのある
    『弱いロボット』のことも書かれていて
    そこから派生した話の中の
    「依存症の人は依存が足りない」という
    部分が興味深い。

    うーん、なるほど確かに…。
    あれもやりたい、これもやりたいで
    ひとつにのめりこまないようにすれば
    広く浅く、依存症までいかなくてすむ?

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    2025年11月06日
  • ケアと編集

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    ノンフィクションでおすすめされていた記事を読んで。
    ケアをひらくのシリーズの編集者さんだったのか。なんで岩波新書?と思っていたが、あとがきを読んで納得。むしろ、ずっと残るだろうから単行本よりも正解かもしれない。

    様々な価値観のあるジャンルで、自分なりに都度咀嚼して見解を綴れる人がそもそもすごいと思う。
    本も映画も飲食店ですら、口コミを見て、引っ張られてしまうことも多い。すごくいいなと思った本でも、酷評されていたら、モゴモゴと仲間内にしか勧められないこともある。

    とりあえず、ケアをひらくで読めていなかった「逝かない身体」を読んでみたいと思った。ALSの方の話がこわくて辛そうでこれまで読めなか

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    2025年10月14日
  • ケアと編集

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    弱いロボット

    弱いからこそ、なめらかに足をすべらせることができる。

    心を開くということがどういうことか、自立とは、依存先を増やすこと、という言葉が感覚的に掴めるような内容でとてもよかった。

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    2025年09月26日
  • ケアと編集

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    文章が少々冗長に感じた。が、ケアをひらくシリーズの各本の解説は面白く、『逝かない身体』は絶対買ってみようと思った。『あらゆることは今起こる』も読みたい。

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    2025年06月08日